2020年03月26日

花春雲便りNo.31:藍 燦々 ✨

前に「読みたい」と書いた本を読み終わりました。

記憶喪失の君と、君だけを忘れてしまった僕。 (スターツ出版文庫) >> https://bookmeter.com/books/12956617


う~ん、ちょっと期待が大き過ぎたのか、私にはイマイチな作品でした。ページ数も多くてそこそこ読み応えがあるかな、と思っていたのだけれど……中学生くらいだったらもっと素直に読めたのかも。


『鯖猫長屋ふしぎ草紙』シリーズの最新刊も読み終わりました。

鯖猫長屋ふしぎ草紙(八) (PHP文芸文庫) >> https://bookmeter.com/books/15177536

今回、白いカラスが出てきたのですが、ギリシャ神話にも白いカラスの話があってビックリ( ゚Д゚) 画像もありますが、カラスが白いってやっぱりなんかおかしい……カラスは黒!というのがもうどっぷり染み着いているからかしら(-ω-;)

http://greek-myth.info/Apollon/ApolloCoronisAsclepios.html


日本だとふくろうの染め物屋さんの話ですかね?

http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/04/21.htm



染め物というと……江戸時代、贅沢を禁じる奢侈禁止令により、庶民の服は茶・鼠・藍色に限定されましたが、「四十八茶百鼠」「藍四十八色」という言葉が残されているように、染め物屋さんたちは頑張って美しい色を作りあげたようです。「48」という数字は浄土宗で縁起がいいとされる数字だとか。こちらは藍のいろいろ。名前も美しい!

http://www.japanblue-ai.jp/post_column/317/


【愛 燦燦】
https://sp.uta-net.com/movie/71720/


rohengram799 at 00:00|この記事のURLComments(0)

2019年04月04日

春愁雲便りNo.3:めぐりあい

布施明さんの歌う『めぐり逢い紡いで』大塚博堂さんの曲だったわ〜忘れていた!


https://sp.uta-net.com/movie/4476/



以前「月白」という色の名前があることを欠きましたが「二藍(ふたあい)」という色の名前がありました。


「二藍」とは、藍の上に紅花を染め重ねた明るく渋い青紫色のことで、古くは紅のことを『紅藍 (くれない)』と表記していて、色名はこの紅藍と藍の二色の藍で染めたという意味からだそうです。この染色が行われるのは平安時代から。若年ほど紅を強めに、壮年ほど藍を強くするため、二藍は使用者の年齢によって各種存在していたとのこと。


https://irocore.com/futaai/



藍は日本人に一番似合う色だと言いますが、そこに紅を重ねる……「二藍」という言葉は「ふたつの愛」「ふたりの愛」に変換されてしまい、それぞれの相手への愛おしさが重なって美しい織物になっていき、後世に残る恋愛絵巻になるのかと、木の芽時らしい妄想してしまいます。


ここから♪めぐり逢い紡いで 愛の色に染め上げた〜 の最初に結びつくワケです(*´ω`*)




さてさて、昨日いつものようにいろんな本のチェックをしていたら司馬遼太郎さんの『妖怪』という本がありました。あの司馬さんが「妖怪 Σ(゚◇゚;)」となりましたが、ちょっと読んでみたいかも(笑)


http://pro.bookoffonline.co.jp/hon-deai/jidai-shousetsu/20170712-yokai-shiba-ryotaro.html



ようやく気温が春らしくなってくるとか……皆さま、ハナモクですよ🌸 どうぞ楽しくお過ごし下さいませヾ(´ー`)ノ


rohengram799 at 11:11|この記事のURLComments(2)

2018年03月21日

桃月雲便りNo.25:ショク・ホワイトブレンド

『この道しかない春の雪ふる』(種田山頭火)


春分の日に雪・・・春の女神は気まぐれでありますね。それに振り回されるのもまた楽しからずや、と思うのは邪なおやぢの妄想力ゆえでしょうか?



読売新聞3/13の地域版・読者投稿の文芸コーナーににこんな川柳がありました。


『何色に染まるか晴れの入社式』(八街市・伊藤三峨さん)


選者・瀬々倉卓治さん(評):藍になるか、朱になるか。「新入社員の皆さん、入社おめでとう」で始まった私の第2ステージは、数日で、夢に見た「やりたい仕事」と「やるべき仕事」がどんでん返しになる。若葉のまん中にいるのに、立ち位置が眩むのは、居並ぶ先輩の、影絵がみんな破れているからだ。



藍は「出藍之(しゅつらんのほまれ)」「青は藍より出でて藍より青し」を、朱は「朱に交われば赤くなる.」のことわざからの言葉でしょうねぇ・・・今は「黒」が入るような気がしますが(ーー)



♪White Spring 春の陽ざしに. White lips 輝きだせば. White blend 恋が芽ばえそう……


今回の記事タイトルは、資生堂のコマーシャルソングとしてミポリンが歌っていた竹内まりやさん作詞・作曲の「色・ホワイトブレンド」から・・・読み方は「いろ」ですが「就職」の「職」にかけたかったので、カタカナで「ショク・ホワイトブレンド」に~説明が必要なタイトルで失礼しました・・・皆さまが余計に寒くなりませんように!




rohengram799 at 14:30|この記事のURLComments(4)

2012年05月19日

あかね雲便りNo.21:藍は藍とて…f(^^;

正しくは♪愛は愛とてなんになる~でありますが(なつかしや、あがた森魚)新聞にこんな俳句があったので(((^^;)


『水多き国の生まれや藍浴衣』(荻原都美子)


浴衣などはどこでも着られそうだが、そうでもない。極地の氷原、熱帯のジャングル、灼熱の砂漠。そんな場所では少々場違いなのではないか。水のせせらぎ流れる国ならではの衣なのだろう。糊のきいた藍染めの浴衣が香り立つかのよう。……長谷川櫂さんの解説(?)がまた想像(妄想?)を掻き立てられますね。


氷原で浴衣→「どてら」でもムリです!!凍死しますって!!


ジャングルで浴衣→模様によっては迷彩服と同じ役割を果たすかもしれない(((・・;)しかし、私の頭は越中ふんどし姿の殿方が浮かんでしまい…『ジャングルの王者ターちゃん』(ターザンではない)といい勝負になるのでは?なんて思ってしまう~( ̄ー ̄)しかし、赤はかなり目立つので<股関の紳士>が怪鳥とかにつつかれないか心配です←おやぢ入りました!!私のアタマも極彩色(-.-)


砂漠→砂丘に浴衣は似合う気がしますが、ちょっと間違えると哀しい『一握の砂』の世界になりそう……<いのちなき砂のかなしさよ さらさらと握れば指のあひだより落つ>(ToT)


藍色って「インディゴ」と同じ色なんだそうですね。横文字だとちょっとイメージが違う~!日本の伝統的な色としては、藍のみで染めた色ではなくて、藍に少量の黄の染料を加え緑がからせたものを指すそうです。藍のみで染めた色の伝統的な呼び名は、縹(はなだ。花田と書くことも)色。朱鷺色もですが、日本の色を表す言葉は本当に綺麗ですね(*^^*)



rohengram799 at 11:50|この記事のURLComments(11)
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