芋大王

2010年10月13日

第294号:さつまいも、バンザイ!!

秋はサツマイモのお菓子を多く見かけます。今日はそんな秋の代表的な食材『サツマイモの日』です。
制定したのは、埼玉県川越市の市民グループ・川越いも友の会。


10月はさつまいもの旬ですし、江戸から川越までの距離が約13里なので、さつまいもが「栗(九里)より(四里)うまい十三里」と言われていたことから、13日になったみたいですね。


サツマイモのお初(?)は、1604年、琉球王国(現在の沖縄県)。 野國総管(明への進貢船の事務職長)が、明(今日の中国福建省付近らしい)からの帰りに、苗を鉢植えにして北谷間切野国村(現在の沖縄県中頭郡嘉手納町)に持ち帰ります。儀間村の地頭・儀間真常が、総管から苗を分けてもらい栽培に成功、痩せ地でも育つことから広まったようです。野國総管は『芋大王(うむふうすう)』と称えられているそうですが(笑)サツマイモを持ち帰ったこと以外は、謎の人物みたいです。


他にも1705年(1709年とするものもあり)、九州上陸(笑)の話などもあるようで、前田利右衛門という人が、船乗りとして琉球を訪れた時に、甘藷を持ち帰ります。近隣に広めて「カライモ」と呼び、やがて薩摩藩全域で栽培されるようになっとか。 利右衛門は民間人として初めてサツマイモの栽培を広めたとされ、「甘藷翁」として地元であがめられ、『サツマイモの神様』として祭られているそうですよ!!


私のサツマイモの知識もどきといったら、八代将軍・徳川吉宗に起用されたのが、青木昆陽くらいなものです。


1734年、青木昆陽は薩摩藩から甘藷の苗を取り寄せ、「薩摩芋」を江戸小石川植物園、下総の幕張村(現千葉市花見川区)、上総の九十九里浜の不動堂村(現九十九里町)において試験栽培し、1735年栽培を確認。 これが、サツマイモが関東一円に広がるきっかけになったみたいです。


1898年には、埼玉県木崎村の主婦山田いちサンが、従来のサツマイモよりはるかに甘い突然変異種・紅赤を偶然発見! そんなこともあるのですね~私も何か発見したい!!


「いも地蔵」とか「さつまいもの碑」など、けっこうサツマイモの名を冠したものは多いようです~(^-^)


rohengram799 at 01:28コメント(4) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ