薬膳カレー

2014年12月17日

笑雲便りNo.19:歩々是道場~ぐるぐる七福神

毎朝、寒くて目が覚めるようになりました。風邪をひかないようにうがい、手洗いの励行ですね。



今日はタイトルも『ぐるぐる七福神』とおもしろく、表紙も可愛かったので(笑)中島たい子さんの文庫本を読んでいます。内容は……恋人なし、お金なし、趣味もなし(ーー;)派遣社員で人嫌いな主人公の船山のぞみは32歳。街で偶然あった知人に、元カレがインドで客死したという話を聞き、さらに落ち込む日々を暮らす彼女。そんな時、入院した祖母の家で見つけたご朱印の書かれた色紙を見つけます。七福神のご朱印が揃ったはずの色紙には、しかし六つの神までしか書かれておらず、やっぱり全部揃わないと…と、祖母の快復を祈願し欠けている「寿老人」を埋めるべく七福神めぐりをはじめます。


七福神の福禄寿と寿老人を「入れ替わりが激しいバンドの解散直前に入ったメンバー」で「誰も名前を把握していない」という例えでもわかるように、彼女は毒舌であります。その友だちも、井の頭公園にある弁財天に対して「12年に一度しか顔見せないなんてお高く止まった女だな。(巳年の三月しかダメらしい)カップル見て怒ってる暇があるなら、もっとまめに顔出して出会い探せっていうの(`Δ´)」と叫ぶ独身です。その弁財天さまはコチラです。


http://www.inokashirabenzaiten.com/profile.htm


谷中、武蔵野、日本橋、港、亀戸、浅草……私はまだ武蔵吉祥七福神を読んでいる途中なんですが、のぞみさん、食べ歩きも兼ねているようで……今は人混みを避けたい時期ですが「薬膳カレー」が食べたくて仕方ありません!! 七福神まめ知識も増えてこれは買ってよかったです♪ ひっそりとたたずむ寺社やそのまわりに残されて都会とは思えない自然を感じながら、歩くのっていいですよね。


《御朱印について》

http://www.goshuincho.net/



《歩々是道場》という言葉があります。寺や建物がなくても街を歩いていても心が直心であれば、そこが「道場」になる……あまりに当たり前すぎて見過ごしてしまう人生の一歩一歩にこそ、大切なものが隠されていることを知らなければならない、という戒めでしょうか。



最近「おやぢ散歩」もしていないのですが、小さなオモローを探す毎日を楽しみたいと思います。皆さまもよい1日でありますように(´∇`)





rohengram799 at 15:06コメント(8) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ