香川県

2015年04月18日

桜雲便りNo.19:シモフリのコドウ

今日はまた風が強くてヒンヤリしていますね。


以前読んだ『君と過ごす季節 春から夏へ、12の暦物語』に続き『君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語』を読んでいます。せめて立夏まで待てなかったのか?と思う方はいないと思いますが(笑)最初の「立秋」(内田春菊)でもう……早めに読んでよかった!!と思いました。だって内容が……ものすごくイラッとする女の子が出てくるので、厳しい残暑にジメジメと不快指数100%みたいな気分になったので、本当の日付付近にあわせて読んでいたら窓から本を投げ捨てていたことでしょう(`Δ´)


他の作品は「処暑」(平松洋子)「白露」(柚木麻子)「秋分」(山崎ナオコーラ)「寒露」(小野寺史宜)「霜降」(小川糸)「立冬」(東直子)「小雪」(東山彰良)「大雪」(小澤征良)「冬至」(蜂飼耳)「小寒」(飛鳥井千砂)「大寒」(穂高明)となっています。



小川糸さんのシモフリ……ではなくソウコウまで読みました。「霜降」は10月23日頃で、この頃に霜が降り始めると言われています。秋の季語で、この日から立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶそうです。立冬過ぎたらなんて呼ぶのかしら?単なる北風?


「魚の霜降(しもふり)」という言葉があり、ナニかしら?と思ったら、調理する際に余計な臭みの原因となる鱗や内臓、血や脂の汚れを除く為に熱湯で臭みを抜く作業(切り身などの上から熱湯をかけ回す)だとか……魚の表面に火が通り蛋白質や脂肪分が白く凝固した見た目が、地面に霜が降りたようなので「霜降」…… 料理用語も日本語は美しいですね←ものしらずなの
をごまかしています(;^_^A



さてさて、話を小川糸さんの『霜降』にもどしますが、この作品に香川の豊島美術館という場所が登場しました。海に面した松林にひっそりある小さな美術館。そしてここには「心臓音のアーカイブ」があります。クリスチャン・ボルタンスキーという人が、人々が生きた証として「心臓音を収集するプロジェクト」を2008年から展開しているそうです。これまでに集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館。施設内にはインスタレーション(*)が展示されている「ハートルーム」、希望者の心臓音を採録する「レコーディングルーム」、世界中から集められた心臓音をパソコンで検索して聴くことができる「リスニングルーム」の3つの部屋で構成されているそうで、採録された心臓音は自身のメッセージとともにアーカイブ化され、作品の一部に……。録音した自分の心臓音のCDブックレットも作ることができるとか。



(*)Installation
美術用語としては…据え付け、取付け、設置の意味から転じ、展示空間を含めて作品とみなす手法を指す。彫刻の延長として捉えられたり、音や光といった物体に依拠しない素材を活かした作品や、観客を内部に取り込むタイプの作品などに適用される。



横文字ばかりでクラクラしますが、これってどうなんですかね? 全く知らない人が自分の心臓音を聴いている……医者でもないのに……自分は知らない人の心臓音を聴いてみたいか? そんなことを考えたことがないからワカラナイ……自分の身内や恋人の心臓音を聴きたいか? これも考えたことがないからワカラナイ……。


肉体はないのに音だけってなんか怖い……映像でもなく写真でもなく音声や歌声でもない……う~ん、なんとも言いがたいゲイジュツですな( ̄~ ̄;)



もし「自分の心臓音のCD」を持っている方がいらしたら、どんな気持ちなのかおたずねしたい……そして美術館や香川、四国には行ってみたいです!!



追記:心臓の音アーカイブ

https://trip-nomad.com/trip/japan/teshima-boltanski/





rohengram799 at 19:55|PermalinkComments(8)
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