長岡空襲

2015年07月08日

星雲便りNo.8:永遠の一瞬に……もっと、アツくなれよぉ!

まだまだむし暑いですが、スーパーにはスイカがたくさん並んでいて、夏だなぁ~!と思うワタクシですが、スイカバーは好きですがスイカ自体はいつ食べたか記憶にないです~もちろん買うこともありません(;^_^A



夏といえば花火(*´∇`*)……で美奈川護さんの『ギンカムロ』を読みました。いわゆるお仕事小説になるのでしょうか、花火師さんのお話です。

《花火の仕事・花火職人になりたい》
http://www.japan-fireworks.com/basics/hanabishi.html



幼い頃、花火工場の爆発事故で両親を亡くした昇一が主人公で、彼は高校卒業後は東京で一人暮し。ある日、祖父から電話があり4年ぶりにイナカに帰ったら、花火職人として修行中の女性・風間絢がいました。ふたりのラブロマンスが花火のように夏の夜空にばぁ~ん!!なんて話ではなく……田舎ならではの閉ざされた空間で守られてきた神事、それにまつわる不幸な出来事……ある程度内容の予測は出来るのですけど、前半は個人での打ち上げ花火の依頼の話になっています。打ち上げ花火の玉を作るのが大変さとか危険性についてはなんとなくわかっていましたが、名前の付け方とか興味深い話もたくさん。

《花火玉の名前 - 日本の花火》
http://www.japan-fireworks.com/basics/gyokumei.html



一番驚いたのはあの打ち上げの時の「ひゅ~」という音が自然に出ているものではないということ。本文から引用しますと

曲導(きょくどう)、或いは昇り曲とは、親玉が開花するまでの上昇中に音を出したり小さな花火を咲かせたりする付属物だ。花火が上がる時の「ヒュー」という音は、自然に出ているものではない。あれは『笛』と呼ばれる曲導によるものである。その中でも『銀笛』と呼ばれる物は、音だけではなく発光も伴う曲導のことだ。


ギンカムロは漢字で書くと「銀冠」になります。

http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/content?bid=monsieur_8888&id=16158765



大林宣彦監督の作品で『この空の花』という長岡空襲を題材にした映画がありますね。8月1日「慰霊の花火」が打ち上げられます。慰霊の花火を打ち上げます。空襲で亡くなられた方々への慰霊、復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願いを込めて、白一色の尺玉3発を打ち上げるそうです。

http://nagaokamatsuri.com/omoi.html




『花火には、二つしかない。一瞬で消えるか、永遠に残るか。』


物語の最初にこんな言葉が出てきます。皆さまには花火にどんな思い出があるのでしょう? 今年は今までと違う気持ちで花火を眺めることになりそうです……とシリアスにまとめようとしたら、突然あの男の叫び声が脳内に……!!


『打ち上げてごらん、心の花火を\(^o^)/』



……アツい1日にして下さい(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪



《追記:年間の追悼式開催予定》
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/daijinkanbou/sensai/attend/schedule.html




rohengram799 at 09:27コメント(8) 
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