谷川俊太郎

2018年04月06日

清和雲便りNo.8:『聞こえる』こと『信じる』こと

♪戦う者の歌が聴こえるか? 鼓動があのドラムと響き合えば 新たに熱い 生命がはじまる 明日が来たとき そうさ明日が!


これはミュージカル『レ・ミゼラブル』の中の一曲「民衆の歌」です。昨日書いた記事のコメントでのざわ様が教えて下さった『聞こえる』の歌詞を読んで思い出しました。のざわ様、ありがとうございます!



『聞こえる』

http://www.chorus-song.com/sp/popular/kikoeru.htm



私は他の動画でこの合唱曲を聴きましたが、とてもよかったです。学生の合唱コンクール曲にとてもふさわしく感じました。何かが起きている、それはわかる、そのために何が出来るのか、嘆きや苛立ち、希望などたくさんのものが入っているなぁと。


谷川俊太郎さんの詩もたくさん合唱曲になっていますよね。『信じる』も素晴らしくて、涙が出そうになってしまった・・・!



『信じる』谷川俊太郎


笑うときには おおぐちあけて
おこるときには 本気でおこる
自分にうそがつけない私
そんな私を 私は信じる
信じる事に 理由はいらない

地雷を踏んで 足をなくした
子供の写真 目をそらさずに
黙って涙を流した あなた
そんなあなたを 私は信じる
信じることで よみがえるいのち

葉末の露が きらめく朝に
何を見つめる 小鹿のひとみ
すべてのものが 日々新しい
そんな世界を 私は信じる
信じることは 生きるみなもと




くちびるに歌を・・・なゆたかな週末をお過ごし下さいませ♪(o・ω・)ノ))



rohengram799 at 08:11コメント(4) 

2018年04月04日

清和雲便りNo.5:泣けばいい

昨日は「泣かないで」でしたが「泣かせて」は以前書いたので、今日は「泣けばいい」です(笑)


谷川俊太郎さんの詩って、どシリアスなのもユニークなのもいろんなものがありますが、そうだよね・・・と、励まされるものが多いような。この詩も最後に納得です。すぐには笑えなくても、小さな笑いでも、きっと明るい未来につながるはず。




『泣けばいい』谷川俊太郎


泣けばいいんだ泣けばいい
哀しいときは泣けばいい
泣けば烏もカアと鳴く

泣けばいいんだ泣けばいい
ひとりのときは泣けばいい
遠い誰かにとどけとばかり
風もいっしょにむせび泣く

泣けばいいんだ泣けばいい
苦しいときは泣けばいい
泣いてどうなるものでもないが
泣いてはらそう曇り空

泣けばいいんだ泣けばいい
泣きたいときは泣けばいい
まぶたはらして鏡を見れば
いつか笑いがこみあげる



どうぞ良い1日を(*´∀`)♪



rohengram799 at 07:58コメント(4) 

2017年11月08日

霜見雲便りNo.7:うそ

スマホのパズルゲームを今2つやっているのですが、コレってエンドレスなのかしら・・・前やっていたのはチャレンジモードとエンドレスモードがあって、エンドレスで腕を磨き(笑)チャレンジに戻ってクリアしたのですが、今のは「レベル270」とかになってもゴールが見えない~そして1つはステージクリアしたところでフリーズ! やり直してもフリーズ! ここまで来て先に進めない~最後があるかどうか知りたいのに~悲しすぎる~( TДT)



最後と言えば、ニノが主演の映画『ラストレシピ』公開されましたね。原作の記憶も薄れてきた今なら楽しめるのかしら? 内容はつまらなくてもかまわないので(おいおい・・・!)料理はどんなものか見てみたいです(笑)



そして料理といえば、ダンナさんがコンビニで買ってきた漫画雑誌に、ケンミンの焼きビーフンでお馴染みの陳健民さんの話が載っていました。日本人好みに麻婆豆腐やエビチリなどを調理して、四川料理を広めた方ですね。こんな言葉がありました。



「私の料理 少しウソがあります でもそれはよいウソです」



そして、最近知った谷川俊太郎さんの「ほんととうそ」 という詩に話は繋がるのでした( ̄▽ ̄;) 今日はこの詩で締めくくります。




『ほんとうとうそ』


うそはほんとによく似てる
ほんとはうそによく似てる
うそとほんとは
双生児
うそはほんととよくまざる
ほんとはうそとよくまざる
うそとほんとは
化合物

うその中にうそを探すな
ほんとの中にうそを探せ
ほんとの中にほんとを探すな
うその中にほんとを探せ





rohengram799 at 11:15コメント(4) 

2017年08月12日

竹春雲便りNo.12:ウサギとカメとワニ

『おおくにぬしのぼうけん』という本が福永武彦さんの文,片岡球子さんの絵で発売されていました~た!なんて贅沢な絵本!片岡球子さんの力強い富士山の絵が好き(≧▽≦) ああ、どれか一枚、リトグラフでもいいから欲しいなぁ・・・かなりお高いのですが。


おおくにぬしと言えば、いなばのしろうさぎを思い出しますが、○○系男子とかの中にうさぎ系男子もいるのですね。ビックリですわ。


https://matome.naver.jp/m/odai/2147335810949677901/2147336253650408103






うさぎと かめ

 

 ようい どん!

 うさぎはぴょんぴょん はねていく

 みみをかぜに なびかせて

 あとあししっかり じめんをけって



 かめはのそのそ あるいていく

 おひさまぽかぽか あたたかい

 いいてんきだな たのしいな



 うさぎはぴょんぴょん はねていく

 じぶんのはやさが うれしくて

 ゴールめざして いっちょくせんだ



 かめはのそのそ あるいていく

 かぜもそよそよ ふいてくる

 いいきもちだな ねむたいな



 うさぎはぴょんぴょん はねていく

 ゴールはとっくに すぎたのに

 まだとまらずに はねていく



 かめはぐうぐう ひるねをしてる

 ちょうちょがかめの せなかにとまる

 うさぎはどこまで いったのか



 いいてんきだな たのしいな







『詩(うた)』(文・谷川俊太郎/絵・広瀬 弦)という絵本があるらしいです。イソップ物語を谷川さん流にアレンジた詩集でしょうか。全部ひらがなで、またおなじみのうさぎとかめの話もちょっと視点を変えると、どちらもいいじゃないか!な話になるのが素晴らしい!


うさぎのテンションの高さがなんとも微笑ましく感じます。かめののんびりゆったりした歩み、ひと休み(?)しているちょうちょの可愛らしさなど、子どものたちも楽しく想像してクレヨンでお絵かきできそう!



週刊モーニングで『ワニ男爵』という漫画が連載されています。アルファルド・J・ドンソンという、職業は小説家のワニが主人公です。ちょっとばかりヤンキーが入ったウサギ、ラビットボーイとの食べ歩きが趣味です。超ジェントルマンなのですが、時々お店で「野生」が暴走するのがまたたまらない(笑)・・・ 今コミックス1巻発売中です(*´∀`)♪





rohengram799 at 15:03コメント(6) 

2016年02月29日

凍雲便りNo.16:もがいて候~2月の本棚

テーマは「20」という数字。原稿用紙20枚という制約の中で、20人の人気作家が綴った20の短編を集めたアンソロジー『20の短編小説』(小説トリッパー編集部編)が今月最後の一冊になりそうです。


朝井リョウ・阿部和重・伊坂幸太郎・井上荒野・江國香織・円城塔・恩田陸・川上弘美・桐野夏生・白石一文・津村記久子・羽田圭介・原田マハ・樋口毅宏・藤井太洋・宮内悠介・森見登美彦・山内マリコ・山本文緒(敬称略)が描いた近未来的な話、セクシーな話( 〃▽〃)やホロリとする話、考えさせられる話などお得な一冊だと思います。


好きな作品はいくつかあるのですが、木皿泉さん(夫婦で共同執筆する脚本家)の「20光年先の神様」は最初の一文から引き付けられました。


《祈りと呪いは違うという人がいるが、そんなことを言うのは、本当に人を呪ったことがない人なのだと和美は思う。》


和美はトージナホがいなくなればいいと思い続けていたけれど、中学を卒業してから40年経ってから病院で再会します。看護師と入院患者として。


《きっと二十光年先にいらっしゃるのだ。和美の願いが神様の元に届くまで二十年。神様がその願いを和美のところまで届けるのに二十年。四十年前に祈ったことを、今すぐキャンセルして下さいと祈っても、すぐにはかなえてくれない。そういう、取り返しのつかない時間の中に、私たちは生きているのだ。》


トージナホは亡くなり、和美はもう一度祈りなおしたいと何もなくなった部屋で思います。


《「みんなが、私のことを許してくれますように。そして、私が、みんなのことを許せますように」
先のことなどわからないが、そう祈ってしまうと、みるみる心が静まってゆく。たとえ、神様に届くのが二十年先でも、今の心はこんなに穏やかだ。そうか、これが祈るということか。祈りとは、今を生きるためにあるものなのか。》



和美の考え方を勝手だと思う人もいるかもしれないし、祈りが通じてトージナホが病気になったとは限らない。でもこういう気持ちを誰しも一度は持ったことがあるんじゃないかなぁ……。


タイトルから谷川俊太郎さんの『二十億光年の孤独』を思い出しました。この詩も合唱曲になっているのですね。


「人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする」……どんなカタチでも人間って誰かと何かと繋がりたいさみしがりのかまってちゃんなのかも(;^_^A そんな私ももがいて悩んであがいての2月の読書は少ない……ですがスープ以外は大満足でした。



《2月の本棚:計7冊》

「ぎやまん物語」(北原亞以子)「あこがれ 続・ぎやまん物語」(北原亞以子)「本をめぐる物語 小説よ、永遠に」(アンソロジー)「ゆうじょこう」(村田喜代子)「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ」(友井羊)「ことり」(小川洋子)「20の短編小説」(アンソロジー)



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rohengram799 at 10:56コメント(6) 
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