谷口ジロー

2023年11月25日

風華雲便りNo.12:惑溺する土曜日 (⁠/⁠・⁠ω⁠・⁠(⁠-⁠ω⁠-⁠)

こんにちは🐥

昨晩から冷えるというので覚悟をしていたのですが、夜中もそれほどでもなくない……? まだ更年期でアツいのか? などと思っていたらいつの間にやら寝ていたらしく……トイレにも起きなかったので目覚まし時計が鳴って目が覚めました😅


陥溺(かんでき)という文字を見つけて「耽溺」くらいしか知らないワタクシはほぉ~!となり……惑溺という言葉も見つけて、若いコでもないのにこんな本を読んでおります〜漫画だったら確実にレディースコミックですわ🤣


【惑溺 危険な獣】
https://booklive.jp/product/index/title_id/208090/vol_no/001


獣というと谷口ジローさんの『森へ』を読み終わりました。読書メーターにも書いたんですが、この作品集1980年代の前半に描かれたものがほとんど。


【人間が地球を食べてしまったんです。失われた自然はもとの姿には戻らない。「自然保護」と大袈裟にいうつもりはないけど、街中にいても日々の暮らしが自然(聖域)へとつながっているという感性はなくしたくないと思う。】


発行は1994年。その時にもすでに……そして今、谷口ジローさんの言葉が重いです。

表紙画像
https://www.suruga-ya.jp/product/detail/504024592



もう来週は師走ですね。
皆さま、どうぞご自愛くださいませ。




rohengram799 at 14:14コメント(2) 

2017年11月15日

霜見雲便りNo.14:秘伝

横綱・日馬富士の暴行事件、ビックリしました。う~ん・・・テレビでは朝青龍の話がまた出てきていますが、私は双羽黒を思い出してしまった。



さてさて、昨日本屋さんのスポーツ雑誌コーナーで久しぶりに『月刊秘伝』を立ち読みしました。いつもは武道家らしき人や大会の写真が表紙なのに、マンガ(イラスト)だったので、アレ?と思ったら「僕らはみんなマンガで強くなった! 武道・武術×マンガ "最強の浪漫"」と題した特集が組まれていたのでした!



Webサイト・WEB秘伝で読者投票企画「最強マンガ大賞2017」があり(知らなかったわ)その結果を発表。板垣恵介「刃牙」シリーズ(名前は聞いたことがあるし、絵柄も見たことがあるけれど、読んだことはない)や川原正敏「修羅の門」「修羅の刻」(ダンナさんが好きで読んでいるけど、絵柄が好きじゃない)を抑え、大賞を受賞したのは松田隆智原作による藤原芳秀「拳児」でした。全く知らない漫画だった。



「からくりサーカス」の藤田和日郎さん(他の話は読んだことがあるけど、コレは未読。買おうか迷っているところ)板垣恵介らによってマンガ化された「餓狼伝」の原作者である夢枕獏へのインタビューもありました。私は谷口ジローさんで読んだ記憶があります。



22日には書泉グランデで「最強マンガ大賞2017」授賞式&トークイベントが開催されるそうな~。書泉グランデ、懐かしい~20代の頃はよく行っていました。神田神保町もずいぶん行っていない。ダンナさんと専門学校の同級生だった頃に、一緒に心理学関係の本を探しに行ったことがあります。私は「バウムテスト(投影樹木画法)」の本を買いました。まだ手元にあるので見たけど、150ページくらいで定価2000円だった。1回くらいは読んだかな? ( ̄▽ ̄;)


ダンナさんが何を買ったか記憶にないですが、ひと休みするために入った、純喫茶(笑)のソファー(椅子)がちょっと傾いていて座りにくかったのは覚えています~私はツナサンドを食べたわ!




今日は七五三ですね。「肉を食べるならハレの日に!」と以前読んだ『秘伝』に書いてあった気がするので、皆さま、お肉を食べて元気にお過ごし下さいませヾ(´ー`)ノ




【月刊秘伝】
http://webhiden.jp/manga/




rohengram799 at 11:55コメント(6) 

2016年07月26日

布雲便りNo.26:おっとり砂丘 

♪どうぶつえんにこうよ~みんなでいこうよ~
昔、かまやつひろしさんが『みんなのうた』で歌っていましたが、そんな夏休みに突入しましたね。


文部省唱歌に『動物園』というのがありました。

♪動物園の のどかな午後は 孔雀がすっかり得意になって うちじゅう いっぱいひろげて見せる 金ぴか模様の晴着の衣裳


孔雀が一番手とは……やはりハデさが人目をひいて人気だったのかしら? お寺に孔雀がいるイメージがありますが、高島屋の屋上に象がいたことがあったそうです。名前は「高子」さん! また昔の銀座松屋の屋上にもライオンやトラがいたとか? こちらは写真とか残っていなくてはっきりしたことがわかりませんでした。屋上遊園地ではなく屋上動物園が当たり前だったのか、それだけの資金力があったと言うべきか……。



さてさて……県知事が「スタバはないがスナバはある」と発言し、今は「スナホ・ゲーム解放区」宣言し、砂丘でGO!GO!GO!な鳥取県ですが、一度鳥取県として置県されたのに島根県になり、消された屈辱の5年(オーバーかしら)があり、再置されたことをご存じでしたか?……って私も昨日『歴史群像』のイベントページを読んで知ったばかりなのですが(; ̄ー ̄A


《鳥取県再置の記録や史料を展示 鳥取市で特別展
 鳥取市上町の市歴史博物館で16日、特別展「明治九年鳥取縣(けん)廃セラレ候(そうろう)~鳥取県再置への軌跡」が始まった。1876(明治9)年に鳥取県が島根県に統合され、その5年後に鳥取県が再置された当時の記録や史料、書状など約150点が展示されている。9月25日まで。》


鳥取県が廃県された同年から今年で140年!! 県の歴史を再認識してもらおうと同館が企画。明治新政府の三条実美太政大臣が、明治天皇の裁可を待つ間に再置の準備をするよう、作間一介書記官に指示した貴重な書簡が初公開。 統廃合に不満を募らせた旧鳥取藩士が再置運動を起こし、政府への積極的な働き掛けで1881年に再置が実現した史料も紹介しています。このほか、西南戦争の際、山県有朋が「早く自らの命を絶ち本意でなかったことを証明し死傷者をこれ以上増やさぬように」と、西郷隆盛に戦争継続を思いとどまらせる書状も展示されているそうです。


鳥取県というと漫画家の谷口ジローさんの故郷というのと、砂丘が浮かんできますが、日本で一番大きな砂丘は青森の猿ヶ森砂丘(約15000ha)なんだそうです。鳥取砂丘は約5451ha。1ha(ヘクタール)=100m×100mです。猿ヶ森砂丘は昭和34年から防衛省・自衛隊の軍事演習場になっているので、一般人は入れません。だから知られていないと思います。


「鳥取砂丘・風の人」ってなかったっけ?と思ったら東京ロマンチカの歌でした(≧∇≦)

http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/content?bid=rahyale&id=34520005



タイトルの「おっとり」はもちろん鳥取を意識したものですが、「のんびり」「ゆっくり」ではなく、「押っ取り刀で駆けつける」「押っ取り刀で飛び出す」の、急いだ状態をイメージして下さいませ。鳥取県がなくなっただと!? 一大事だ!!という、県民の、熱砂のようなアツい思いを感じて下さい!!


押っ取りは「急いで手に取る」「勢いよくつかみ取る」ことを意味する「押っ取る」の連用形で、押っ(おっ)は「おっぱじめる」や「おったまげる」の「おっ」と同じ、動詞に付いて意味を強める「押し」の音変化だそうです。“おっぺけぺー”もペケを強調しているのかしら(´・ω・`)?




明日の記事はまた「読書感想文」(笑)の予定です(* ^ー゜)ノ






rohengram799 at 19:06コメント(10) 

2016年03月13日

春雲便りNo.13:かみがみのいただき・かみがみのたそがれ

現在公開中の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』……原作小説は読んだことはないのですが、谷口ジローさんのマンガでは何年か前に読んでいました。そして古本屋に……だったのですが、高校時代に山登りをしていたらしいダンナが大変興味を示してしまい……新たに買うことに(´;ω;`) 以前は文庫版(5巻だったかな)でしたが今回はワイドな上中下の三冊、ズッシリしています! 映画も観に行くかも?


何回かこのタイトルを耳にしていると、八百万の神さまが「これ、いただき~!」と大宴会で他の神さまの食べ物や飲み物を横取りしている光景が浮かんできて困るワタクシなのですが、山登りで困ること、問題になることのひとつにトイレがありますね。


トイレを表す言葉に「閑所」(かんじょ、かんぜ)というのがあるそうです。そこが文字通りさびしいところだから、あまり団体さんが入っていることはない……というような雰囲気? サービスエリアや劇場のトイレではあり得ないですね(;´д`)


「装物所」(よそものどころ)は更衣室のこと。昔の貴人はトイレに行くたびに着替えたのでこう呼ぶようになったんだとか。また「高野山」は、山に入って髪(紙)を落とすというシャレから……。そして「渡辺綱」(わたなべのつな)というのもあるらしい。これはトイレには鬼がいるという言い伝えがあり、鬼退治をしたという伝説で有名な渡辺綱(平安時代の武将)の名を利用したみたいです。「トイレの鬼」というと便秘に苦しみ個室に閉じこもっている人を連想してしまうのは私だけかしら……?



登山の話にもどりますが……一緒になった女学生(笑)登山グループに「じゃあ下山して○○で会いましょうか、とか言うんだけどさぁ、やっぱり街で会うと全然違うのよ! お風呂とかにも入っていないから臭いんだよね~お互いさまだけど」と言っていました( ̄▽ ̄;) 日を改めて会うと山の話で盛り上がっていいのかも……。



一昨日の記事に田中角栄氏のことを書きましたが、現在週刊モーニングで戦後の日本、政治家を描いた『疾風の勇人』というマンガが連載中なのですが、若き日のイケメン角栄氏が登場しましたので、ご覧下さいませ(≧∇≦)



8071e1e8.jpg



下の人物は吉田茂氏だと思われます。「バカヤロー!」と言われてしまうかしら? 今日も寒い1日です。お身体に気をつけて下さいね。






rohengram799 at 12:37コメント(8) 

2016年03月06日

春雲便りNo.5:ぶんぶんぶん

『春一番ぶんぶんぶんと行きにけり』(間部美智子:まなべ・みちこ)


「三寒四温」という言葉がありますね。これを繰り返して本格的な春になるよ~なイメージですが、元々は韓国・中国などの大陸で主に使っていた表現らしいです。使われる時期も大陸の方では冬の時期に使われる表現だとか。ある統計によると「三寒四温」というより「一寒一温」のリズムの方が割合として多いらしいです(笑)


春眠暁を覚えず……ではなく、3時間寝たら目が覚める、赤ちゃんみたいな睡眠パターンになってきたワタクシですが、新聞でみた《没後100年 宮川香山》というサントリー美術館で開催中の記念展が気になっていました。宮川香山は明治時代から大正時代を代表する陶芸家だそうで(私も初めて知った方なのですが)その作品のひとつ『高浮彫牡丹二眠猫覚醒蓋付水差指』を見てうひゃ~!と思ったからです。


b7d4b9db.jpg


たかうきぼりぼたんにねむりねこかくせいふたつきみずさし……新聞での写真が小さくて猫の表情がよくわからなくて……本屋に行ったらわりと大きく載っている雑誌があったので買ってしまいました。


この猫は日光東照宮にある左甚五郎作の眠り猫。ふと目覚めて「いないいないばぁ」のポーズをとっている場面らしいです。画像がイマイチでわかりにくいかもしれませんが、口の中の細かい歯や舌、耳の中、肉球や爪、毛並みなどスゴく細かい部分もとてもリアル……これが陶磁器なんて……(;・ω・) 同じ意匠の香炉もあるそうです。また蟹がへばりついた花瓶もあります……美術展案内記事で見かけることがあるかもしれませんが、このセンスはスゴい~!とずっと雑誌を眺めています(笑)


《宮川香山 眞葛ミュージアム》

http://kozan-makuzu.com/



猫といえば犬の話題も……女優の釈由美子さんの愛犬・こころが、目を離したすきに夫の飲んでいた日本酒を誤飲し、亡くなったと……犬にお酒ってなに?と思っていたら、2014年にも当時飼っていたチワワのさくらが3カ月半で亡くなっている(死因は不明)とか聞くと……なんともいえない気持ちに。


犬種やその犬の体質(?)によるのかわかりませんが、ウチの犬は平気だったとか、すぐに顔を背けたとかいろんな意見があり……でも犬を飼う以上、ましてやすでに一匹亡くしていたならもっと勉強して気をつけるべきだったのでは?と……こころは1歳だったとききました。ただただかわいそう……またしばらくしたら新しい犬を飼うのかしら……。



前の記事ではグチグチ失礼しました。ご心配や励まし、ありがとうございました。これといった進展もありませんが、また何かあったら話をきいて下さいませ。 皆さま、どうぞよい週末を(´∇`)





rohengram799 at 08:54コメント(8) 
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