縄文時代

2013年06月19日

うろこ雲便りNo.11:「ほたる」と「つきよ」

『じゃんけんで負けて蛍に 生まれたの』(池田澄子)


「えへへ~f(^^;」という声が聞こえてくるような、なんか不思議な俳句ではありますが、むし暑い中、ホタル鑑賞のポスターなどを見ると、ちょっとさわやかな気持ちに……そういうワケではありませんが、今日の一冊は『穂足のチカラ』にしてみました。「幼稚園児の“ほたる”クンが不思議な予知能力で家族の危機を救う!?」みたいなかんじなのか?まだ読みはじめたばかりなのでわかりませんが(笑)


穂足くんのおばあちゃんは名前を月代(つきよ)といって、旧姓は中秋(なかたき)。「仲秋の名月」で綺麗な名前だったのに、結婚した相手の名字が「海野」だったのがまさしく“うんのつき”だったのかイイコトがない毎日らしい…そうか“はらまき”ちゃんや“みずたまり”ちゃん以外にも「あぅ~(ToT)」になる可能性の名前ってあるんだ…とへんなことに感心してしまったワタクシです(--;)


池田さんの作品に話を戻しますが『戦場に近眼はいくつ飛んだ』というのもありました。父上と叔父上は近眼で、戦場に行く時に眼鏡をいくつか持っていったらしいです。あと生きるたくましさ、母なる大地を感じるこの句も好きです。


『人類の旬の土偶のおっぱいよ』


池田さんは「土偶の胸とお尻は、生命力を表している。その生命力を私は言葉で具象化したいと思っていた」と言われたそうですが、縄文時代のものなどそうですよね。今はメタボでひっかかる私も縄文時代に暮らしていたらモテモテの「縄文ビーナス」になれたかも~。出来れば「父の日」までに知りたかった一句ですな(笑)


さてさて~台風の影響なのか、風がとても強いです。23日はスーパームーンとか聞きましたが(いつもより月が大きく見える)お天気はどうなるでしょうか?今日は最後も俳句で締めたいと思います。


『月の道子の言葉掌に置くごとし』(飯田龍太)




rohengram799 at 11:55|PermalinkComments(3)

2013年03月22日

らくだ雲便りNo.36:むらぎもの

今日はあたたかいですね~風がないので、ちょっと歩くと汗ばむ感じ。近くの中学校のグランドからは体育会系の部活の雄叫び(笑)が聞こえ、ハクモクレンやコブシ、レンギョウなどが咲き、チョウチョも飛んで…春ですなぁ。



『むらぎもの心楽しも春の日に鳥のむらがり遊ぶを見れば』(良寛)


良寛さまも鳥たちが集まりエサを探したりバサバサしているのを見て春を実感、喜ばれているご様子。『むらぎもの心さへにぞ失せにける夜ひるいはず風の吹ければ』という昼夜冷たい風に心も寒々としていた時期を乗り越えての春ウララ♪ってどちらが先に出来た句かは知りませんが(-_-;)



ところで「むらぎもの」という言葉を皆さまはご存じでしたか?私は「貢ぎ物」みたいに「むらぎ・もの」で切れる言葉なのか?などと最初は思っていたのですが(バカ丸出し!!)「むらぎも」は「群肝」、昔は臓腑に心が宿ると考えたことから、「心」にかかる枕詞なんだそうです。枕詞なんて「あおによし」とか「たらちね」くらいしか浮かばないワタクシ、50年近く生きてきて初めて知りました!!


「臓腑に心が宿る」…昔は「心=脳」みたいな考えはなかったのですね。まぁ今も臓器移植をしても心臓が記憶しているという小説とかあるくらいですし、実際あっても不思議ではない気がします。



昔といえば、今日『縄文美術館』という写真集みたいなのを立ち読みしました。表紙が<石のアンパンマン>みたいで興味深く(笑)よく教科書で見た縄模様の土器だけでなく、笑っている顔とかヴィーナス的な像とかイノシシやクマなどいろいろあって、楽しい(*^^*)


一番「人間って変わらないなぁ~」と思ったのは手形・足形を残していること。ちゃんと焼き物なんですが、子どものもありました。ぎゅう~と握った棒みたいなのとか、歯形まで!!「赤ちゃんに土(粘土?)食わせたんかい!!」と縄文人にツッコミをいれてしまいましたが、記念に残したかったんでしょうか?足のサイズ23.5のも残っていました。「かわく前のコンクリートに足跡つけちゃった!!」みたいで笑えました(^.^)



『むらぎもの心牡丹に似たるかな』(松瀬青々)


日々、別の宇宙をさ迷うワタクシの心は花に例えたら何かしら?…深く考えないようにしようっと(°°)ノ°




rohengram799 at 17:00|PermalinkComments(8)
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