草間弥生

2016年10月04日

徳雲便りNo.2:かぼちゃの鼓動

今日は夏に戻ったかのような暑さ……明け方はヒンヤリするし、ムシムシする日も多かったし……身体のだるさがいつまでたってもとれないですね。


昨日は読みかけのままだった『まんぷく長屋 食欲文学傑作選』を読み終わりました。全部で7作品。おどろおどろしたものも恋愛っぽいものも時代小説もあり……かなりバラエティに富んでいました。私が気にいったのは火坂雅志さんの「羊羮合戦」。このタイトルで小学館文庫から短編集が出ていました。火坂さんの名前は知っていましたが、読んだことがなかったので、こういう感じなのか~となんとなく雰囲気がつかめてよかったです。内容は……秀吉の“紅羊羮”を超える羊羮を作れ、と直江兼続から来年の関白主催の花見の会での上杉家の羊羮作りをすることになった庄九郎の話。羊羮なんて作ったこともないのに……! 漫画(&パチンコ)の『花の慶次』でお知り合い(笑)になった、前田景勝さまや直江くんが登場したこともあり、親しみが持てましたわ。読みやすかったし、ラストも悪くなかったし……今度は長編を読んでみたいです。



新聞では大隅教授のノーベル賞受賞の記事が大きく載っていましたね。地道にコツコツ、日本人の研究熱心さが実を結び、認められたようで昨年に続き、本当に喜ばしいことです。内容を理解しているかと言われると困りますが、身体の不思議さにう~ん!となります。


不思議といえば、海外での評価も高い、前衛芸術家の草間弥生さんもナゾめいています。見れば見るほど樹木希林さんに似ている……と思います。来年2月に国立新美術館で個展を開くそうで、その会見の記事がありました。個展のタイトルは『草間弥生 わが永遠の魂』。現在87歳。草間さんは車椅子で登壇し「私の芸術が評価され、愛されるよう死にものぐるいで戦っている」「私が死んだ後も、私の創造への意欲と芸術への希望、情熱を少しでも感じていただければ、それに勝る喜びはない」と涙ぐみながら話されたそうです。年齢のこともあり、いつまで創作出来るかという不安もあるのでしょう。草間さんの作品というと、すぐ水玉かぼちゃを思い浮かべてしまいますが、その作品の中に息づく魂をずっと感じていたいなぁと思いました。「かぼちゃの鼓動」は永遠……!


絵画や陶芸だけでなく、あらゆる芸術作品の命の輝きを自分の中に取り込み、また次の世代に渡していきたいと思った秋の朝でありました。



台風の進路が気になります。備えあれば憂いなし、どうぞお気をつけ下さい!




rohengram799 at 10:19|この記事のURLComments(10)
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