備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

ようこそ゚+(人・∀・*)+。♪ 自分の好きなこと、興味のあることをチマチマと書いています。

タグ:萩原朔太郎

pixivでクロアチア料理の専門店の漫画を読んで、実際の料理やお店の雰囲気を知りたくて食べログを読む……実際、食べに行こうとしないところがワタクシです(´∀`;)

【日本唯一の店でクロアチア料理を食べました】
https://www.pixiv.net/artworks/97850321

【Dobro(ドブロ)】
https://s.tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13004098/

京橋はOL(これはもう死語?)時代に一度お使いで駅を利用したような気がする程度の縁がない場所のひとつです(^o^;)


食べ物つながりで青空文庫で読んだ短い話を。

【ラムネ・他四編 萩原朔太郎】
https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/59989_70979.html

【氷屋ぞめき 古川 緑波】
https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52326_46434.html

「ぞめき」は「騒き」で冷やかし歩くという意味のようです。ミルキン……なんか可愛い(*´∀`)


コチラはnoteで読んだ「源氏パイ」の話。「平家パイ」の存在を初めて知りました!
https://note.com/newyork_norico/n/n5de5293debd0?magazine_key=m7ea7f61fb486


今日は啓蟄。地方新聞にはカエルの卵の記事が……アップで見るとビックリしてしまいますわ(^_^;) 田んぼも少なくなってきたし、オタマジャクシを見る機会も減ってきているかもしれないですが。


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「およぐひと」 萩原朔太郎 


 
およぐひとのからだはななめにのびる、
 
二本の手はながくそろへてひきのばされる、

およぐひとの心臓(こころ)はくらげのやうにすきとほる、

およぐひとの瞳(め)はつりがねのひびきをききつつ、

およぐひとのたましひは水(みづ)のうへの月をみる。


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この『月に吠える』に収められている詩は有名私立中学校の入試問題にもなったとか……小6の国語の教科書にも載っているとか……子どもが読む場合はこの文章をそのまま素直に受けとるんでしょうか? というか、どんな問題だったのか気になる!

文字通り素直に読んでも、なんかちょっとゾクッとするのは「たましひ」という言葉があるからなのか。泳いでいるのは海でもプールでもなくて、あちらとこちら、目には見えない世界ではないのか、と思ってしまいます。


身体が斜めにのびるのは力が入っていないからではないのか、瞳がつりがねを見ないで音をきいているのはなぜなのか……海の中でただ流されさまよっているのではないか。



こんなことを考えていたら同タイトル『およぐひと』という絵本があることを知りました。

https://www.cojicoji.com/shuhei/oyog.html


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天気予報とともに桜の開花予想について話題になる時期です。あの春からずっと、何年経っても「今年の桜」です。読むたびに胸がいっぱいになります。涙が出ます。


みちのくの今年の桜すべて供花 高野ムツオ





ではでは……皆さま、おだやかな週末をお過ごし下さいませ。

最近の読売新聞の「編集手帳」に萩原朔太郎の『冬の情緒』の書き出しが引用されていました。


冬といふ季節は、蕭条とした自然の中にをののいてゐる、人間の果敢ない孤独さを思はせる。



「果敢ない」……… これは「かかんない」ではなく「はかない」と読むそうです。知らなかった!「 人の夢と書いて儚い」ばかりではなかったのか! 青空文庫にこの随筆がありました。この中にある与謝蕪村の俳句も「冬の情緒」が素晴らしい。


【冬の情緒】
https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/50216_35102.html



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中国で翡翠はカワセミを指す言葉で「翡」は赤色を、「翠」は緑色を意味するとか。「翡」という字はオス、「翠」はメスを表しているとどこかで読んだ記憶があります。麒麟とか鳳凰も雌雄があったなぁ、などと思いつつ……ヤマセミもいるのは知らなかったです。


【カワセミ】
http://blog.livedoor.jp/george3637/archives/40937136.html?utm_source=jpnews&utm_medium=2&utm_campaign=1


【ヤマセミ】

http://www.forest-akita.jp/data/bird/01-yamasemi/yamasemi.html


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また1週間が始まりました。皆さま、どうぞお身体に気をつけてお過ごし下さいませ。


『千夜一夜物語』タイトルしか知らないこのお話、読んでみましょーか、と検索していたら本の内容よりも表紙のエロさにヒャ~Σ(゚∀゚ノ)ノとなってしまったおやぢです。

http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/627018/528774/63375483


「古沢岩美」という名前は初めてきいたので、あらためてこの方を検索。お色気ムンムンな作品ばかりを描いていたわけではないことがわかりました。香月泰男の『青の太陽』と一緒に飾りたい気がする。


【月に吠える】

https://kokorotomn.exblog.jp/22785481/

【青の太陽】

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/e-konext/entry-11003008332.html%3Fusqp%3Dmq331AQECAEoAQ%253D%253D



「月に吠える」というと『緑の袖』(20日)でも書きましたが、萩原朔太郎の詩集を思い出します。海に向かって叫ぶのではなく、月に吠えるというのは一匹狼をイメージします。女性にはしっくりこない表現かな。女ひとり、やるせない気持ちはどこに持っていけばいいのでしょう?




月つながりで夢枕獏さんの『月神祭』を読みました。なんとゆーか、暴れん坊と心配性のジイさんの冒険!という感じですかね? エロさよりもグロさ、ホラー感が勝っていました。耽美さはあんまりなかった……。 結構サクサクと話は進んだので、タイトル買いした作品としてはまぁアタリかも(笑)

http://www.yumemakurabaku.com/archives/1862808.html

『グリーン・スリーヴス』という曲がありますが、このタイトルの「緑の袖」が何を示しているのか、いろんな説があるそうですね。袖に草の緑の葉緑素が付着している...という発想から、この女性は野外を仕事場とする娼婦だったのだ、とか(なんでそんな発想になるんだ? 私でも考えないぞ)緑は特にケルトの影響が強いイングランド北部やスコットランドでは妖精の色とされているために、この女性はすでに亡くなっているのだ、とか。こちらのブログの考察が一番スッキリ感があったのでお読み下さいませ。


https://seiko24.blog.so-net.ne.jp/2016-07-03




あと『月に吠える』というタイトルの絵を見つけたので(この話はまた後日)、萩原朔太郎の詩集にこんなのがなかったか?と検索していたら「グリーン・スリーヴス」のムフフ(*ノωノ)解釈に通じるような詩がありました。う~ん、殿方の中にはこんな気持ちが潜んでいるのでしょうか?



『愛憐』萩原朔太郎

きつと可愛いかたい歯で、
草のみどりをかみしめる女よ、
女よ、
このうす青い草のいんきで、
まんべんなくお前の顔をいろどつて、
おまへの情慾をたかぶらしめ、
しげる草むらでこつそりあそばう、
みたまへ、
ここにはつりがね草がくびをふり、
あそこではりんだうの手がしなしなと動いてゐる、
ああわたしはしつかりとお前の乳房を抱きしめる、
お前はお前で力いつぱいに私のからだを押へつける、
さうしてこの人気のない野原の中で、
わたしたちは蛇のやうなあそびをしよう、
ああ私は私できりきりとお前を可愛がつてやり、
おまへの美しい皮膚の上に、青い草の葉の汁をぬりつけてやる。




朔太郎って自分の性に悩んでいる感じの、なんだかちょっとせつない詩も書いているので、またイメージが変わってきました。



『恋を恋する人』


 わたしはくちびるにべにをぬつて、
 あたらしい白樺の幹に接吻した、
 よしんば私が美男であらうとも、
 わたしの胸にはごむまりのやうな乳房がない、
 わたしの皮膚からはきめのこまかい粉おしろいのにほひがしない、
 わたしはしなびきつた薄命男だ、
 ああ、なんといふいぢらしい男だ、
 けふのかぐはしい初夏の野原で、
 きらきらする木立の中で、
 手には空色の手ぶくろをすつぽりとはめてみた、
 腰にはこるせつとのやうなものをはめてみた、
 襟には襟おしろいのやうなものをぬりつけた、
 かうしてひつそりとしなをつくりながら、
 わたしは娘たちのするやうに、
 こころもちくびをかしげて、 
 あたらしい白樺の幹に接吻した、
 くちびるにばらいろのべにをぬつて、
 まつしろの高い樹木にすがりついた。



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