遠田潤子

2018年12月25日

竜潜雲便りNo.29:ヴォカリーズ

遠田潤子さんの『カラヴィンカ』をパラパラと読み返しました。迦陵頻伽(カラヴィンカ)とは、人頭鳥身の想像上の生き物のこと。極楽に棲み、この上もなく美しい声を持ち、仏の教えを説くといいます。内容は結構ハード。

https://kadobun.jp/reviews/193/dea62088



主人公の実菓子は「ヴォカリーズ」の歌手。ヴォカリーズは、歌詞を伴わない発声練習や歌唱法で、フランス語の「vocaliser(声にする、声だけで歌う)」の命令形「vocalise」に由来。「ラヴェルやコープランドもヴォカリーズを残しているが、やはりラフマニノフの作品が最も有名だろう。」と検索した記事に書いてあったので、YouTubeで聴いてみました。



「でも、俺は思うんです。尊厳という言葉がたとえきれいごとであったとしても、ちゃんと言葉にしなきゃいけないと思うんです。そうでないと、こんなもの、すぐに失われてしまう。あることすら忘れられてしまう」(p345)



以前読んだ時は、ラストがなんとなく消化不良で、う~ん、だったけど、本田美奈子.ちゃんの歌声を聴いてその部分がなくなったような気がしました。他の人のも聴いたけど、彼女の声が一番この作品にあっているような・・・。



美奈子.ちゃんが元気でいてくれたらなぁ~あまりにも早く空に還ってしまって残念です。

rohengram799 at 11:25|PermalinkComments(2)

2017年07月17日

蘭月雲便りNo.9:風船🎈

ああ~毎日暑いですね~昨日は駐車場清掃担当でしたが、一回りしたらもう汗ダラダラ・・・デブはツラいわ、ツラいわ、と思いながら一日を終えましたヽ(;´ω`)ノ



この前『お葬式』を改題したという遠田潤子さんの『あの日のあなた』という本を読んだのですが、まぁキモチワルイ登場人物ばかりで、ウゲェ(下品ですみません!)となってしまいました。主人公はファザコンだし、シスコンのオッサンは出てくるし、このオッサンの娘は女子高生なのですが、下校時に校門前まで車で迎えに行く主人公に(一応理由はあるのですが)「バッカじゃねーの!」と思いました。こんなすぐ噂になるような行動をする大学生のお坊っちゃん、母親は亡くなり、父親も交通事故で他界してしまい、弔い一切不要の遺言書に疑問を抱き、父親の過去を探り始めるのですが・・・な話ですが、やっぱりキモい(|||´Д`) 父親が私と世代が近いので、出てきた歌はみんな知っていて歌えたのですが、まぁオススメしない作品ですわ。



さてさて『業界初!バルーンアートを使用した葬儀用祭壇のサービスを(株)DSSが開始』という記事を読みました。

バルーンアート祭壇の《ふうか》
モダンな生花祭壇とバルーンアートを組み合わせた葬儀用祭壇専門サービスブランドを立ち上げました。新たな葬送の形としてご提案いたします。


≪バルーンアート祭壇 ふうか≫の特色

★ バルーンを使用することにより多種多彩な造形演出が可能となり配色含め顧客の細かなニーズにも対応可能
★ なんといっても子供らしさを演出するのに最適
★ 従来の「葬儀」の暗いイメージと差別化することにより新たな葬儀の形をご提案
★ 小さな子供向け商品でとして開発しましたが、若年層から年配の方にも幅広いニーズが期待できます
★ 使用したバルーンはお別れ時に「バルーンリリース」にも使用。新たなセレモニーイベントも合わせてご提案
(バルーンは土に還る素材ですので環境にも配慮されています)


ラインナップ全種類は→http://www.balloon-sougi.com/



葬儀も多様化していますね。お骨をゆうパックで送ってしまう人もいれば、出来るだけ華やかにしたい人もいたり・・・家族葬を希望したのに故人の勤務先の人からいろいろ謂われていわゆる一般的な葬儀に変えた人も知っています。この話を聞いた時にはええーっ!と思いましたが、前々からいろんな準備が出来るものではないので難しいですね。








rohengram799 at 13:17|PermalinkComments(10)

2016年05月03日

香雲便りNo.3:鉄樹

今日も日射しが夏!ですね。朝イチで買い物に行きましたが、帰ってきたら扇風機のスイッチをONにしたくなりました(;´д`)ゞ!



昨日『雪の鉄樹』(遠田潤子)を読み終わりました。母親は失踪。女の出入りが激しい「たらしの家」で祖父と父に育てられた庭師の雅雪が主人公です。“たらし”のジジィにオヤジ、もうどうしようもないですわ。特にジジィがムカつくΣ( ̄皿 ̄;; いくら性格が歪んでいても庭師として腕がいいのがまたムカつくΣ( ̄皿 ̄;;


最初は登場人物とその関係がわからなくて、モヤモヤ感があり、後半になり段々その謎が解けていくのですが、そうなったら主人公にイライラするという……。他人だったら割りきれてしまうこと、他人だったらその心情がわかるのに、血の繋がりがあるとこんなにも人を縛り苦しめるのかと思う、息苦しい作品で、どうなるのか先が気になって仕方なかったですわ。


タイトルの「鉄樹(テツジュ)」は蘇鉄(ソテツ)の別名です。他にも(鉄蕉(テッショウ)鳳尾蕉(ホウビショウ)などあります。バショウに似ているからでしょうね。この木が衰えたときに幹に鉄くぎを打ち込んだり鉄類を株元に与えるとよみがえって元気になるという言い伝えから「鉄分を与えると蘇生する」から「蘇鉄」になったそうです。現在生きている植物の中では、イチョウと並んで最も原始的なもののひとつとされているらしいです。


「三大蘇鉄」として静岡・能満寺の大蘇鉄、 静岡・龍華寺の蘇鉄、大阪・妙国寺の蘇鉄の名前が挙げられていました。南方系のシュロとかヤシみたいなので、すぐに大きくなるイメージでしたが、成長するのにかなりの年月が必要となるそうです。またオスとメスの株が存在するので、片方の株だけでは受粉しません。また10年に1回花を咲かせるといわれるほど、開花が貴重な植物なんだそうです。


ソテツの花と実はコチラで!
http://www.hana300.com/sotetu3.html



「鉄樹」で検索していたら『鉄樹開花』という熟語が出てきました。意味は将来の可能性がないこと。または、非常に珍しいこと。「鉄樹」は鉄でできた木のことで、鉄でできた木は花が咲かないという意味から。または「鉄樹」は六十年に一度だけ花が咲くともいわれているということから。


いつまで待っても見込みがないたとえ……この言葉の意味を知ってから『雪の鉄樹』というタイトルと内容を思うと、う~ん(-""-;)と感慨深いものがありました。



熊本・大分、西日本では荒天の予報、どうぞお気をつけ下さい。私も急な出勤になってしまいました……皆さまもいろいろあると思いますが、まずは今日1日を無事乗り切りましょう(  ̄ー ̄)ノ





rohengram799 at 11:08|PermalinkComments(6)
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