通過儀礼

2015年08月10日

海雲便りNo.5:オバクレ

今朝は久しぶりの雨でした。ダンナの出勤時には一段と激しく降っていました……(´;ω;`) でもまだまだ暑さは続きそうですね。



『銀座には銀座のセンス夏帽子』(松本青風)


帽子だけでは季語にならないでしょうが、「夏帽子」ならOK~麦わら帽、登山帽,パナマ帽など、夏用の帽子ならなんでもいいみたいですね。


昨日の読売新聞の読者投稿欄のテーマが帽子だったのですが、その中に「戦後間もなくなんでも配給だった頃に、珍しく越中ふんどしが配給。野球をやるようになっていたので野球帽が欲しいなぁと思っていたら、友だちが近くの帽子屋さんにその生地で野球帽を作ってもらったら?というので作ってもらった」という話がありました。現在79歳、白い野球帽を見るとあの時代を思い出すそうです。


越中ふんどしというと赤!のイメージしかありませんでしたが、そんなことはなかったのですね~! そしてフンドシについて調べていたら『褌祝(ふんどしいわい、へこいわい)』という文字か! 日本の一部地方(西日本に多いとか)で行われる、男子が成人になるための通過儀礼で、地域により成人の年齢の違いはありますが、だいたい13歳から15歳だそう。ふんどしを締めて成人と見なされることから由来するそうです。


ふんどしは母方の伯母・叔母、いない場合、父方の伯母・叔母から贈られることを基本としていて、父方の伯母・叔母もいない場合は、母親か姉妹、血族の女性から……で「オバクレフンドシ」と呼ばれていたそうです……おばさんがくれるふんどし、略してオバクレ(~O~;)……間違ってはいないけれど、あんまりいい気分ではないかも……。そして昔はこのふんどしをプレゼントしてくれた方が筆下ろしのお相手になっていたらしい( ̄~ ̄;)


女性の場合は13歳前後で「成女式」といわれるものが行われたそうです。髪を結い、笄(こうがい・髪をかき上げるのに使った箸のようなもの)を髪に差し「髪上げの儀」などといわれたり、振り袖から留め袖に服を着替えて針仕事などを習うようになったり……こちらは初めて腰巻きを付けることから「湯文字(ゆもじ・腰巻きのこと)祝い」ともいわたそうです。


湯文字は二幅の布を合わせて作られているので「二布(ふたの)」という名の下着だったそうな。江戸時代の中期まで、男女とも素裸で入浴するということがなく、女性は二布をつけて入浴していましたが、この湯具が当時の女房言葉で「湯文字(ゆもじ)」という呼び名になったとか?



下着の歴史は奥深い……皆さまもクーラーなどで身体を冷やさないようにお気をつけ下さいませ(;A´▽`A





rohengram799 at 10:37|PermalinkComments(10)

2012年03月29日

ひつじ雲便り593:齢(よわい)重ねて算賀(さんが)あり

着替えの最中、お腹に目がいき…「今日は肉(29)の日」とアタマに浮かんだ悲しいオスカーでございます~まだ「マリモの日」の方がラブリーだったかも…ううっ(T-T)


3月もあとわずかですが、今日は“さんが”なる言葉を知りました。「山河」でも「参賀」でもない『算賀』です。


長寿を祝い、更なる長寿を祈る通過儀礼だそうで~古い文献を見ると奈良時代から行われていたそうですよ!


昔は数え四十歳から老年期(゜□゜)と見なされていたので、長寿を祝ってのこと。その後は10年おきに祝宴を催したそうです。『源氏物語』にも算賀を描いた部分があるとか?私は全く読んでいないので知りません(-.-)


年齢に応じて「四十の賀」「五十の賀」などと言うそうですが、四十の賀だけは“shi”の音を忌んで「五八の賀」と称する場合もあったとか。


“5×8=40”(笑)気持ちはわかりますね。「人生五十年」でしたから、忌み言葉は避けたかったでしょう。


「四十の賀」に「五十の賀」…私の場合、ワガママな「我」が10年ごとに増えていくような気がする(´д`)




rohengram799 at 13:56|PermalinkComments(10)
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