2023年05月29日

だし雲便りNo.19∶バクとヒョウ

こんにちは🐥 大型の台風2号🌀はノロノロ運転だとか……島にお住まいの方々は食料品など新しく入荷されることはないので、長引くと心配。イッキに違う方向に(被害は最小限で)いなくなってもらいたいです。


昨日、ホームセンターに行ったら傘売り場がやたら充実していました。4人入れる傘って漢字そのままだな〜と心の中でツッコミを入れたりして。そしてバーゲンブックが目に入りました🥸 今月はもう本は買わない!と思っていたのに、あぁそれなのに……この2冊を買ってしまいました。

ムック本『池田理代子の世界』
https://ddnavi.com/news/97637/a/

『夜はライオン』
https://ddnavi.com/book/4037441802/


理代子先生のこの本は持っていなくて昔の漫画紹介もあり懐かしくなり……そして1冊だけなのもなぁ、と私には珍しく児童書を。さて、いつ読み終わるでしょうか?😓



昨晩は『北のおくりもの』という北海道アンソロジーのエッセイ4作品のみ読み終わりました。全部短編かと思ったらエッセイ4、短編5という構成でしたわ。なんとなく小説はアツい夏に読みたいなと思って〜『鉄道員』も収録されているのですが、長編ではないのですね。長い話かと思っていました。

https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744531-2


さて……下書きメモがアチコチにあり、今日のタイトルもその中から……貘と豹?なんだ?とすっかり忘れていたので確認!


「瀑」とは、川の水が高い所から落ちて飛び散る所、滝のこと。「濤」とは、大きくうねる波のこと。

「氷瀑」とは凍った滝、氷結した滝、南極などの氷河が流れ落ちている場所。

「氷濤」とは、湖の波しぶきで作った氷柱。


波濤とか海嘯は聞いたことがあるので、氷のついた言葉に反応したと思われる……きっと暑い日が続いた時に目についたんでしょうな😅


明後日で5月も終りですが、皆さま、どうぞ「ご安全に」! 



rohengram799 at 09:45|PermalinkComments(0)

2020年02月09日

花春雲便りNo.8:針供養

昨日(2/8)は「針供養」でしたね。


針といふ光ひしめき針供養 行方克巳


行方 克巳 (なめかた かつみ )千葉県出身の俳人で
1960年、母親の影響で短歌を作り始め、短歌・俳句の投稿を始めたそうです。1968年に慶應義塾大学文学部国文科を卒業。代表句の「生涯のいま午後何時鰯雲」もいいですね。「いま何時?」ときかれると「そうね、だいたいね〜」(*) と答えたくなりますが(笑)



こちらも針供養の話と俳句。

https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/bsignal/08_vol_116/poet.html


高橋淡路女(たかはし-あわじじょ)
1890-1955 大正-昭和時代の俳人。
明治23年9月19日生まれ。「ホトトギス」をへて,大正14年から飯田蛇笏(だこつ)に師事し,「雲母(うんも)」同人。阿部みどり女の「駒草」にも参加した。昭和30年3月13日死去。64歳。兵庫県出身。上野女学校卒。旧姓は織田。本名はすみ。初号はすみ女。句集に「梶の葉」「淡路女百句」など。


淡路女の句に「貘枕(ばくまくら)」という季語が出てきます。獏は夢を食う獣であるという言い伝えがあり、節分の夜に獏の絵を枕の下に敷いて寝て、悪夢をみないというおまじないがあったようです。良い初夢を見るために、宝船が描かれたものを枕の下に敷くのときっかけは同じでしょうねぇ。次の二句も淡路女の俳句。


こんこんと親子の眠り貘枕(ばくまくら)

思ふことある身なりけり獏枕



飯田蛇笏のコチラの句もなんかワケアリな雰囲気。わりなき仲はやはり男女の仲でしょうか〜お互い悪夢をみませんようにと貘の絵を枕の下に敷いて、違う場所で眠るのでしょうか? 違う場所で見上げる月はひとつでも、同じ夢を見るのは難しい気がします。


獏枕わりなきなかのおとろへず



(*) https://sp.uta-net.com/movie/1312/



rohengram799 at 00:10|PermalinkComments(4)