2012年05月13日

あかね雲便りNo.12:スーパー(ニナ)リッチ!?('~`;)

母の日のプレゼントでニナ・リッチのお財布がよく売れました(*^^*)……なんてカバン屋に勤めていた頃の話ではない!というのは、いつものパターンで賢い皆さまはおわかりですよね(~_~;)


演出家の蜷川幸雄さんがテレビに出ているのを見ていたダンナが「“蜷”ってナニ?」ときいてきました。実は私もずっと疑問に持ちながらも「ヘビやらマムシやらの類だろう」にしか思っていませんでした←彼の風貌や灰皿を投げつける稽古風景を知っていたので(--;)


で、調べてみたらアラ!?(゜□゜)「虫」は、昆虫ではなく「小さな生き物」を表す言葉として考え、「卷」は「巻」で……「蜷」=「巻貝」を表す言葉でありました!!だから川がつくのか~なんて感心したりして(笑)


「蜷」は「古事記」や「日本書紀」にも登場し、こんな話もあるそうです。


神功皇后が、敵である熊襲(クマソ)の征伐に行った時のこと、皇后は「蜷」で城を築きます。その後、和平交渉と称して熊襲を城内におびき寄せ、熊襲が城に入った後、皇后は城から脱出!!そして蜷で作った城を転覆させ、熊襲を一網打尽(^o^)vメデタシメデタシ~ですが「蜷」の城ってどんな“シロ”モノ!?←おやぢ入っています♪たくさんの蜷を幻術でニナちゃん(女の子)に変身させ、熊襲のオジサンたちを酒池肉林の世界に誘い…イヤイヤ(^.^)


万葉集にも「蜷」がいくつか詠まれています。


『鴨じもの 浮き寝をすれば 蜷(にな)の腸(わた) か黒(ぐろ)き髪に 露そ置きにける』(作者不詳)


浮き寝をしていると(蜷の腸のような)黒髪に露が降りている……「蜷」は必ず「蜷の腸 か黒き髪に」(蜷の腸のように黒い髪の毛)と詠まれていて、「蜷」の内蔵が黒いことを黒髪を強調するための枕詞として用いているよう。巻き貝そのものを詠んではもらえないのは…ちょっと悲しい気持ちに(ToT)


蜷(にな)の「な」という読みは「菜」を表していたようで、サザエみたいな「食用の巻貝」のことを表していたと考えられます。サザエなどの巻貝も腸(内蔵)の色が真っ黒なんでしょうか?私は食べたことがないのでわかりませんが(-_-;)


日本人ならツヤツヤの長い黒髪よね(*^^*)と思うのですが、今のワタクシは白髪がかなり侵略してきましたので…「白頭掻けば更に短かく」でトホホ(;´д`)にならぬよう気をつけなくては!!←おわかりと思いますが「春望」の一節と作者の杜甫とかけております!!


今日はマツキヨでラッ○ス・スーパー・リッチのシャンプー&リンスを買おうかしら( ̄ー ̄)




rohengram799 at 11:20コメント(6) 
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