雪もち

2015年01月11日

福雲便りNo.9:ユキ詰まりました(; ̄ー ̄A

『道にはずむ成人の日の紙コップ』(秋元不死男)



はずむのはポップコーンか気持ちだけでいいんだけど……と思う、この一句。成人式は「大人の七五三」とも揶揄されていますが、七五三の子どもたちの方が素直に言うことをきくような……今年の成人式の話題はサワヤカなものがあるでしょうか?


今は「二十歳になったら成人」で年齢が基準になっていますが、世界ではその地域の人たちが定めた成人の儀式を行っているという国もありますよね。昔は日本も「1日に60キロの柴を刈って12キロ売り歩けたら一人前の男である」みたいな、年齢に関係なく、その行為が出来れば成人として認めるといったものがあったようです。これらの儀式は成年式・成女式などと呼ばれていたらしいです。現代で「成人として認められるもの」を年齢以外で決めるとしたら、何になるんでしょうね? 


明治以降になると、男子は兵役につく義務を課せられました。兵役につくためには徴兵検査を受ける必要があります。この徴兵検査が成人式の意味をもち、成人式制定のきっかけとなったそうです。戦後、兵役の義務がなくなったので、1948年の《国民の祝日に関する法律》によって「成人の日」は正式な祝日に……今はちっともhappyにならない1月の第2月曜日になっていますが(~_~;)



ワタクシの成人式はもう30年も前になってしまいましたが(バブルの恩恵はなかった…!)やはり成人式には着物でしょ!な親世代(笑)私も着物姿になりましまわ、オホホ。朱色の地に御所車やら手鞠やらの文様だった気がします。父の運転する車で親戚の家をまわりましたわ。あの頃はお腹にバスタオルを巻くくらいにはクビレがあったのに、今は……(´;ω;`)


着物の文様に「雪もち南天」とか「雪もち椿」とか、雪がのっかっているものがありますね。これはしなやかな枝葉が雪の重みに耐える姿をデザインしたものだそうです。「柳に雪折(ゆきおれ)なし」という言葉は、柳の枝はよくしなうので、雪が積もっても曲がるだけで、堅い木のように折れることがないことから、柔らかくしなやかな物は、堅くて強い物に比べて、かえって長持ちする、という意味で、しなやかにしたたかにいきましょうか、という意味にもなるようです。



「雪もち」で検索すると、和菓子が出てきたりしますが、雪の種類に『もち雪(餅雪)』ってあるんですね。融解が始まっていて、水分を多く含む雪のこと。雪の塊は餅のように柔らかく自由に形状を変えられるので、雪玉や雪だるまなどがつくりやすいそうです。「雪だるまの作り方」なるマニュアルによれば「まず手のひらで雪玉を作り、やわらかい雪の上で転がす。まんべんなく雪が付くように転がしていくと、雪玉はどんどん大きくなるので、ほどよい大きさを二つ作り、ひとつにもうひとつを重ねる。」の だそうです。


『源氏物語』の「朝顔」の段に「童女を庭へおろして雪まろげをさせた」とあるそうで……「雪まろげ」とは雪玉を転がし大きくする遊びらしいので、雪だるまの原形かも。


ついでに雪の家紋を調べてみました。思ったよりたくさんあってビックリ( ̄▽ ̄;)


http://kamondb.com/sizen/yuki.html



タイトルがいまいち思いつかず…雪の話で行き詰まった結果がアレです(O.O;)(oo;) 明日は私も仕事が休み~皆さまもゆっくり過ごせますように!!






rohengram799 at 19:46コメント(8) 
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