飯田蛇笏

2024年03月18日

禊月雲便りNo.14:ウマゴヤシの日々☘️

こんにちは🐥

昨日も風が強かったですが、気温が高かったのでかえって気持ちがいいくらいでしたが、今日は気温が低くなってきたのでまた身体に堪えますねぇ😵‍💫

体調と言えば、お腹が痛くなった時におばあちゃんがおまじないのようなものを唱えてくれたけれど、アレはなんだったのだろう?という話がありました。それは薬師如来の真言 『オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ』 ではないかと。信心深いお年寄りたちは病気平癒のおまじないとして唱えるのではないかと。真言ってむやみに唱えてはいけないって聞いたことがありますが(よく知らない💦)こういう時にはとても効果がある気がします。おばあちゃんの手のひらのあたたかさと声とで ♪痛いの痛いの飛んでけ〜! で、すぐよくなりそう🥰


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昨日は「セント・パトリックス・デー」(St Patrick’s Day)。アイルランドの守護聖人である聖パトリックの命日(毎年3月17日)をお祝いする、アイルランド最大の祝日でした。日本でもパレードがあったり、まだこれからのイベントもあるようですね。


アイルランドと言えばシャムロック! 四つ葉より普通?の三つ葉が幸運の証😄
https://blog.celtnofue.com/archives/831


クローバーの話を探していた時に「苜蓿」という文字が……ウマゴヤシとかモシュクと読むようです。青空文庫にも何作品かこの言葉が入った作品がありましたが、とりあえずチェックしただけで終わっています😅


君と腹這ふ苜蓿にて肘よごし    寺山修司


新月に花をひそめし苜蓿      飯田蛇笏


寺山の俳句は「モシュク」で蛇笏は「ウマゴヤシ」と読むんだろうなぁ、と思いますが、漢字からあの葉っぱを連想するのはちょっと難しいかも。寺山の句は昭和の若い恋人同士感があってたまらん!ってなりますねぇ😆😆😆


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アイルランドの話で以前、メアリー・ブラックの『WONDER CHILD』という歌について書いたことがありました。あの時は動画が探せなかったのですが(今思うとガラケーだったのでYouTubeを探すとか発想がなかったのかもしれない😱)noteでこちらの記事を読んだ時の感想コメントのお返事で教えてもらいました🐥

【コミック絵本「Kiseki」】
https://note.com/calm_dahlia247/n/nc11deadc1bb6?from=notice

こちらには歌詞(和訳なし)がありました🐦
https://youtu.be/X7zqM0GEsrE?si=gl__IpTMKrurd80k


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ダンナさんは明日から三連休🥸 あんまり調子がよくないのでおそらくヒキコモリンの3日間になるでしょう。ダラダラ過ごすのも大事! 

皆さまもどうぞご自愛くださいませ。今週もご安全に!









rohengram799 at 10:20コメント(0) 

2024年01月27日

ねんねこ雲便りNo.20:気霜

おはようございます🐥


やるせなければ春の帽子を買つて了ふ   山田みづえ


やるせない を 痩せない と読んでしまうワタクシ、お目当てだから洋服はサイズ的にムリでも帽子なら……買ってლ⁠(⁠◕⁠ω⁠◕⁠ლ⁠) とか考えてしまう(笑)


アタマは春めいていますが、まだカレンダーは1月。立春にもなっていないのにテレビからは桜の開花予想の話が⋋⁠✿⁠ ⁠⁰⁠ ⁠o⁠ ⁠⁰⁠ ⁠✿⁠⋌

う~ん、でも案外、あっという間にそんなこんな季節になるのかもしれないですね。





寒い朝、吐くと白くなる息を「気霜(きじも)」と言う。呼気の水分が外気によって急に冷え、霧に変化した状態を表す。

気霜は、私たちの一番身近な雲だと気象エッセイストの倉嶋厚さんが書いている(『風と雲のことば辞典』講談社学術文庫)。


⇧ 1/25 讀賣新聞・編集手帳より。今の担当者は倉嶋厚さんの本が好きなようで、倉嶋氏の本からの引用が多い気がする😄 

こちらの本です ⇩
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211871



「気霜」が使われた俳句は見つからなかったのですが、こちらの句など年齢的に沁みてきますわ😅


白がねの息立つ共に寢共に老い   平畑静塔


あと「霜気」を使った蛇笏の俳句。田舎の冬の朝蛾浮かびます。


山塊の日あたりながら霜気満つ    飯田蛇笏


noteで見つけた『気霜』の記事🐦
https://note.com/gifted_yarrow735/n/n5eca8d8fd047





前にマカロンのことを書きましたが、マカリヨンなる商品も🍀

【マカリヨン】
https://bouillet.jp/pages/catalog



空気がとても乾燥しています。どうぞ皆さま、お気をつけて。ではでは👋👋👋





rohengram799 at 07:35コメント(6) 

2023年03月03日

柳絮雲便りNo.2:柳絮とぶ

サボールの天にかかりて柳絮とぶ  飯田蛇笏


3月になりました。蛇笏の句にあるサボールはロシア語の聖堂の意味だと思われます。なんとなく御茶ノ水にあるニコライ堂を連想しますが、近くに柳はあるのだろうか? 御茶ノ水駅近くにはもうずいぶん出掛けていないので、全くわからない😓
https://www.jalan.net/kankou/spt_13101ae2180021272/


柳絮(りゅうじょ)について……柳は春、花を咲かせた後に、綿毛のような実を結びます。これが柳絮。風にのって運ばれ てゆく様子は雪が舞うようにも羽毛が舞うようにも見えて、美しさと儚さ、また舞い上がると旅立つ希望のようなものも感じるので、今月はちょっと季節的には早いかなぁと思いつつ、柳絮雲便りに決めました🥸


今日はひな祭り🐥 私の田舎は月遅れなのでいまだにピンとこないのですが、桜餅は食べますよ😆 こちらのブログで綺麗なひな飾りを拝見しました✨
https://fragie.exblog.jp/32954349/


こちらはまたワタクシの興味を引いたモノクロの写真。スキ💕がステキ(笑)
【上臼杵】
http://blog.livedoor.jp/isinsai/archives/51041348.html?ref=category00000_article_footer4_slider&id=229942
少し古い記事ですが、カラーで見る駅🐦
https://tabi-bito.net/kamiusuki-station/



ではでは、よろしければお今月も付き合い下さいませ🍀




rohengram799 at 08:45コメント(6) 

2022年11月23日

水霜雲便りNo.16:しょうせつ

小雪や古りしだれたる糸桜  飯田蛇笏
(しょうせつや ふりしだれたる いとざくら)


昨日22日は「小雪(しょうせつ)」でした。しょうせつ、と打ち込めば「小説」と出て、仕方ないので「こゆき」と打つと女優の小雪さんの記事が並ぶ〜!(笑) 長い年月を経たシダレザクラの古木、また冬を越して春に美しく咲いておくれよ、という思いが込められているのでしょうか?


◆小説ではなく角田光代さんのエッセイ。本も出ているようですが、ネットで読めるのは有り難いですね。
【今日もごちそうさまでした】
http://kakuta.aspect.co.jp/essay/200810.html

小説野生時代のエッセイ「明日も一日きみを見てる」 (ΦωΦ)
https://yaseijidainote.kadobun.jp/m/m46fe77d13671

◆「吠えるナース」と読み間違えてエッΣ(゚Д゚)となってしまった…ごめんなさい💦
【叶えるナース】
https://ha-re.co.jp/  

◆『海百合』創作小説 この発想はなかったです!
https://ncode.syosetu.com/n1054hw/

◆バレリーナのお話(⁠ノ⁠*⁠0⁠*⁠)⁠ノ 
https://ameblo.jp/aya-balletpiano/entry-12675555559.html

◆バレリーナ短歌
https://sunagoya.com/tanka/?p=26955


明日は晴れるようですね。どうぞ皆さま、お気をつけて楽しい木曜日にして下さいませ⁠(⁠*゚⁠ー゚⁠*⁠)⁠ノ



rohengram799 at 19:25コメント(2) 

2020年02月09日

花春雲便りNo.8:針供養

昨日(2/8)は「針供養」でしたね。


針といふ光ひしめき針供養 行方克巳


行方 克巳 (なめかた かつみ )千葉県出身の俳人で
1960年、母親の影響で短歌を作り始め、短歌・俳句の投稿を始めたそうです。1968年に慶應義塾大学文学部国文科を卒業。代表句の「生涯のいま午後何時鰯雲」もいいですね。「いま何時?」ときかれると「そうね、だいたいね〜」(*) と答えたくなりますが(笑)



こちらも針供養の話と俳句。

https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/bsignal/08_vol_116/poet.html


高橋淡路女(たかはし-あわじじょ)
1890-1955 大正-昭和時代の俳人。
明治23年9月19日生まれ。「ホトトギス」をへて,大正14年から飯田蛇笏(だこつ)に師事し,「雲母(うんも)」同人。阿部みどり女の「駒草」にも参加した。昭和30年3月13日死去。64歳。兵庫県出身。上野女学校卒。旧姓は織田。本名はすみ。初号はすみ女。句集に「梶の葉」「淡路女百句」など。


淡路女の句に「貘枕(ばくまくら)」という季語が出てきます。獏は夢を食う獣であるという言い伝えがあり、節分の夜に獏の絵を枕の下に敷いて寝て、悪夢をみないというおまじないがあったようです。良い初夢を見るために、宝船が描かれたものを枕の下に敷くのときっかけは同じでしょうねぇ。次の二句も淡路女の俳句。


こんこんと親子の眠り貘枕(ばくまくら)

思ふことある身なりけり獏枕



飯田蛇笏のコチラの句もなんかワケアリな雰囲気。わりなき仲はやはり男女の仲でしょうか〜お互い悪夢をみませんようにと貘の絵を枕の下に敷いて、違う場所で眠るのでしょうか? 違う場所で見上げる月はひとつでも、同じ夢を見るのは難しい気がします。


獏枕わりなきなかのおとろへず



(*) https://sp.uta-net.com/movie/1312/



rohengram799 at 00:10コメント(4) 
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