空のお城通信~オスカー戯言日記~

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冷えますね~((+_+)) 仕事終わりの帰り道は風がひんやり、冷たかったのですが、上着はあったかでグルグルとマフラーも巻き付けているのに、ミニスカ・ナマ足・ビーサンの女の子やマスクにマフラー、手袋、白いタイツをはいてさらに黒ハイソックスという女学生を駅で見ましたが……なんだろう、あの服装のセンスというかバランスは(´-ω-`)


さて今日はお待たせしていたかどうかわからない、雫井脩介さんの『銀色の絆』の感想です( ̄▽ ̄;)


物語は小織という、ごく普通の大学生のひとり暮らしのアバートから始まります。課題のレポートを片づける、という目的で友達がやってくるのですが、そこはやはりガールズトークですよ(^◇^)大学で知り合った千央美は、小織のことを最初から「ちょっと変わった雰囲気のある子」だと思っていました。同じように一浪しているとはいえ、自分みたいに遊んでばっかりいたわけじゃなく、すごく真面目そうに見える。「高校時代、勉強してたらお母さんに怒られたことがある」という言葉にえっ(゜д゜)……遊びもせず、勉強もせず、彼女がやっていたのはフィギュアスケートでした。


小織は、両親と横浜のマンションでわりと裕福な暮らしをしていて、正直スケートもピアノやスイミングなど「お稽古事」だったのですが、父親の浮気が原因で両親は離婚。母の実家のある名古屋に引っ越したことから状況は一変。「藤里小織の最大の伸びしろは、あなたにあると思ってます」とコーチに言われ、娘のためにすべてを懸ける決意をする母の梨津子。娘の回想と母の当時の語りが交互に書かれているのですが、母の熱心さに比べ、娘の醒めた感じがなんとも……それなりに才能はあったようですが、その意気込みみたいなのが文章からは感じられなくて。


スケートクラブ内の異様な慣習にはビックリ! たとえば、子どもが練習している間は母親たちはビデオカメラでその姿を録画したり、コーチの手が届かないときなど、自らの娘のためにアドバイスをしたり、そのためにはもちろん母親たちもフィギュアスケートを勉強しなければならない。コーチのためには、弁当の係、コーヒーの係、おやつの係などを順番に受け持つ。あるいはコーチから母親に話があれば、ベンチの上に正座して聞く……小説なので誇張もあると思いますが、おいおい、なんて世界だよ……って感じ。送迎にレッスン料・個人コーチ代・衣装代・振り付け代に海外遠征費などもスゴい金額になっているのに、元ダンナは会社が倒産して養育費は払えないと言われて……私ならもうイヤになってしまうのに、梨律子はあきらめない!! 母は強しなのか、意地みたいなものなのか。


最後の方では入院してしまった梨津子を小織のコーチが見舞いに来るのですが「最初、私のところに小織を連れてきたこの人は、娘にスケートを習わせていることで自分のステイタスを誇っているだけの、どこにでもいるママでした。でも、そこからこの人は変わっていった。小織のために何が必要で何が必要でないか…必要でないなら、それが自分のプライドだろうと、潔く捨てることを覚えていきました。小織、あなたはね、人が誰かのために必死になるというのはどういうことか、間近でそういう人の背中を見ることができたの。私はそれが、あなたのスケートを通して得た、一番の財産だと思いますよ。」と言うのだけれど……この言葉に感動したという人もいましたが、私だったら自分の母親のことをこんな風には言われたくないなぁ、と思って、ちょっと不愉快になってしまいました。言わんとすることはわかるし、このコーチはこんな無愛想キャラなんですが、でもなぁ……。主人公は娘ではなくオカンだったか(´Д`)


『孟母三遷の教え』(子供の教育には、よい環境を選ぶことが大事だという教え。また、教育熱心な母親のたとえ)が頭に浮かびましたが、スケートだけでなくゴルフやテニス、野球なんかも親の頑張りがないとダメなのよ!なんですかね~?


何となく真央ちゃんやミキティを連想させる話でしたが、やたらと「微苦笑」という言葉が出てきたのが気になりました。あと私が今まで読んだ雫井さんの作品って必ず誰かが亡くなる(この作品ではライバル的な女の子の母親が、『つばさものがたり』ではすでに病魔に侵された女性が主人公で『クローズド・ノート』みたいに亡くなった人の遺したものが云々)ので「ずいぶん命の扱いが軽い人だなぁ」という印象なんですわ。実際、予期しない出来事やお別れはたくさんあると思うのですが、いつもスッキリしないモヤモヤしたものが残ってしまって……他の作品を読めば違うのかな?


『銀色の絆』文庫上下巻でしたが、薄いので一冊でよかったかも。分けるなら、完璧に母親側・娘側の別な構成がよかったな~。中学生が読んだら、また違う感想になるんじゃないかしら? 「お母さんも私にこのくらいしてよ!!」とか言いそう(((^_^;)


タイトルは檀一雄さんの『リツ子・その愛』から……しかし私はこの小説を読んだことがありません……ごめんなさい人( ̄ω ̄;)


七五三日和の今日、皆さまもどうぞよい1日をお過ごし下さいませ。



昨日『庭師』を読み終わりましたが、私的にはちょっと残念なラストシーンでありました。ホラーだからかもしれませんが、映像向けな印象…そんなことを考えながら近くのマンションを通り抜けしたら、くちなしの甘い香りがしてきました(*^^*)渡哲也さんの歌が思い出されて、アタマの中でぐるぐるリフレイン~しかし、己の手をじっと見れば指輪がまわるような細い指ではなく……それ以前にずいぶん前から結婚指輪もしていないからなぁ←むくんでパンパンになる前にはずしちゃいました!!そしてどこに置いたか全く記憶にありません( ̄▽ ̄;)


美しくマニキュアを塗られることもないワタクシの指先がめぐるのは、雫井脩介さんの『クローズド・ノート』です。読み初めたばかりですが、主人公の女子大生が文房具屋さんでバイトをしていて、万年筆の話がたくさんでてきます。えっ、こんなに種類があるの!?ってくらい細かく出てきて、おそらくマニアにはたまらないハズ!!自分の無知さがウラメシイ~(´Д`)


文房具の文房って書斎のことなんだそうですね。言われてみれば…と文字を見て納得。中国では「筆墨紙硯(ひつぼくしけん)」を「文房四宝(ぶんぼうしほう)」と言うそうです。書道展など何が面白いのだろう?と思う反面、文字の力に圧倒されたりして…広いウチだったら掛け軸やら屏風やら飾りたいですわ(^.^)


そうそう、おバカさんな私はかなりオトナになるまで「墨と硯」がセットで「硯」だと思っていました。習字の時間に墨汁を使うのがイヤだったくせに、そういうところは全く無頓着、無関心…。小学生の時には硯を洗いまくったこともあります…スミマセン(>_<)


高校の芸術選択科目は習字・音楽・美術だったのですが、習字が一番人気でしたね。センセ~は白髪のアインシュタインみたいな髪形でアダ名は「モップ」!!私は油絵に憧れていたので、美術を選択しました。ここでもバカな私は小さなキャンバスを買い(わざわざ甲府の絵画専門店にいった)油性マジックでピエロのイラストを下書き~さて、楽しく色を塗り開始!!……おわかりですね?油絵の具ですから溶ける、溶ける!!ホラーなピエロになりましたわ~(~_~;)塙賢三画伯の世界は遥か彼方でありました。


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