備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています(⁠๑⁠˙⁠❥⁠˙⁠๑⁠)

【空のお城通信〜オスカー戯言日記〜】(2010.3.17〜2021.10.31 )からタイトルを変更。(2021.11.7〜)

長岡良子

慶雲便りNo.23:魂を抱いてくれ

今日は新潮文庫「人情時代小説傑作選」シリーズのひとつ『がんこ長屋』を読みました。作家は池波正太郎・乙川優三郎・五味康祐・宇江佐真理・山本周五郎・柴田錬三郎という豪華メンバー!


蕎麦切りの名人だったおそのは 不貞を疑われ追い出されて(「蕎麦切りおその」)。陶芸に目覚めた中年男の選んだ余生とは(「柴の家」)。女太夫が惚れた乞食侍はやがて花火造りに勤しむが(「火術師」)。想いを寄せる下駄屋の倅は彼女の気持ちに気づいてくれず(「下駄屋おけい」)。葛藤の末、己の作った草鞋が朗報を運んできた(「武家草鞋」)。日本一の刀鍛冶になるべく全てを捨てた男を待っていた悲劇(「名人」)。頑固おやじo(`^´*)ではなく、職人の頑固さがいっぱい!でも胸に沁みる……私は「柴の家」と「火術師」が特に好きかな。~と書きながら、やはり他の作品も好きだぁO(≧∇≦)O


「長屋」と聞いて、「長屋王」を思い出すワタクシ……「ながやおう」だからと言って「なめくじ長屋」やら「たそがれ長屋」「親不孝長屋」とかたくさんの長屋を所有している大家さんのことではありませんぞ!! 飛鳥-奈良時代(684~729 )高市(たけちの)皇子の第1王子、天武天皇の孫であります。藤原氏に邪魔者だと目をつけられてしまったのか、「謀反をくわだてている」と密告され、46歳で自害されました。


私はマンガと宝塚の舞台でこの方を知ったのですが(だからといって詳しいワケではない)唐招提寺を開いた鑑真が渡日を決意したのは、長屋王が仏法を崇敬し1000枚の袈裟を作って唐の僧に寄進したことを聞いたのがきっかけだったと伝えられているそうです。また佐保楼と名付けられた邸宅にサロンみたいな場を設け、多くの文人を招いたりした「文人政治家」だったとか…芸術家提督のあの方を連想してしまう…!!


長屋王邸から出土した木簡から「氷室」《天然氷を夏までたくわえておくために設けたむろ。地中や山かげに穴をあけ、上を茅(かや)などでおおう。昔は宮中用の氷室が山城・大和・丹波・河内(かわち)・近江(おうみ)にあった》を所有し、夏に食していた事が判明したという話などは、やはり身分の高い方なのだわ、と考えると同時に「氷室京介」が浮かんできてしまうのは……なぜ(; ̄Д ̄)?氷室冴子さんの『なんて素敵にジャバネスク』にならないのは、私が彼女の作品を読んだことがないからです(◎-◎;) 長屋王を知った長岡良子さんのマンガは「古代幻想シリーズ」なのに、ワタクシは今夜も「誇大妄想シリーズ」を展開中( ̄▽ ̄;)



長屋王邸宅跡はイトーヨーカドー奈良店の下に埋め戻され(ー_ー;)記念碑があるそうですが、長屋王が安らかに眠れるように氷室クンに熱唱していただきたいです。曲はもちろん……『魂を抱いてくれ』!!



♪魂を抱いてくれ
むき出しの両手で
かっこなどつけてない
真実のこの俺を
魂を抱いてくれ
心を読んでくれ
話せない大切な言葉
瞳を覗いて
静かにこのまま……



ワタクシも今夜は静かにこのまま去らせていただきます~ごきげんようヾ(・◇・)ノ




第52号:さそり座の満月だけど『眉月の誓(ちかい)』

今日の午後9時18分頃(地域による)満月になります。
今回の満月はさそり座の影響をうけるので、だれかとワイワイ楽しむより、ひとり静かに過ごした方がよいのでは?と、占いの本とかには書いてありました。
満月をながめて、しみじみ「半生を反省!」な~んてアホなことしか考えつかない私は、漫画をおすすめすることにしました〜タイトルは『眉月の誓』長岡良子さんの作品です。

眉月とは三日月のこと。他にも初月(ういづき)、若月(わかづき)とかの呼び方もあるみたいです。

時代は、679年(天武8年)後の持統天皇とか大津皇子とか、草壁皇子、高市皇子などが出てくる時代で、主人公は藤原不比等(ふひと)クンです!! 異母妹との愛を貫くべくがんばるオトコの物語…と書くとナンですが、実際そうなのでカンベンして下さい(´Д`)

不比等クンの一途な想いと政治的な思惑とかいろいろからみあって、ホントかどうかはおいといて('~`;)平城遷都1300年のこの時期に古代のいぶきをかんじるのもまたよろしいかと(笑)


登場人物の1人に道昭というお坊様がいるのですが、ビジュアル的にも人柄的にも、おじいさん子だった私には、くぅ~(ToT)ときます。女性陣のキャラもなかなか…不比等クンの奥様の娼子(しょうし)さまのような心になれたらと思わずにはいられません。不比等クンの異母妹の五百重(いおえ)ちゃんも、ツンデレでもないし、悪くはないんですけど。

『ナイルのほとりの物語』もいいですよ♪

中古書店でみつけたら、パラパラしてみて下さいませ。(新刊だとシュリンクしてあるから立ち読みできないもんね~)


高市皇子(たけちのみこ)の歌が新聞に載っていました。

山吹の立ちそよひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく

異母妹の十市皇女(とおちのひめみこ)が亡くなった時の歌…妹に逢いに黄泉へ行きたいのに悲しいことに道がわからない。

死後の世界の「黄泉」(よみ)から黄色い山吹の花が咲き乱れる山奥の泉を連想し、歌にする…なんと心豊かでロマンチストなのでしょうね。







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