葉桜

2018年04月20日

清和雲便りNo.19:猫まっしぐら(ФωФ)

八重桜も葉桜になってきました。立夏を前にすでに初夏の空気感・・・! 八重咲のサクラは平安時代にすでに知られていたそうで、特に江戸時代に入ってからは多数の品種が育成されたようです。



「猫の恋」という春の季語がありますが、芭蕉の

『またうどな犬ふみつけて猫の恋』


は、お犬さまが気の毒な一句ですね。「またうど」は「全人」と書いて、真面目といったような意味。番犬でしょうか、そんな犬とは違って「恋にまっしぐら」な猫 (ФωФ)! 踏みつけられて、唖然としながらも「がんばれー (o´・∀・)o」と応援しているワンちゃんの姿が浮かんできます。



『ねこ新聞』なるものもありました。擬人化した猫が読んでいる姿を想像するとまた楽しいです(^ω^)


【ねこ新聞】
http://www.nekoshinbun.com/bk2002.htm#top





rohengram799 at 08:23|この記事のURLComments(8)

2017年04月13日

菫青雲便りNo.11:犬張子

昨日も帰宅直前に雨が降ってきました(ノ´Д`)ノ 昼間は暑いくらいだったのに、夜になったら気温は下がるし、雨だし~で、まだまだ安定しないお天気。風が強い日もあるので、桜は葉桜になりかけているものもあります。


さてさて・・・新聞に「江戸期の婚礼 開始は夜」の見出しがあり、そういえば時代劇で祝言は夜だったなぁ、と思い出しました。神前結婚は明治以後に作られたものだそうです。

お床入りの時に、隣の部屋に見届け役みたいなのが控えているという話もドラマやマンガで読んだ覚えがありますが、『婚礼図書』という江戸中期のマニュアル(笑)には初夜の添い寝監視はないけれど、別の形での報告義務があると書かれているようです。


・・・夫婦の営みの部屋に「犬張子」という犬型の箱が置かれ、「是(これ)は婚礼調(ととのう)翌朝、白紙に紅などつけなどして、舅の方に送る」などとある。ちゃんと子づくりができたか。出血やそれを象徴する紅を白紙につけて嫁の実家に送る習慣はあったというが、古文書に文字でそれがはっきり書いてあると生々しい。・・・


そ、そうなんだ・・・結婚=出産になっているのが恐ろしいなぁ・・・(;´Д`)


rohengram799 at 08:47|この記事のURLComments(4)

2016年04月18日

暮雲便りNo.19:さくら知る知る月曜日

歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』を思い出す時期になりました(´∇`) そして新聞・雑誌にGWお出掛け特集が目立つようになりました。


『郷さくら美術館』があることを知りました。この美術館は、現代日本画を鑑賞する専門美術館として、2006年10月に福島県郡山市に、2012年3月に東京の中目黒に東京館をオープンしたそうです。比較的新しい美術館なのですね。
https://www.satosakura.jp/


桜の種類(名前)はたくさんあると思っていましたが「蘭蘭(ランラン)」にはビックリしました! 花は大輪、八重咲きで白色。開花期は4月下旬。北海道松前町で作出された品種で、4月下旬に咲く白花系八重桜の代表的な品種だそう。上野動物園のパンダ(ランラン)の死を悼んで松前市の子ども達によって名づけられたとのことです。

そういえば「さくらパンダ」っていましたよね! さくらパンダは、大丸松坂屋百貨店の公式マスコットキャラクターで、 2007年(平成19年)3月松坂屋上野店の50年ぶりとなるリニューアルオープンと共に誕生。上野公園のサクラと上野動物園のパンダをモチーフとしたキャラで、なんと公式ライバルには「よざくらパンダ」がいるらしい……さくらパンダがサクラ柄(ピンク)なのに対して、よざくらパンダは夜桜柄(黒)になっているそうな。


上野動物園は子どもが幼稚園の時に親子遠足で行ったことがあります。ちょうど今くらいだったような……。現地集合、解散で通勤ラッシュ時は外れていたものの、まだまだ電車内は混雑していました。


『遠足の体育座りが駅を占む』(名古屋市 可知豊親さん)


朝刊に載っていたのですが、選者の小澤實さんは「 体育座りは、尻を床に着け両脚の膝を立て踵を揃え、両腕は両膝を抱え込む座り方。このスタイルで列車を待つ小学生が、ぎっしりといる。駅全体に精気が満ちている。」と評しています。なのに私が最初に思ったのは「ああ~座り込まれているとジャマなんだよねぇ…」でした……(´;ω;`)


そして「可知」さんという名字をはじめて見ました! 読み方は「かち,かぢ,かじ」で岐阜県東部や愛知県に多いそうです。なんか知的な名字でウラヤマシイ……!



rohengram799 at 10:25|この記事のURLComments(6)

2016年04月11日

暮雲便りNo.10:踊るMonday大作戦!

昨日と比べて今日は肌寒いですね。ベランダに桜の花びらが~! 風情がありますが、葉桜になりつあり、少しさみしい気がします。そんな時にはお菓子だ(笑) スーパーやコンビニに行けば棚には「新商品」の文字がたくさん! 「薫るブロンドショコラ」とかいう名前にひかれて買ってしまったチョコはフランス産ミルクパウダーが使用されているらしい……よくわからないけど、美味しいならいいや(笑)


薫る…といえば『伊豆の踊子』を見つけて買ってきました。ついでに『悪魔のソナタ』というタイトルの作者がオスカル様だったので、こちらも買ってしまった……!! 著者履歴を見るとオスカル・デ・ミュリエルという、メキシコシティ生まれの人だった。博士号を持ち、バイオリニストでもあるそうな……ふっ、神さまって不公平(# ̄З ̄) 待てよ、オスカル様もバイオリンを弾いていたわ♪で単純に機嫌がよくなるワタクシなのでした。



バイオリニストと言えば……千早茜さんの『あとかた』を読み終わったのですが(この本の詳しい感想はまた後日)物語の中に「フィドル」という楽器が出てきました。


「わたしが弾くのはアイリッシュとか民族音楽だから、バイオリンじゃなくてフィドルと呼ぶの。迫害されたマイノリティの音楽なの」


フィドルって?を読んでいただくと、ああ、そうなんだとわかっていただけると思うのですが、「ヴァイオリンは歌うけど、フィドルは踊るんです "A violin sings but a fiddle dances"」って名言だなぁって思いました(笑)


アイリッシュダンスとかレオ様の『タイタニック』(観ていない)にも出てきたと思いますが、私がアイルランドに興味を持ったのは宝塚で『エールの残照』という舞台が上演されたからです。天海祐希さんがトップだった時なのでかなり前だとおわかりでしょう~作品の内容はツッコミどころ満載だったのはお約束ですかね(;^_^A 


♪人を愛したゆえに散る命もあれば 愛されたゆえに生まれる命も……


谷村新司さんが「風のシャムロック」という主題歌を提供したのも話題になりました。ちなみにエールというのはアイルランドの古い呼び方で、シャムロックはクローバーに似ている葉っぱです。


『地球の歩き方 アイルランド』を買ったり、アイルランドの歌手のCDを買ったり(エンヤではない)、編みもしないアランセーターの本を見たり、ケルト美術の本を立ち読みしたり、映画『父の祈りを』や『マイケル・コリンズ』を借りたり。メチャクチャご都合主義でファンタジー過多の下手な話も書いてました……しばらくはいろいろやってましたわ(^o^;) 青池保子さんの『エロイカより愛をこめて』でもケルト美術を取り上げられたシリーズがあって、私以上に妄想力のあるオバサマが登場して大ウケしたり、皆川博子センセーの作品にもマン島のバイクレースの話があったような(マン島がアイルランドかと言われると困りますが)……嬉しかったですねぇ( 〃▽〃)



ほにゃほにゃとギネスビールをイッキ飲みしたような脳内で妄想ダンス真っ最中!のワタクシに、オタ息子が「どこかでさぁ、缶のミロ、売ってない?」ときいてきました。「菅野美穂じゃないよ」……イヤ、そこまで耳は悪くない……はず(◎-◎;) 皆さま、気温の変化に気をつけてし、いろんな面で健康的な1週間をお過ごし下さいませ!





rohengram799 at 10:12|この記事のURLComments(6)

2015年05月01日

碧雲便りNo.1:心・若葉

5月になりました~アツいですね(;´д`)ゞ! 身体がなかなか気温になれなくて、頭痛がしてきます。



『葉ざくらや人に知られぬ昼あそび』(永井荷風)


あんなに桜・桜と思い詰めていた日々も過ぎ(笑)桜の方も「なんのことかしら?」みたいに若葉を繁らせ、1ヶ月前の淡いピンクの日々をすっかり過去にしてしまっています~見上げては不思議な気持ちになります。ワタクシの「人に知られぬ昼あそび」なんて、こうやって妄想するくらいで(自分からバラしているし)カワイイものではないかと……(^^;)


昨日はダンナと茨城の「牛久大仏」を見に行ってきました。(4月の最後に連休をGETしました!!) にも入れるみたいでしたが(なんだかイロイロ展示がしてあるらしい。看板に内部の説明がありました)拝観料が800円……ダンナが言うには「今月の拝観料」と書いてあったそうです。季節により値段が違うの? 高所が苦手なダンナと金額のこともあり外から眺めるだけにしました~大きいので十分拝めます! まわりは造成中で何もなく……近くにアウトレットがあるので、そこからついでに見物という人も多いようでした。



大仏さま、奈良・鎌倉は修学旅行で見て、以前住んでいた場所が鎌ヶ谷大仏のある所で、バス停のすぐ近くだったのでよく見ていました。こちらは小さいです。『日本三大大仏』に奈良・鎌倉は当然入っていますが、3つ目がいろいろあるみたいですね。京都府京都市の方広寺にあった京の大仏が3尊目に挙げられた江戸時代、兵庫県神戸市の能福寺にあった兵庫大仏が3尊目に挙げられた戦前……No.3はそれぞれ違い、個人の好みになるのかもしれないですね。私は兵庫大仏のお顔がかなりイケメンなのでいいと思うのですが(^.^)


http://www41.tok2.com/home/kanihei5/Hyogo-hyogodaibutu.html




今回のタイトルは「こころ・わかば」……「湧かば」「沸かば」にもなるので、熱き血潮をたぎらせた松岡修造さんのようにパワフルにいってみようかと……いつまで続くかわかりませんが、( ̄▽ ̄;) 「心はカバ」にならないように気をつけます……カバのハートってどんなのかしらん( ̄▽ ̄;)



それでは皆さま、今月もどうぞよろしくお願いいたします。楽しい毎日になりますように(´ー`)ノ





rohengram799 at 17:38|この記事のURLComments(6)
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