罪の余白

2015年06月06日

草雲便りNo.6:シャイですか…( ̄~ ̄;)

昨日は今年映画公開が予定されている、芦沢 央さんの『罪の余白』を読みました。タイトルと表紙にひかれて買ったのですが(角川文庫)これは……たまらん!エロい意味でなく、続きが気になって仕方ない一冊でした~今年一番かも!!


あらすじはWikipediaから……一人娘の安藤加奈が高校のベランダから転落死した――大学で心理学の講師をしていた安藤聡は、ある日突然そんな報せを受ける。事故と自殺の両面で調べを進めているという警察の言葉に愕然とする安藤。一体、娘の身に何が起きたのか、自分はなぜ娘の思いに気づくことができなかったのか。自分を責める毎日を送っていた安藤の元に現れたのは、娘のクラスメイトの少女だった。 少女に「加奈は遺書や日記を残していなかったんですか」と尋ねられ、そのまま二人で加奈の日記を探すことになるが、実はこの少女は加奈を死に追いやった人間の一人木場咲だった。 娘の日記を呼んで真実の一端を知り、娘の復讐を心に誓う安藤と、証拠隠滅に奔走する咲。やがて二人は、互いに真意を隠したまま心理戦を展開していく。


咲は知能犯というより、私だけが一番!的なところがあり、芸能界デビューした時に黒歴史なんて掘り返されてたまるか!で「きれいで可愛くて頭がよくて誰にでも優しい」をずっと演じてきた女の子。そして腰巾着的に彼女の側にいる真帆の存在も別に特別な女の子ではなくて、こんな風に憧れている咲に嫌われたくない、親友は私だけって言ってほしい、というのもわかる……。亡くなった加奈がベランダからおちていく時の気持ちも「なんでこんなことになっているの?」って一番自分が信じられなかったと思う……。映画化、ちょっと期待しています!!



さてさて……わざわざ「余白」の意味を検索することはなかったのですが、ナニかオモシロイことはないかしらん?とケータイをカチカチしていたら『婚ひ文』という文字を発見~「よばいふみ」と読みます。「夜這い」の文字しか知らない私は……ナニ、これ(;゜∇゜) 意味は「求婚の手紙。恋文。」のこと。


よばい【夜這い/婚い】は呼ばふ」の連用形からきた言葉。男が求婚をし,女の許(もと)に通うこと。男が女の所に通う婚姻形式が一般でしたが、のち嫁入り婚が当たり前になると、これは不道徳なものと考えられるようになって「夜這い」というどこかイケナイものになったようです。「よばい星」は「流れ星」のことらしいですが、現代ではちょっとイメージが悪いですね(;´д`)



6月はジューンブライド、ウェディング関係のお仕事をされている方々は大忙しかしらと思います。『ジミ婚』とか『ハデ婚』とか今まで聞いたことがありますが『シャイ婚(謝意婚)』は初めて聞きました……( ̄O ̄; なんでも再婚や高齢者同士など「シャイ」な理由で結婚式に対してちょっと……と思うけれどまわりの皆さまに「謝意(感謝の気持ち)」を伝えたい……という意味らしいです。内輪でのお披露目パーティのことですよね? 最初「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝り倒す結婚式って何だよ('_'?)と思っていました。なんかおめでたさが感じられない……祝福してくれた皆さま、ごめんなさい、私たちお別れします……の離婚式みたいだ……と思ったワタクシは心がぬかるんでいるでしょうか( ̄~ ̄;)



皆さまはさわやかな雨上がりのような土曜日をお過ごし下さいませ(・ω・)ノ





rohengram799 at 12:17コメント(14) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ