美貌の果実

2014年01月07日

にじ雲便りNo.6:おやぢのカジツ

『日の暮のとろりと伸びし松納』(福田甲子雄)


「松納(まつおさめ)」なんてはじめて聞いた言葉! 門松を取り払うことだそうで、江戸では6日、京大阪では14日に納めたそうです。最初聞いた時には、マツコ・デラックスを押し入れに閉じ込めようとしている光景が浮かび、ヘンな笑い声をもらしてしまいました←不審者! 伊達藩では4日に取って「仙台様の四日門松」と言われたそうですね。「いつまでも正月気分では藩内がたるんでしまう(`Δ´)」という伊達家の方針でしょうか……ちょっと気の毒。


さてさて、昨日は1日以来の休みだったワタクシ、初詣じゃ!ということで葛飾・柴又にお出掛けしてきました。しかし、まだまだ混雑している~ケータイで写真を撮ろうとしても、知らない老若男女が入りまくり!まるで私が寅さん像の前に立つオッサンの姿をカシャカシャしているみたいになっちゃう((T_T))……ので駅前や帝釈天の写真はありません。「衛生局退職者慰安会」とかいう旗を持ったオジサングループもいました。まぁテレビや雑誌などで見る機会はたくさんあると思いますので(^^;) 


1時前くらいに着いたのですが、どうにか帝釈天にたどり着きお参りして、《とらや》さんで食事をしました。こちらも混雑しています~2階席に案内されましたが、階段がまた狭くて急傾斜な昔懐かしの階段!手すりがあっても降りる時にはカクカクでしたわ(~_~;)  

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食べたのは「おかめそば」です。おつゆが……これでもか!というくらいに濃い!ちょっと配分間違えていないですか?と思うくらいです。飲み干す以前の問題…!江戸っ子はアレが当たり前なのかしらん?身体に悪すぎる~!食券を買うとは知らず、おねぇさんを呼んだりして恥ずかしかったワタクシですが、まわりは母親世代のグループやイッパイ飲んでご機嫌なオッサンたちなので、そんなことに関心はない!! 一緒に読みかけの『あなたの猫、お預かりします』(蒼井上鷹)を写しました。あ、おかめそばの値段は700円でした。……高くないですか?天ぷらそば900円でしたけど(笑)


駅前のお店の方々は皆さん、参拝客・観光客なれしているというのか、サバサバしているというのか……少し路地に入ると冬休み中の子どもたちが遊んでいて、懐かしい風景でありました。


今回は、柴又に行った!寅さん像を見た!くらいでアッサリ終わってしまいましたが、あたたかくなったらもっとゆっくりちゃんと計画をたてて出掛けたいです( ̄▽ ̄;)


昨日の七草粥の話の続きではありませんが、長野県飯田地方では七種粥を作ると、柿・梅・梨など実の生(な)る樹木に包丁で粥を塗りつけて「生るか生らんか、生らんと切るぞよ!切るぞよ!」と繰り返し唱えながら包丁で木の幹をたたいて回ったそうです。これは「成木(なりき)責め」という予祝行事の1つ。秋の豊作を約束させるおまじない行事なんだとか。お粥をぬりたくられ、たたかれ、言葉責め……なんかイケナイ大人の世界を連想してしまうのは、ワタクシが「おやぢ」だからでしょうか(///∇///)


タイトルにある「カジツ」は禁断の果実であり、よき日・おめでたく縁起のよい日の「佳日」「嘉日」であり……秋にはワタクシもたくさんの「備忘の過日」の実をたくさんつけているかもしれません(^◇^)



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rohengram799 at 09:41コメント(9) 

2010年09月13日

ひつじ雲便り208:巨峰が届きました…のはずが(-.-)

実家から巨峰が3箱、全部で約6キロ届きました。ありがたいことですが、ウチはほとんどたべないので、あちこちにお裾分けです!!ぶどう狩りシーズンにもなりますが、ぶどう狩りの最初は福岡の田主丸というところなんだそうですね。


《田主丸ぶどう狩り》
http://tanushimaru-budougari.com/en_pages/en53_kuradomi.html


ぶどうというと、川原泉さんの漫画『美貌の果実』を思い出すオタッキーな私。単行本には、『愚者の楽園』『大地の貴族』という、農業系の話が載っています。サブタイトルがそれぞれ「8月はとぼけてる」「9月はなごんでる」「10月はゆがんでる」…1ヶ月早くゆがみの季節がきちゃいました(笑)花とゆめコミックスだと『架空の森』という短編も同時収録されていますが、こちらもオススメですぅ~って、結局漫画の話でした!!





rohengram799 at 09:25コメント(5) 
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