2023年07月22日

早桃雲便りNo.16∶いちごつみ

こんにちは🐥 


タイトルの「いちごつみ」は「苺🍓摘み」ではなく、短歌一首から一語をとってそれを使って次の一首をまとめるというお遊びのこと。

http://www.fubaisha.com/tanka-vs/top.cgi?mode=read&year=2005&month=12&day=10

俳句より文字数が多いので、言葉もいろいろあって選ぶのも楽しそうです😄



さてさて〜夏といえばオカルト!ホラー!でそーゆー類の本やら漫画やらをチマチマ読んでいましたが、とりあえず一段落しました。ストレス発散!とばかりに買い込んだ本が多すぎて、また同じ本をタイトル買いしそうになりました。定期的に積読本チェックしなくてはダメですね💦

以前、アヤカシたちがお店を営む話(※)を読みましたが、診断メーカーに「あやかし商店街」を見つけたのでやってみました🍉

オスカーは木霊の『灯り売り』。金の眼を持ち、好きなものは噂話と初夏の緑。狸の友達が居る。

#あやかし商店街 #shindanmaker
https://shindanmaker.com/1173573

狸の友達……🤣🤣🤣 皆さまはいかがでしょうか?


ではでは、今週もどうぞ「ご安全に」!


(※)
https://bookwalker.jp/de3403a053-d7aa-469d-82cd-2623e1e5aef3/



rohengram799 at 23:28|PermalinkComments(2)

2018年05月19日

若夏雲便りNo.21:イチゴ

スーパーに行ったら、イチゴをたくさん買っている人がいました。イチゴ、大好きなのですが、商売していた家で育ったせいか、買って食べるものというイメージがないのです。店頭にあって「食べてもいい?」と親にきいて「わーい♪ヽ(´▽`)/」とタダで食べるものの1つという感覚が消えません・・・リンゴもミカンもそうです。ブドウやモモなんて「いらない!」と言いたくなるくらい、親戚や近所からもらいましたわ。だから今でも巨峰とか値段を見ると信じられないくらい高い!と思ってしまいます。



イチゴの語源については、日本書紀に「伊致寐姑(いちびこ)」、新撰字鏡に「一比古(いちびこ)」とあり、これが転じてイチゴになったともいわれているそうです。変わった漢字もあるようです。


http://kanji08.jugem.jp/?eid=279


こちらは星野富弘さんの描いた苺のポストガードが載せてあるブログ記事です。

https://ameblo.jp/green-clover-diary/entry-12284833936.html


こちらのイチゴはちょっとホラーテイスト!

https://creatorsbank.com/oriisouan/works/333137





『苺ジャム男子はこれを食ふ可らず』(竹下しづの女
・1887-1951)


作者は大正-昭和時代の俳人。昭和10年代初期の作品らしいです。男子あるもの、甘いものを食べるなど、精神が弛んでいる!と言われていた時代でしょうね。食べ物にも男女差別があるというのもなぁ・・・甘いものは女・子どもが食べるもの!というのは古い考えですが、現代にも残っていそうですね。





rohengram799 at 16:14|PermalinkComments(8)

2017年04月09日

菫青雲便りNo.6:サクラとイチゴ

今日は1日雨が降ったりやんだりでした。職場を出た時には雨がやんでいたのに、最寄り駅に着き、いつものように読みかけの本を待ち合い室のベンチでキリがよいところまで読んで「さて、帰るか」と思ったら、また雨がポツポツと・・・肌寒くないのはよかったけれど、満開になった桜にはああ無情だったかも(´;ω;`)



4月も1週間過ぎたというのに、二男がくれた成田空港カレンダーが3月のままでしたΣ(-∀-;)
のどかな羊の群れの写真に「なんかおかしいなぁ」とは思っていたのですが、ボケ過ぎでした・・・4月は広島・葉田竜王山の桜! とても綺麗(≧▽≦) 広島、行ってみたいですわ。



「桜蘂(しべ)降る」という季語があるそうです。
桜の花が散ったあとで、しばらくして蕚(がく)に付いている細かな蕊(しべ)がこぼれるように降ること。この蕊が散る頃には若葉も次々と出て、初夏の気配でしょうか。「桜蕊」だけでは季語にはならず、「桜蕊降る」もしくは「桜蕊散る」を使うそうです。




話は変わりますが、ダンナさんがコンビニで「苺のモンブラン」を買ってきてくれたのですが・・・モンブランって栗じゃないの?という素朴な疑問が出てきました。モンブランの定義とはなんぞや(-ω- ?)


検索するとやはり「栗をふんだんに使ったケーキです。」とある。「アルプス山脈のモンブランでありフランス語で“白い山“の意味」は知っている。「この山の形に似せて作ったことからこう呼ばれている」のも知っている。「フランス語では、栗のモンブランの意である、モン・ブラン・オ・マロンと呼ばれます。」・・・そうなんだ(◎-◎;)



フランス語でイチゴはFraise(フレーズ)、複数はFraises(フレーズ)。発音は複数でも最後のSを発音しないので変わらないそうで、冠詞で区別するらしい。苺のモンブランは「モン・ブラン・オ・フレーズ」でいいのか(´・ω・`)?


食べてみたけど、イチゴというよりラズベリージャムの味が濃い( ̄~ ̄;)ショートケーキみたいに苺ものっていないし・・・買ってもらったのにごめんなさいm(__)m



タイトルを「サクラとイチゴ」にしたのだけれど「さくらと一郎」を思い出し♪貧しさに負けた~いえ世間に負けた~と歌いたくなってしまった・・・(^。^;)



 

rohengram799 at 00:14|PermalinkComments(8)TrackBack(0)

2016年05月22日

香雲便りNo.23:桃栗三年、母九年(; ̄Д ̄)?

おはようございます\(´O`)/ いい天気です! 今日は「ショートケーキの日」(カレンダーを見ましょう、22の上に15イチゴが乗っていますねぇ)なので、イチゴの句が目につきました。


『一口目苺に届かず三口目に苺なくなる大福四口』(経塚朋子)


「お~いお茶」の俳句に『大福が苺含みて季語になる』というのがあったそうですが、確かに!と感心しました。大福だけでは季節はいつ?になりますもんね。苺は夏の季語、苺の花は春になります。


『ただ苺つぶし食べあふそれでよし』(中村汀女) ……コレは苺大福ではやっちゃいけないですね(; ̄ー ̄A あと「妖怪いちご大福」なるものがありました。子どもが喜びそう!

《江戸うさぎ》
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13032185/



『九年母や頑固を通す生きっぷり』(加藤光樹)


こちらの句はちょっとナゾ……「九年母」ってなんですの? 母になって九年、子を持つ母は強くたくましくなりましてよ(≡^∇^≡)宣言では……ありません! クネンボはミカンの一種です。インドシナ原産で皮が厚く種が多いそうです。今でも沖縄地方ではミカン類は全て「九年母」と呼ぶらしいですね。ミカン類は種から植えると九年で実がなるので、九年で母になるという意味で九年母と呼ぶそうです。今は沖縄など限られた地域でしか栽培されていないようです。



古典落語にも『九年母』という噺がありました。九年母をもらった商家がそれを土産として丁稚に持って行かせますが、。丁稚は九年母を知らない。なんだろ?と不思議に思って袋の中を見ると入っているのはミカンじゃないか! その数がたまたま9個であったのでそのひとつをフトコロに……そして「“八年母”を持ってまいりましたぁ」 向こうの旦那がン( -_・)?と思い袋をのぞき「これは九年母ではないか」と言うと、ちょろまかしたのがバレた(;゜∇゜)と思っい、あわててフトコロの1つを取り出し「残りの1年母はここにございます!!」……( ̄▽ ̄;)



自分で書いておきながら「ちょろまかす」の語源が気になる……1688(元禄元)年に書かれた井原西鶴の『好色盛衰記』の中には《ちょろまかすと言ふ流行言葉も是れおかし》と、はっきりと流行語だと書かれていたそうな! 西鶴はこの言葉の語源を「ちょろまかすとは、チョロリとごまかす事」と書いているそう。「ちょろ」は、ひと目にとまらないほど巧妙ですばやいさまを表す「ちょろり」から……しかし別の説も存在しました。


江戸時代に荷物などを運搬する船のことを「伝馬船」と呼んでいて、それの小型の船の事を「猪牙(ちょき)船」と呼んでいました。この猪牙船は一人乗りでその軽量なことからかなりのスピードが出せたのですが、それより小型でスピードの出る船と言うのも存在していて、それの事を「ちょろ」と呼んでいたらしいのです。そんなムチャクチャ早いスピードを出すちょろを負かしてしまうほど素早く動くことを“ちょろ負かす”と言うようになり、次第に素早い動きで相手に悟られないように行動することをさすようになった……と。なんとなくそれっぽいですね。



ごまかさない、ちょろまかさない……都知事に言いたいような……皆さま、楽しい日曜日にして下さいね(*´∀`)♪





rohengram799 at 06:43|PermalinkComments(8)

2014年12月15日

笑雲便りNo.17:冬の一語一絵

『投票の帰りの見切苺買ふ』(岸田稚魚)


そんな余裕もなかった昨日でした……8時間勤務に気持ちも身体も拒絶反応があるのか(もう会社の担当者をどうにかしてほしいです~!)、今日の休みはヒキコモリンでダラダラと過ごしております……あ、いつもか(^。^;)


クリスマスケーキの写真にはいつも大きなイチゴがのっていますが、俳句の季語で「苺」は夏になるようです。イチゴが日本に伝わったのは江戸時代。栽培が始まったのは明治26年頃で、本格的な栽培はもっと後になります。当初は初夏を感じさせる季節の果物であり、数も限られていましたが、本格的に広がりだしたのは、早生の品種が誕生し施設栽培が広まる昭和30年代以降。昭和50年代以降は経済成長によって生活が豊かになり、イチゴの消費が伸びて「麗紅」や「とよのか」「女峰」など冬でも収量が採れる品種ができました。そして「冬の果実」に定着したとのこと。いちご大福もこの時期たくさんみますね。



『沈黙といふ告白も冬苺』(健 央介)


俳句の中のはハウス栽培の大きいイチゴでしょうね。イメージとしては中学生くらいで、イトコ同士。あれ、夏休みにあった時とイメージが違う…いやん、なんかときめいちゃうo(^o^)o あたたかいリビングのテーブルで向かい合ってモジモジモジモジ(笑) 本当の冬苺だと(歳時記だとこちらが正しいらしいのですが、小さくてヘビイチゴ・キイチゴみたいなヤツです)「こんなのオレ(私)に食べさせるの?」と不穏な空気になっている若くないふたりを連想してしまう(~_~;) ミカンを食べるふたりだったら、コタツでぬくぬくですね! もう夏休みから付き合ってま~す♪みたいな(≧∇≦)←おやぢなので許して下さい!



『言ふなれば苺は母の匂ひする』(渡辺俊子)


♪ミルキーはママの味~のミルキーも今季節限定の「完熟苺&早摘み苺味」が発売されていて、早速買ってしまいましたが……甘味が欲しい場合にはサクマの「いちごみるく」の方がコテコテして満足感はありますね。「噛む飴」が出来るまでの道のりはコチラをお読み下さいませ。

http://www.sakumaseika.com/fun/ichigomilk_development/



何年か前に『一期一会 キミにききたい!』(いちごいちえ キミにききたい)という番組がNHK教育テレビで放送されていましたよね。25歳までの若い価値観の異なるふたりが一定定期間一緒に過ごして、お互いに異なる価値観を理解しあおう、みたいなヤツ。「イチゴさん」側の若者が「イチエさん」側の若者の活動エリアへ出掛けていって……考えが変わる人もいたし、なんかムダだった…みたいな人もいたなぁ。


「一語一絵」……ウマミのある絵にナンジャコリャ!の読めない漢字(笑)を組み合わせたブログ記事とか書いてみたい~の願望を今回のタイトルにしてみました(◎-◎;)


昨日の朝、東京は初雪だったそうですね。どんどん冬将軍が配下を連れてやってきます。どうぞ皆さま、お気をつけて!! よい出会いのある1週間になりますように(*´∀`)♪





rohengram799 at 14:45|PermalinkComments(10)