金太郎

2019年04月24日

春愁雲便りNo.23:砂糖菓子の男

日本ではあまり定着していないであろうイースター(゚~゚) それなのにスーパーでは「イースター」のシールが貼り付けられたタマゴを使ったお惣菜が目立っておりました。

https://osusume-idea.com/archives/2486


イースターバニーってあったよなぁ、と思ったのでウサギの俳句を少し。


「ももいろの欠伸をひとつ夜の兎」(石寒太)

「初絵馬の二兎の接吻したるかも」(後藤比奈夫)

「兎抱く心にかたちあるごとく」(武井清子)



「見返り兎」さんのいる神社
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/yypooh88/entry-12437988125.html%3Fusqp%3Dmq331AQPCAEoAZgBweb77omUjPBK



この前『砂糖菓子の男』という童話(?)の記事を読みました。表紙が哲学的というかダリの絵を連想するような…。内容も「ある国の王女がすりつぶしたアーモンドと砂糖と麦を1キロずつ混ぜ合わせ、40日と40夜祈りを奉げ、理想の男性を手作りしたのに、はるか遠くの女王に略奪され、王女は彼を探す旅に出る」という、なんだそれは(;゜∀゜)な展開! 「ちからたろう」という昔話も Σ(Д゚;/)/ でしたが(ジジババの垢から生まれた)読みたいですわ。

http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/3217

http://cortneykotoko.jugem.jp/?eid=239#comments


こちらの表紙もかなりのインパクト(o゚Д゚ノ)ノ ナカミはイマイチのようです(((^^;)

あかずきんたろう >> https://i.bookmeter.com/books/11084949



週末までは雨とか。インフルエンザに流行っているようです。どうぞ皆さま、ご自愛下さいませ。



rohengram799 at 09:24コメント(6) 

2016年05月05日

香雲便りNo.6:金と桃

今日は『こどもの日』! 近くに戸建が増えたので、こいのぼりを揚げる家はないかしら、とちょっと期待していたのですが、見つかりませんでした。クリスマスのイルミネーションをハデハデにするお宅はあるのになぁ……。


最近の読売新聞(私の大好きな「人生案内」ですわ!)に60代で現役時代は海外生活が長かったという男性の「日本の伝統行事 納得できない」という、なんだ、このヒトは……な話がありました。「世間がやっているからというだけでは、私のような海外経験者には通用しません。」とかスゴく感じ悪い……孫が生まれたのだからもっとウハウハしてもいいだろうに、お宮参りやお食い初め、初節句もムカつきの原因だ!的な文章で、かえって迷惑しているかのよう。モノより現金と奥さまと話し合って決めたそうです。多分、奥さまは何か形あるものを贈りたかったと思うのですが…。「これまでの自分への褒美の意味からも、老後は国内旅行にお金を使いたいと考えています。納得がいけば、世間並み以上のことはしますが。」と結ばれていて……ますますムカつくΣ( ̄皿 ̄;;

回答は作家の出久根達郎さん。奥さまとふたり暮らし。由来やら歴史、意義について深く考えるとかいう前に、生活のアクセントとして実行し、季節を感じているそうです。未婚・既婚に関係なく、こういう人がほとんどではないのかしらん?

「子どもの行事には、諸病を恐れる祈りの心が込められております。その心をくんでお祝いするのが、大人の愛情というものではありませんか。自分への褒美などと、幼いことを言わず、ここは世慣れた奥様に従った方が賢い。行事が子の思い出作りとなる上、家族がしあわせになるなら、こんないいことはない。」そしてトドメの一言に爆笑しました。

「褒美は奥様にあげなさい。」


息子夫婦とあったので、お嫁さんからしたらこのジイサンは舅ですよね。付き合いにくそう…! 彼らからお祝いの催促が何回もあったわけでもないようだし……何回読んでもイヤな文章だわ~自分の子どもにもお嫁さんにも初孫にも愛情のかけらも感じない! 海外生活が長いなら、もっとベタベタに過剰なくらい「愛してます!」をオーバーアクションでアピールをするような気がするけれど……単身赴任だったのかしら?


関東では女の子の初節句の時は母方の実家で用意し、男の子の初節句は父方の実家で用意する地域が多く、関西では男女両方の初節句を母方の実家が準備する地域が多いと聞きました。ウチはふたりとも男なんですが、私の実家から五月人形をもらいましたわ。こういうのってそれぞれの田舎のしきたりとかあるので、よく話し合いをしないともめますね(; ̄ー ̄A

ウチに飾られているのは金太郎さんですが、加田由美(かだ・ゆみ)さん(1945年和歌山県生まれ)が『桃太郎』という句集を出されたという記事を読みました。


「桃から生れた桃太郎」蚊帳の子に


「あとがき」に加田さんはこう書いているそうです。

「桃太郎」のおはなし。
わたくしには、流れてきた大きな桃から誕生した男の子が、やさしいおじいさんおばあさんに大切に大切に育てられておおきくなってゆくところまで。その先はない。
鬼退治に行かねばお話にならないのに、蚊帳にねかせつけられながら、祖母もわたくしも眠ってしまったのか。いつもそこまで。
でも、たのしかった。


きびだんごを持ち、家来を連れ、鬼ヶ島にいかない……おじいさん、おばあさんの愛情をたっぷり受けて元気に育った桃太郎。一組の夫婦がおじいさん、おばあさんになるまでの年月、桃太郎が大きくなるまでの年月……語られない部分に本当の物語が隠されているじゃないか!(笑) 大人にはこういう読み聞かせもいいかも……なんて思ってしまいました。


加田由美句集『桃太郎』(ももたろう)
http://furansudo.ocnk.net/product/2206






rohengram799 at 09:00コメント(12) 
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