高見順

2021年01月10日

初空雲便りNo.9:胸より胸に

おはようございます(゚∀゚)ノ 今朝も冷え冷え……寒くて目が覚めました。



島崎藤村というと「初恋」と「千曲川旅情の歌」とか教科書で読んだな、くらいのことしか思いうかばないのだけれど、某漫画の二次創作に

「君きそは遠音に響く入相の鐘にありけれ
幽かなる声を辿りてわれは行く盲目のごとし」

というのがあって、コレが『落梅集』にあると……調べてみたら藤村の詩集でした。「千曲川…」もこの詩集に収められていて、そうなんだ〜となった相変わらずモノシラズのワタクシ。藤村という人のイメージがなかなか浮かばないので(室生犀星とごちゃ混ぜになることが多い)キュンキュンする言葉で恋愛を綴る…というのがピンときません(^^;)(;^^)


この「胸より胸に」は現代語にしないで、このままの方が妄想を掻き立てていいのかしら、なんて思っています゚(*´ェ`*)


http://2style.net/misa/fuguruma/touson/touson_r07.html


*****


『胸より胸に』……このタイトルを見た時に『胸の泉に』(*)を思い出しましたが、新聞でハンセン病で亡くなった患者さんのほとんどが同意なく死後解剖されていたという記事を読み衝撃を受けました。


ハンセン病入所者1081人の遺体、病理解剖…同意の記録ないケース多数

(1/5(火) 0:10配信 読売新聞オンラインより)

国立ハンセン病療養所「星塚敬愛園」(鹿児島県鹿屋市)で、1935~2003年に死亡した入所者1777人のうち、少なくとも1081人の遺体が病理解剖を受けていたことが、敬愛園の調査でわかった。ハンセン病の解明などを目的に行われていたが、本人や家族が解剖に同意したことを示す記録が残っていないケースも多数あった。

 敬愛園によると、病理解剖は、開園した1935年から44年まで、亡くなった全入所者に行われた。戦後に一時中断したものの、2003年まで続いた。

 中断前の75年までに病理解剖された911人のうち、はっきりとした同意の記録が残っていたのは57人。入所時の誓約書に同意文書も含まれており、誓約書に署名・押印したことで「同意」とみなしていた時期もあった。再開した83年以降は、同意の記録が残っていた。

 敬愛園は4日、「本人や家族の人権を無視した形で(病理解剖を)行っていたという実態があった点は誠に遺憾」とのコメントを出した。

 国立療養所入所者に対する病理解剖については、菊池恵楓園(熊本県)で、少なくとも389人の遺体が「医学研究」名目で解剖されていたことが分かっている。


(*)過去記事
http://blog.livedoor.jp/rohengram799/archives/50770072.html



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『胸より胸に』という高見順の小説もありました。コレを原作にした映画も。

https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/120747180869ef60d4cf513294caa7bb


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この前「ちまき」の話を書きましたが、長野県のお菓子の「福くるみ」ネーミングも可愛い! 食べてみたいです🍴

http://blog.livedoor.jp/wagashibuyer/archives/55325447.html


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次回の更新は火曜日の予定です。皆さま、あたたかくしてお過ごし下さいませ。



rohengram799 at 07:20コメント(4) 

2018年04月29日

清和雲便りNo.30:配達

♪僕のアダナを 知ってるかい 朝刊太郎と 云うんだぜ~


この歌のタイトルは「新聞少年」なんですね。ずっと「朝刊太郎」だと思っていました。そして歌詞も♪オレの名前を知ってるかい 朝刊太郎というんだよ~ だと思っていました。まぁリアルタイムで聞いていた世代ではないので仕方ないですよね~(^o^;)



昔のアニメや芸能人などの再現ドラマでは、小学生が新聞配達をしている場面がありますが、今はダメなんですよね。私が小学生の頃はまだ配達や広告の折り込みをしている同級生がいたように記憶しているのだけれど(ウチは自営業だったので、ちょっと憧れだった)いつからダメになったんだろう?



高見順の詩『おれの期待』は、病床で新聞配達の姿を見て書かれた作品のようです。最後の一行、私も「空のお城通信」を(妄想と邪な心を込めて)ずっと配達できたらいいなと思います・・・ってGWとか関係なくブログは書いているし。「恐怖新聞」にならないように気をつけます・・・(;・ε・ )




『おれの期待』       


徹夜の仕事を終えて
外へおれが散歩に出ると
ほのぐらい街を
少年がひとり走っていた
ひとりで新聞配達をしているのだ


おれが少年だった頃から
新聞は少年が配達していた
昔のあの少年は今
なにを配達しているだろう
ほのぐらいこの世間で


なにかおれも配達しているつもりで
今日まで生きてきたのだが
人々の心になにかを配達するのが
おれの仕事なのだが
この少年のようにひたむきに
おれはなにを配達しているだろうか


お早う けなげな少年よ
君は確実に配達できるのだ
少年の君はそれを知らないで配達している
知らないから配達できるのか
配達できるときに配達しておくがいい
楽じゃない配達をしている君に
そんなことを言うのは残酷か


おれがそれを自分に言っては
おれはもうなにも配達できないみたいだ
おれもおれなりに配達をつづけたい
おれを待っていてくれる人々に
幸いその配達先は僅かだから
そうだ おれはおれの心を配達しよう


(高見順)






rohengram799 at 10:42コメント(2) 

2016年08月12日

乗雲便りNo.12:我は草なり、故郷は緑なり

昨日は……しばらくなかったのに、また男子トイレ個室にパンツが脱ぎ捨てられていました(`Δ´) いつも思うのですが、その後はどーしているのでしょう? 帰宅するのか、いつも余分にパンツを持ち歩いているのか……昔のパンツ記事は第749号:はかなくもゴミと散りゆくわが身かな byトランクスです。この時一緒に働いていた不思議ちゃんはもう辞めていますが、彼女はまだマシだったな、と思えるくらい、その後は(;゜∇゜)な人が続いています……(´-ω-`)



そのおパンツを捨てるためにゴミ置き場に行く途中に、緑色した蛾のようなものが目に入りました。大きさはモンシロチョウくらい。あまりにもあざやかな緑で、若葉のよう……葉っぱに擬態しているのかと思うほどでしたが、あまりマヂマヂとは見たくない……そんなに虫は好きじゃないし。でも気になって仕事帰りにケータイで検索。虫の画像が出てきたらイヤだなぁ、と思ってドキドキしていたのに何かがへん……『高見順の有名な詩』『われは草なり』……ハイ(´・ω・`)? キーワードの入力が「緑の“蛾”」ではなく「緑の“我”」になっていました……( ̄▽ ̄;) しかし「緑の我」とはなんとも詩的! 昔習ったイドとか自我とか超自我とか思い出す!←言葉だけで内容は……(¨;)



《われは草なり》

われは草なり 伸びんとす
伸びられるとき 伸びんとす
伸びられぬ日は 伸びぬなり
伸びられる日は 伸びるなり

われは草なり 緑なり
全身すべて 緑なり

毎年かはらず 緑なり
緑のおのれに あきぬなり
われは草なり 緑なり
緑の深きを 願ふなり

ああ 生きる日の 美しき
ああ 生きる日の 楽しさよ
われは草なり 生きんとす
草のいのちを 生きんとす




ひらきなおりともとれる「伸びられぬ日は 伸びぬなり」が自分をよく理解している感じがして、なんかたまらなくいい!! 好きだなぁ(≧▽≦) なんで今まで知らなかったんだろう?



タイトルが「我は草なり」だけでは淋しい気がしたので「故郷は緑なり」を追加しました。映画に『故郷は緑なりき』という作品があるようですが、私が思い浮かべたのは宝塚の『風と共に去りぬ』でアシュレが歌った「故郷は緑なり」なのです(*´∀`)♪ 生まれ育った土地の緑の美しさ、田舎の山々を思い出します。



今日は日航ジャンボ機墜落事故から31年目。昼間だけでなく、夜遅く帰宅する時にも、飛行する機体のあかりを何回か目にする場所に住むようになり20年過ぎました。どうか安全に、どうか無事に……と空を見上げながら思っています。



皆さまの毎日もどうぞ「ご安全に」!!





rohengram799 at 11:06コメント(12) 
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