銀河鉄道999

2023年03月23日

柳絮雲便りNo.18:モジモジ宇宙

おはようございます🥸

昨晩『テミスの剣』を読み終わりました。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167908041

警察小説は久しぶりです。主人公の「渡瀬」という名前からかなんとなく渡瀬恒彦さんをイメージして読み進めましたが、ドラマでは上川隆也さんだったんですねぇ。

……
個人の能力を軽視する人間は決まってチームワークを強調するが、ではその十人が十人とも凡庸以下の人間だったらどうするつもりなのか。
要は構成員一人一人をある分野のエキスパートに仕立てていけば最強のチームになる。ただそれだけの話だ。(略)
個別の能力も重要、チームワークも重要。しかし何よりも、班の責任者に能力がなければ求心力はすぐに失われるのだ。
(P312 〜313)


WBCがあったからか、この部分が妙に印象に残りました。今は『ネメシスの使者』を読んでいます。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167914363


さてさて……noteにもチラリと書いたのですが、読売新聞・編集手帳の担当者が変わってから5年くらい? 相変わらず今の担当者には(´ε`;)ウーン…となってしまう〜同い年らしいのですが。

3/19は「先月亡くなった松本零士さんに悔いがあるとすれば、宇宙に行けなかったことだろう。晩年は高齢を意識した。」とかちょっと失礼じゃないか?と思う書き出しから最後はJAXA宇宙飛行士候補者へのエールなのか?の〆に。


……「銀河鉄道999」が描くような旅に出るのはどんな人か。最近、ふたりのフレッシュな飛行士候補が誕生した。諏訪理さん(46)と米田あゆさん(28)。どうか、鉄郎とメーテルになってください。」


↑ これにウン( ̄_J ̄)?と違和感というか疑問を感じたのは私だけでしょうか、999の旅ってどういう意味で使ったのかわからない。アニメを見返した後だから余計に(・・?となったのかも。男女ひとりずつだから鉄郎とメーテルだな!的な安易さを感じてしまった。男性ふたりが選ばれたら「宇宙兄弟」のムッタとヒビトに例えるつもりだったのだろうか?


前任者の浅田真央ちゃんを称賛する記事(※)に匹敵するような、おぉ~!と胸に沁み入りアツくなる編集手帳を読みたいのだけれど、まだまだ先かしら……〆切に追われることもなくダラダラと戯れ言を書いている人間がエラソーに言える立場ではないのだが💦 高い新聞代を払っているので、朝はいいものを読みたいのですわ。


昨日は近くの小学校の校庭に消防車、救急車、そしてドクターヘリが待機していました。一体、何があったのか?
消防庁では火災の焼損程度を4つに分類していて、それは「ぼや」「部分焼け」半焼」「全焼」だそうですが……風が強い日もあるし、なんとなく心浮きたち注意散漫になる季節……戸締まり用心、火の用心ですな!


ではでは、よい1日を♪(o・ω・o)ノ)フリフリ🍀🍀🍀


 
(※)https://ameblo.jp/shintaiikudomukyoku/entry-11780044197.html




rohengram799 at 08:25コメント(6) 

2023年03月07日

柳絮雲便りNo.3:花坂おやぢの火曜日

こんにちは🐥

昨晩は【東映アニメーションが「劇場版 銀河鉄道999」無料配信】を知り、懐かしくYouTubeで見てしまいました~ガラスのクレアちゃんが何回見ても泣ける(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2303/07/news082.html

そしてお彼岸がある3月だからか、テレビ版アニメのナレーションにあったこの言葉も思い出したりします。(第42話 フィメールの思い出)

『思い出は、心の中にあるもう一つの宇宙だ。その宇宙は、その人が死んだとき、その人と一緒にどこかへ行ってしまう。誰も手を触れることはおろか、見ることさえできない。それは、その人だけの宇宙なのだから…』




◆伊藤比呂美さん
インタビュー記事を読んで森鴎外が好きだと知りました。
https://www.kateigaho.com/migaku/41611/3/

今、鴎外の『鼠坂』を青空文庫で読みかけ放置中😅
https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/45618_25532.html

【鼠坂】
https://sakamichi.tokyo/?p=244


◆椿
病む父が花とよびし死のことを椿咲く日は思ひて黙す

馬場あき子全歌集より。読売新聞で知りましたが、父上の言った花は何だったのか? 季語だと花は桜なんだけれど、ポトリと落ちる椿だったのか。 椿ってお寺にあるイメージが強いです。全く霊感のない私が一度だけ小学生時代使っていた通学路の坂道、椿の木の下にいるお坊さんの姿を一瞬だけ見たことがあります。アレは何だったのだろう?

椿は鷹女の句も好きです。

老いながら椿となつて踊りけり    三橋鷹女


◆天皇誕生日のニュース画像にもあった山茱萸 (さんしゅゆ)。別名「春黄金花(はるこがねばな)」とも呼ばれるそうで、何だかんだウキウキする(笑)
https://www.hana300.com/sansyu.html

大阪に「茱萸木(くみのき)」という地名があって、サンシュユがたくさん咲いていたのかな?と思いましたが、由来を調べたらり茱萸が多数あったことから名付けられた説と、1263年(弘長3年)の太政官符に「佐志久美岡」とあり、そこから転じて茱萸木となった説など諸説あるそう。
太政官符とは、律令時代に中央省庁から地方に発せられた公文書のこと。茱萸が多数生えていたことから茱萸木となった説が記載されているのは1736年(享保20年)「河内志」。年代としては「佐志久美岡」のほうが信憑性が高いようです。

しかし律令時代! 市町村合併とかで消えてしまったり縁起を担いで文字を変えたりとかありますが、ずっと残っているのは歴史の勉強のきっかけにもなる気がします。花や植物の地名ってなんかいいなぁと思ってしまう😄

あ! 「くみのき」って「久美の木」とか言って、久美ちゃんとの待ち合わせ場所の符丁として使ったりして……と考えてしまう〜「友待つ雪」という、消え残る雪の姿が次の雪が降るまで友人を待つかのよう…という表現を読んだ時も「友松 幸」ちゃんとかカワイイ💕「トモくんを待つユキちゃんとかトモちゃんを待つユキオくんとか」……妄想していたわ💦 春だもの、仕方ないよねぇ🥸🥸🥸




ではでは、皆さま、はなやかな気持ちでお過ごし下さいませ💐



rohengram799 at 13:40コメント(6) 

2015年10月08日

暁雲便りNo.5:最も遠い銀河

皆さま、こんばんは。「読書の秋」モードに入りつつあるオスカーです。


今は白川道さんの『最も遠い銀河』を読んでいます。文庫四冊で完結する小説は久しぶりです。登場人物が多く、ご都合主義な展開では?と思う反面、イヤイヤ自分が知らないだけである種の人々は思いもよらぬ繋がりがあるのではないかと考えて、一冊目を読み終わりました。連続ドラマでちょっと見たいかも……小樽の景色を見たい……そんな気持ちになっています。


今月の読書は宮部みゆきさんの『小暮写眞館』(上・下)からでした。「写眞館」とタイトルにあるのに、なぜ表紙が電車なんだ?と思っていましたが、これは読み進めていくうちにわかりました。私は見ていないのですが、2年くらい前にドラマにもなっていたのですね。


主人公は高校1年生の花菱英一(花ちゃん)。平凡な父母の秀夫と京子、弟・光(ピカ)の4人暮らし。父母が結婚20周年の記念に、念願のマイホームを購入したのですが、その家は、写眞館でした。リフォームもせずに、ショーウインドウも「小暮寫眞舘 KOGURE PHOTO STUDIO」という看板をそのまま掲げて住み始めたことにより、あれこれと……なお話です。


最後の方は映画『銀河鉄道999』のナレーションを思い出しました。


「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。今、万感の思いを込めて汽車がゆく。一つの旅は終わり、また新しい旅立ちが始まる。さらばメーテル。さらば銀河鉄道999。さらば、少年の日々…」


♪あの人はもう 思い出だけど 君を遠くで見つめてる


読んだ人にはなんとなく共感してもらえるかな…なんて思っていますが、こんなことを感じたのはワタシだけかしら?


最近のことは忘れっぽいのに、自分が小さい頃(といっても中学くらいですが)夢中になっていたアレコレは忘れなくて、なにかをきっかけにズルズル(笑)と引き出されてくるものですね。



土曜日から三連休の皆さまは楽しくお過ごし下さいませ。お仕事の皆さま、ワタクシとともに妄想力をフル活用し、なんとか乗り切りましょう。



申し訳ありませんが、前の記事(この記事もですが)のお返事は今しばらくお待ちくださいませ。いつもありがとうございます。





rohengram799 at 20:46コメント(8)トラックバック(0) 

2013年10月27日

しらす雲便りNo.47:きくまくら(+.+)(-.-)(__)..zzZZ

前に「薔薇枕」の話を書きましたが、「菊枕(きくまくら)」もあるのですね!乾燥させた菊の花弁を詰め物に用いた枕で、晩秋の季語だそうです。今の時期にふさわしいモノかしらん?


菊は漢方では身体の無駄な熱を冷ますとされていて、邪気を払い、不老長寿を得ることが出来るとして珍重されています。秋に採取し、天日で乾燥させた菊の花を詰め物代わりに使うので、上品な香気があるとか……薔薇枕は豪華なおふらんすのベッドに、菊枕は庶民の万年床をゆたかにしてくれそうな気がする(笑)


ちょっとアダルトなネタになりますが、「春画」のことを「枕絵」ともいいますよね。これは昔、箱枕の引き出しに入れて,嫁入り道具として持たせたことに由来するとか……まだまだ少女という年ごろで、何もわからずにお嫁にいく娘への親心なんでしょうか……今だったら、余計なお世話(`Δ´)と顔面に投げつけられそうです!


「きくまくら」と平仮名で書くと、睡眠学習に使う枕にも、安眠効果のある効く枕にも、夜な夜な恋しい相手の身代わりとして愛の告白を聞かされる枕…プラスkiss(*⌒3⌒*)の練習相手か?…にもなりますが(笑)やはりここはゆっくり横になり懐かしい曲を聴く枕であってほしいですね~(((^^;)

♪こんな日はあの人の真似をして 煙たそうな顔をして煙草を吸うわ…


やはり選曲は『想い出まくら』でありましょう♪
坂本冬美さんなど何人もの方がカバーしている名曲です。


アニメ『銀河鉄道999』の最後には、毎回心に残るナレーションが流れますが、これも大好きな言葉です。


『思い出は、心の中にあるもう一つの宇宙だ。その宇宙は、その人が死んだとき、その人と一緒にどこかへ行ってしまう。誰も手を触れることはおろか、見ることさえできない。それは、その人だけの宇宙なのだから・・・』


今年もあと2ヶ月余り、自分の宇宙空間をゆたかにする惑星memoryとたくさん出逢えますように…!





rohengram799 at 14:30コメント(8) 

2013年03月11日

らくだ雲便りNo.25:遠くで汽笛を聞きながら

朝はすごい風でしたが、午後はおだやか~春色の汽車に乗って(笑)どこかにお出かけしたくなりますね。ヒョロヒョロくんは明日一泊ですが、仙台へ!!「旅行って楽しい~(^o^)」と青春しております。まだ寒いんだろうなぁ…。遠出の予定のないワタクシは小泉今日子ちゃんの書評が後書きがわりに収録されている『ロスト・トレイン』(中村弦)で我慢(((^^;)


奥多摩の廃線跡を訪ねた牧村クンは、鉄道マニアの平間さんという老人と出会います。お互い吉祥寺に住んでいることもわかり、世代を超えて酒を酌み交わす仲に。駅の伝言板でのやりとりとかほほえましい!ある日「まぼろしの廃線跡」の話をして平間さんは、しばらくしてから身辺整理をした上で消息不明に。同じように鉄道マニアで知り合いだったという菜月ちゃんと平間さんの行方を探す牧村クン。キーワードとなる「キリコノモリ」に出会い、それを手がかりに東北へと向かいます。そこで待っていたのは……!!恋愛・青春・旅情・ミステリーといろんな要素がちょっとずつ入ったファンタジー系でしょうか?鉄道好きな人にはうなづける文章が多いかも。この本を読んで「今月はトレイン月間にしようかなぁ(°°)」なんて思って『再会スロートレイン』を買ってしまいました←コレで終わりだったりして(--;)


本を読むとそれに刺激されて歌など思い出す私~電車を扱った詩では吉野弘さんの『夕焼け』も好きですが、今回は寺山修司さんの『もしも住む家がなかったら』という詩が浮かんできました。



おとうとよ
人生は
汽車に似ているね
さみしくなると
汽笛をならす

おとうとよ
人生は
汽車に似ているね
さすらいながら
年老いてゆく

ああ おとうとよ
おとうとよ
だけども旅はすてきだよ

荒野に
野菊も咲いているし
見知らぬひとが手を振るし

おとうとよ
人生は
汽車に似ているね
ひとの心に
ときどき停まる

おとうとよ
人生は
汽車に似ているね
いつか故郷に
帰ってくるんだ



「ひとの心に/ときどき停まる」私はこの部分が一番好きです。停まって荷物をおろすのか受けとるのか、中身はなんなのか?ただ停まるだけなのかもしれないけれど「銀河鉄道999」の停車時間がそれぞれの惑星により違うみたいに、人によって違うんだろうなぁ…とか考えてしまいます。


自分の人生の終着駅には誰かいてくれるのかなぁ…誰もいなくても花が咲いていてくれたら…木々の緑が迎えてくれたら…そんなことを思います。桜の木の下に信楽焼のタヌキがいたりして( ̄▽ ̄;)



※コメント受付機能の不具合、まだまだ直らないみたいです~ご迷惑かけてスミマセンm(__)m※




rohengram799 at 16:25コメント(12) 
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