萩原朔太郎

2023年01月26日

芳春雲便りNo.18∶はかなみ はなかみ 木曜日

こんばんは🥸 家にいても目がかゆい……気がする。


はかなみて投げにし戀のおもかげの悲愁さそひて來るゆふべかな 


花粉症だからか、萩原朔太郎の短歌の「はかなみ」を「はなかみ」と読んでしまった😱 「戀」や「悲愁」を拾い読みして、失恋して号泣、鼻水ダラダラなのね、でも鼻をかんだ紙をあちこち放り投げちゃダメだよ~!……と勝手に想像していました。落ち着いて読んだら全然違うじゃないかッ!😓


コチラは架空の高校を舞台にした漫画です。先生たちにつけたあだ名の話とか面白かった。この寒さでも生足で登校するコは多いのでしょうか?

【東遊高校の日々】
https://www.pixiv.net/user/88715324/series/179624


ではでは……1月もあとわずか。風邪をひかないようにお気をつけ下さいませ。おやすみなさいませ😪😪😪



rohengram799 at 22:40|PermalinkComments(6)

2022年05月23日

写月雲便りNo.16:ラムネ とミルキン とパイ

pixivでクロアチア料理の専門店の漫画を読んで、実際の料理やお店の雰囲気を知りたくて食べログを読む……実際、食べに行こうとしないところがワタクシです(´∀`;)

【日本唯一の店でクロアチア料理を食べました】
https://www.pixiv.net/artworks/97850321

【Dobro(ドブロ)】
https://s.tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13004098/

京橋はOL(これはもう死語?)時代に一度お使いで駅を利用したような気がする程度の縁がない場所のひとつです(^o^;)


食べ物つながりで青空文庫で読んだ短い話を。

【ラムネ・他四編 萩原朔太郎】
https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/59989_70979.html

【氷屋ぞめき 古川 緑波】
https://www.aozora.gr.jp/cards/001558/files/52326_46434.html

「ぞめき」は「騒き」で冷やかし歩くという意味のようです。ミルキン……なんか可愛い(*´∀`)


コチラはnoteで読んだ「源氏パイ」の話。「平家パイ」の存在を初めて知りました!
https://note.com/newyork_norico/n/n5de5293debd0?magazine_key=m7ea7f61fb486




rohengram799 at 21:05|PermalinkComments(4)

2021年03月05日

華節雲便りNo.5:およぐひと

今日は啓蟄。地方新聞にはカエルの卵の記事が……アップで見るとビックリしてしまいますわ(^_^;) 田んぼも少なくなってきたし、オタマジャクシを見る機会も減ってきているかもしれないですが。


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「およぐひと」 萩原朔太郎 


 
およぐひとのからだはななめにのびる、
 
二本の手はながくそろへてひきのばされる、

およぐひとの心臓(こころ)はくらげのやうにすきとほる、

およぐひとの瞳(め)はつりがねのひびきをききつつ、

およぐひとのたましひは水(みづ)のうへの月をみる。


*****


この『月に吠える』に収められている詩は有名私立中学校の入試問題にもなったとか……小6の国語の教科書にも載っているとか……子どもが読む場合はこの文章をそのまま素直に受けとるんでしょうか? というか、どんな問題だったのか気になる!

文字通り素直に読んでも、なんかちょっとゾクッとするのは「たましひ」という言葉があるからなのか。泳いでいるのは海でもプールでもなくて、あちらとこちら、目には見えない世界ではないのか、と思ってしまいます。


身体が斜めにのびるのは力が入っていないからではないのか、瞳がつりがねを見ないで音をきいているのはなぜなのか……海の中でただ流されさまよっているのではないか。



こんなことを考えていたら同タイトル『およぐひと』という絵本があることを知りました。

https://www.cojicoji.com/shuhei/oyog.html


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天気予報とともに桜の開花予想について話題になる時期です。あの春からずっと、何年経っても「今年の桜」です。読むたびに胸がいっぱいになります。涙が出ます。


みちのくの今年の桜すべて供花 高野ムツオ





ではでは……皆さま、おだやかな週末をお過ごし下さいませ。



rohengram799 at 15:30|PermalinkComments(2)

2020年06月22日

伏月雲便りNo.5:はかない

最近の読売新聞の「編集手帳」に萩原朔太郎の『冬の情緒』の書き出しが引用されていました。


冬といふ季節は、蕭条とした自然の中にをののいてゐる、人間の果敢ない孤独さを思はせる。



「果敢ない」……… これは「かかんない」ではなく「はかない」と読むそうです。知らなかった!「 人の夢と書いて儚い」ばかりではなかったのか! 青空文庫にこの随筆がありました。この中にある与謝蕪村の俳句も「冬の情緒」が素晴らしい。


【冬の情緒】
https://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/50216_35102.html



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中国で翡翠はカワセミを指す言葉で「翡」は赤色を、「翠」は緑色を意味するとか。「翡」という字はオス、「翠」はメスを表しているとどこかで読んだ記憶があります。麒麟とか鳳凰も雌雄があったなぁ、などと思いつつ……ヤマセミもいるのは知らなかったです。


【カワセミ】
http://blog.livedoor.jp/george3637/archives/40937136.html?utm_source=jpnews&utm_medium=2&utm_campaign=1


【ヤマセミ】

http://www.forest-akita.jp/data/bird/01-yamasemi/yamasemi.html


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また1週間が始まりました。皆さま、どうぞお身体に気をつけてお過ごし下さいませ。




rohengram799 at 11:30|PermalinkComments(4)

2019年02月24日

令月雲便りNo.28:月に吠える

『千夜一夜物語』タイトルしか知らないこのお話、読んでみましょーか、と検索していたら本の内容よりも表紙のエロさにヒャ~Σ(゚∀゚ノ)ノとなってしまったおやぢです。

http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/627018/528774/63375483


「古沢岩美」という名前は初めてきいたので、あらためてこの方を検索。お色気ムンムンな作品ばかりを描いていたわけではないことがわかりました。香月泰男の『青の太陽』と一緒に飾りたい気がする。


【月に吠える】

https://kokorotomn.exblog.jp/22785481/

【青の太陽】

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/e-konext/entry-11003008332.html%3Fusqp%3Dmq331AQECAEoAQ%253D%253D



「月に吠える」というと『緑の袖』(20日)でも書きましたが、萩原朔太郎の詩集を思い出します。海に向かって叫ぶのではなく、月に吠えるというのは一匹狼をイメージします。女性にはしっくりこない表現かな。女ひとり、やるせない気持ちはどこに持っていけばいいのでしょう?




月つながりで夢枕獏さんの『月神祭』を読みました。なんとゆーか、暴れん坊と心配性のジイさんの冒険!という感じですかね? エロさよりもグロさ、ホラー感が勝っていました。耽美さはあんまりなかった……。 結構サクサクと話は進んだので、タイトル買いした作品としてはまぁアタリかも(笑)

http://www.yumemakurabaku.com/archives/1862808.html



rohengram799 at 00:07|PermalinkComments(0)