2020年04月17日

鎮月雲便りNo.17:善知鳥(うとう)

読書メーターをチェックしていて変わったタイトルの本を見つけました。


善知鳥(うとう) (河出文庫―文芸コレクション) >> https://bookmeter.com/books/436066


コレは本当にいる鳥なのか? いるとしたらどんな鳥なのか? で検索してみると神社がありました。

【善知鳥神社】
http://www.actv.ne.jp/~utou/utou.html

【能・善知鳥】
http://www.tessen.org/dictionary/explain/utou


こちらは能楽師さんのブログ。長野にも善知鳥という地名があるとは……全く知りませんでしたわ。

https://sawada-noh.com/2019/04/30/%E5%96%84%E7%9F%A5%E9%B3%A5%E5%B3%A0%E3%81%AE%E8%AC%8E/



こちらは鳥居と鴨居の話。何で鳥や鴨なんて考えたことなかったなぁ。

https://jack8.at.webry.info/201210/article_3.html


【鳥居はオカルトだ‼ 不思議で奇跡の鳥居の話⁉】
http://blog.livedoor.jp/kaidanyawa/archives/54948226.html?ref=category00000_article_footer2_slider&id=1128713


rohengram799 at 00:40コメント(0) 

2020年01月06日

献春雲便りNo.6:女郎花

冬晴れや次ぐ訪客にゆめうつつ


飯田蛇笏の句のように、新年のご挨拶に対応したり出向いたり……と忙しい皆さまも多かったことでしょう。お疲れ様です! そして今日からお仕事の方も……週末はまた三連休になるので、いつまでも生活リズムが戻らないかもしれないですね。


明日は人日。七草粥を召し上がりますか? もう年末からスーパーにはフリーズドライの七草粥の具(?)が「買ってちょーだい!」と目立つところに陳列されていましたし、年明けには七草粥セットも登場。ついでに恵方巻の予約チラシも( ̄0 ̄;)

ご馳走どころかモチを食べることもない我が家では(ノドにつまりそうでイヤらしい)七草粥を食べて胃を休める、なんてこともありません(-_-;)


春の七草、秋の七草は知ってきますが、夏と冬もあったとは驚きです。四季が豊かな日本ならではの発想でしょうか?


【夏の七草、冬の七草】
http://blog.livedoor.jp/hsnemu/archives/3752225.html



そうそう、秋の七草のひとつの女郎花(おみなえし)が能にあることをコチラの本の中で知りました。

ほおずき灯し 江戸菓子舗照月堂 (時代小説文庫) >> https://bookmeter.com/books/14553006


【女郎花 】
https://www.hana300.com/ominae.html


【能 女郎花】http://www.tessen.org/dictionary/explain/ominameshi



では、皆さま、どうぞよい1週間を♪(o・ω・)ノ))



rohengram799 at 06:00コメント(8) 

2015年03月26日

咲雲便りNo.26:TABI人よ

昨日『月をさすゆび』を読み終わりました。お寺関係の小説って『回廊の陰翳(かげ)』くらいしか読んだことがないのですが(これもタイトル買いだったわ)内容は……京都市内を流れる琵琶湖疏水に男の溺死体が…。親友の死に疑念を抱いた若き僧侶・蜷川賢了(にながわけんりょう)は、遺体から違法ドラッグが検出されたことを知り、調査に乗り出します。一方警察には、国宝級の仏像の不正売却を告発する怪文書が届いて……京都に君臨する巨大宗派の腐敗を暴く!!みたいな作品でした。


京都には昔から「白足袋族」という言葉があって、僧侶や茶人、学者、西陣の織物の老舗(しにせ)など、政治的な権力者ではないけれど隠然たる影響力を持った裏の権力者たちのことです。京都の庶民は「白足袋族には逆らうな」といった言い方をするらしい……京都は有名なお寺も多いし、前の本ではお坊さんのことを「先生」と呼ぶ店主が出てきてビックリしました。「おエライさん」って意味の先生ですよね。


夏樹静子さんの小説に『足の裏』というのがあって(私はドラマで見たのですが)賽銭をネコババする的な意味があったような……( ̄~ ̄;)



さてさて、足袋と言えば白足袋か地下足袋か(笑)なワタクシでが、狂言では通称黄足袋という狂言専用の足袋があるそうです。流派によってちょっと違うということですが、全体に黄色のような色で、裏も黄色なんだとか。足袋まで気にしたことがなかったけれど、思い返してみたら足元は白ではなかったような……舞台の板(床の色)に馴染んでいたし。


今の足袋となるまでは色々材質なども変遷があって、能の足袋も昔は鹿革を白く着色していたようです。狂言はかつて庶民のものということで、白い足袋を履けなかったそうで、革をそのまま使ったのでその名残で色が付いているのだそうです。鹿革はなめすと人肌に馴染み軽いらしいですな。加工もしやすいのかしら? 甲州印伝も鹿革だし。


http://www.f00-196.003.137.203.fs-user.net/ikeda8/inden/koujo/index.html



現在の足袋は江戸時代になってから出来たらしく、中期以降は女性はほとんど白足袋を履くようになったということです。
男性は正式な場所以外は普段は黒足袋や紺足袋を履いていたようですが、これはあくまでお江戸の話。近畿地方や西日本では色足袋を履く習慣はほとんどなかったということです。なぜだろう? 美意識の違い? 下記サイトで狂言用の足袋が見られます。


《伝統芸能の足袋 - TABIの博物館》

http://fpouch.fc2web.com/geinoh.html



♪風にふるえる 緑の草原 たどる瞳かがやく 若き旅人よ~


これは若大将の歌う『旅人よ』ですが、皆さまも今日1日、自由な空想(妄想?)の旅を満喫して下さいね(*´∀`)♪





rohengram799 at 10:08コメント(6) 

2015年01月07日

福雲便りNo.5:着ぶくれMAX

七草粥を食べるほどお正月の食生活は豊かではなかった我が家…いつもだけど( ̄0 ̄;) 今日、ダンナの職場で昼のご飯はお粥らしい(給料から昼飯代は天引き)……昨日はベタな「しちぐさ」ネタで馬鹿話をしてきたようです。



月曜日から仕事始めのところが多く、都内の電車などはまた着ぶくれラッシュなのではないかしら……と思っていたら「着ぶくれ」も季語なんですね~本当に俳句って生活感があります(´∇`)


『ふるさとの山に倣(なら)ひて着膨れぬ』(恩田侑布子)



最初、この句を読んだ時には「ふるさとの山、やっぱり富士山かしら…今の富士山は雪で真っ白!! 私が真っ白なダウンなんか着たら膨張しすぎて、ベイマックスになっちゃう( ; ゜Д゜)」と思いました……!! でもきっとこの山は哀しく山肌を晒しているんじゃないかしら(ぶっちゃけて言うと「はげ山」ですな)、だから「私は着ぶくれないわよ、ヒートテックでスッキリ・スマートなの、おほほ(*^O^*)」ではないかと。


そして外見だけでなく、気持ちも一度リセットして春に備えてチカラを蓄えているのよ!!なのかなぁ……と勝手に田舎から出てきて3年目くらいの都会で働く女性の決意だとドラマを作り上げています(≧∇≦)←「着膨れぬ」の「ぬ」は完了?否定? 古文なんてキライだったので一晩悩んでいたのに(バカすぎる~)朝になったらコレだ( ̄▽ ̄;)



古文(古典?)つながりで、紫式部とその作品『源氏物語』を弔う(?)「源氏供養」があるって知っていましたか? 能の演目にもあるようですが、日本の中世に見られた文化!!だそうです。 仏教において架空の物語を作ることは「嘘をついてはいけない」という五戒の1つ「不妄語戒」に反する、とする当時の思想が背景にあり……「紫式部が源氏物語という人々を惑わす絵空事を描いたため、死後地獄に落ちてしまった( ´△`)」とする伝承をもとに、紫式部を供養しようとした行動なんだそうです。紫式部自身が「あんなの書いちゃって、黒歴史だわ(´-ω-`)」と考えていたのかと思っていたら、そうではないのですね。「余計なお世話!!」って思っていたかも(^^;)(;^^)






rohengram799 at 09:34コメント(12) 

2014年11月16日

琥珀雲便りNo.16:恋は曲者

♪枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり 雨に壊れたベンチには 愛をささやく歌もない……


五輪真弓さんの『恋人よ』を口ずさみながら、「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ……俵万智さんの有名な一句のような人を探したくなる季節になりました。昼間あたたかい分、日暮れが近くなると……(´;ω;`)


さてさて、能の演目に『恋重荷』というのがあるそうですな。あらすじは……菊を愛好する白河院の庭で、菊の世話をする山科の荘司という者がおりました。荘司は白河院の女御の姿を見て恋心を抱きます( 〃▽〃) 女御は荘司の気持ちを感じ取り、臣下を通じて彼に「コレをやったらお前の想いに応えて、姿を見せてあげてもよくってよ」と伝えます。このミッションは美しく装飾された荷箱を持ち、庭を百度、千度まわることでした。なんだそりゃ、とツッコミを入れたくなりますが、彼は「下働きで鍛えてきたオレの力を見てくれ!」と、精一杯の力を込めて持ち上上げようとします。しかし、軽そうに見えたその箱は大変な重荷で、まったく持ち上がりません( ´△`) 何度も何度も頑張ってみますが、持ち上がることはありませんでした……。力を使い果たし、絶望した荘司は「コ・ノ・ウ・ラ・ミ・ハ・ラ・サ・デ・オ・ク・ベ・キ・カ」あの女に思い知らせてやる!と言いながら死んでしまいます。


臣下から荘司の死を知らされた女御は、彼の物言わぬ姿を見て、その死を悼みます。ところが、立ち上がろうとしても、身動きできません。そこに荘司の亡霊が現れます。亡霊は女御のひどい仕打ちに憤り、さんざん恨み言を語り、地獄で苦しんでいることを伝え、女御を責め立てます(`Δ´)(`Δ´)(`Δ´)愛しさあまって憎さ百倍でしょうか。


しかし最後に「オイラのお弔いをちゃんとしてくれるなら、恨みを忘れる。貴女の守り神となって幸せを末長く守るぜぃ( v^-゜)♪」と言い去っていきました……美しい女性に恋をしてしまった老人の悲哀と恨みの物語でございます。ご老人は「恋よ、恋!」ではなく「鯉よ、来い!」と池の近くで手をたたき、エサをまくのが似合っているのでは……。 かなりおやぢ目線でふざけた文章になっております(; ̄ー ̄A きちんとした話を知りたい方はお手数ですが、ご自分で再度お調べ下さいまし。


この話を読んで、小野小町の美しさに魂を奪われた深草の少将の「百夜通い」を思い出しました。満願の日、晴れての契りをむすぶことを約束したのに、少将は最後の晩、大雪のため途中で凍死してしまうのであった……とこれにもいくつかパターンがあるみたいですね。


続きを読む

rohengram799 at 10:16コメント(8) 
記事検索
月別アーカイブ