2021年03月06日

華節雲便りNo.6:黄昏マイライフ

「薄晩」が「蒲焼」に見えてしまったワタクシ……この前、久しぶりに鰻を食べたからでしょうか(;´д`)「はくばん」は日没の時分、という意味だそうです。


夕暮れ、夕刻、日暮れ……他にも日没前の時間の表現ってたくさんあって


夕暮方(ゆうぐれがたな) 日の暮れる時分。夕方。

……江戸時代の気象関係の担当者みたい〜夕方、空を見て草履を投げて明日の天気を占う仕事だったら笑える!


片夕暮(かたゆうぐれ) 夕暮になろうとする頃。
………なんか1日の終わりに仕事の失敗とか友だちとケンカしたとかで、ガックリ肩をおとしている姿が浮かぶ。


生夕暮(なまゆうぐれ) 夕暮になりかけた頃。たそがれ。
………生ビールがウマい、夏の夕暮れか?(笑)


私にはそれぞれヘンなツッコミをいれたくなる言葉 だわ ヾ(@゜▽゜@)ノ


*****


記憶力どかーんと廃れゆくわれのメモに寄りそふトンボ鉛筆  矢島満子  

(歌集「ハンドベル」より)


「どかーん」の威力! まるで自分のような気がする短歌です(^_^;)

トンボ鉛筆というとこんなペンケースがありましたね。学生だったら買っていた気がする✏️

https://tkj.jp/book/?cd=TD013217


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「千手観音(せんじゅかんのん)」を「せんてかんのん」と読む人が増えているとか……先に音だけを聞くと「千住観音」と脳内変換してしまうのかしら? そんなことを考えていたら、この漫画が……🖐️

先手観音
https://www.pixiv.net/artworks/86231706


*****


今日のタイトルはこちらからモジりました。大橋純子さん!懐かしい歌です。

【たそがれ マイ・ラブ】
https://sp.uta-net.com/movie/2969/



ではでは……明日はお休みして月曜日の更新になります ・゚・(●´Д`●)・゚・



rohengram799 at 10:30コメント(4) 

2019年12月12日

黄冬雲便りNo.12:こてえ

昼間はアツいくらいの日がありますが、朝晩は冷えますね。夕方、90歳の男性が行方不明という防災無線が流れて、気温が下がって来るのにどこにいっちゃったの〜!?と心配していましたが、2時間くらい後に発見のお知らせがあってホッとしました。急に雨が降ったり地震もあったりしたので、本当によかったです。



さてさて……「鏝絵」という漢字を見た時にウナギの絵?と思ったおバカさんな私……地震よけ(でいいのか?)でナマズ大明神の絵を飾るのが流行った、という話を読んだことがあるので、ウナギの豊漁を願う絵かと……どこにも「魚」はないのに(-_-;)


「こてえ」と読みます。漆喰で作られた作品のこと。漆喰とは建築資材で壁とかの材料として使われているもの。色をつけて立体的な絵になっています。漆喰レリーフですね。こちらの記事の最後にある月の鏝絵、なんかアンデルセンの世界のような……昔、懸賞で当たったドアチャイムがこんな三日月のデザインだったな、と思い出しました(笑)


【時の記憶】
http://www2.ybs.jp/retrokioku/2019/06/11/10/



ついでに〜山梨の湯村温泉のブログ記事を見つけたので……冬の山梨、富士山が綺麗に見えてイイっスよ🗻

http://shifukuonsen.blog94.fc2.com/blog-entry-1069.html





rohengram799 at 00:00コメント(6) 

2018年07月25日

炎昼雲便りNo.9:まこと一字

土用丑の日にウナギを食べることもなく過ごした我が家ですが・・・ビンボーだから買えないわけではありませんぞ(笑)・・・「鰻」のように漢字一字で表せるモノや事柄って結構あるのですね。しかし、読めないわ~!


〈漢字一字で5文字の読み方をするもの〉

http://kanji08.jugem.jp/?eid=296



「漢字一字」と書きながら、私の脳内では『新選組血風録』の主題歌にある「誠一字」が浮かぶのでした。春日八郎さんの歌声がまたいいのですよねぇ。


〈新選組の旗は行く:歌詞〉

https://petitlyrics.com/lyrics/1191512



私は「撰」の方が好きなので、「新撰組」と書いています。







rohengram799 at 11:01コメント(4) 

2017年02月06日

初花便りNo.4:如月の旅・目黒不動尊

先週の土曜日、久々にダンナさんと東京にお出かけ~! 節分も過ぎ、ちょっと閑散とした目黒不動尊に行って来ました。


中目黒に2年弱住んでいたことはありますが、JR目黒周辺には全く行ったことがないので、まず目黒駅でさぁ、どうする⁉ですよ~いやーね、千葉から出てきた中年夫婦(´;ω;`) 目黒に着く前に、新橋で待ち合わせの定番・機関車を見て、よくサラリーマンがインタビューを受ける場所をダンナさんは確認してましたが、今どこも耐震工事中って感じですね。
昨年の春出掛けたアメ横も耐震性が・・・でお店をたたむという話をあちこちで聞きました。


さて、京急の不動前前で降りてからもウロウロして、大通りから住宅街に入るみたいな感覚で進み、あれ、商店街のわりにはイマイチ活気が・・・などと思いつつ、ようやく目黒不動尊にたどり着きました!


瀧泉寺(りゅうせんじ)は、東京都目黒区下目黒にある、天台宗の寺院。山号は泰叡山(たいえいざん)。不動明王を本尊とし、一般には目黒不動(目黒不動尊)の通称で呼ばれる。江戸三大不動・江戸五色不動の一つ。江戸三十三箇所第33番札所。関東三十六不動第18番。「目黒」の地名はこの目黒不動に由来する、とする説もある。青木昆陽の墓があることでも知られる。


お参りの時、隣にいたカップルがものすごい真剣な顔出てきた「二礼二拍一礼」していたので、ダンナさんと(;・ω・)となってしまいました。


東京には「五色不動(ごしきふどう)」という、五行思想の五色(白・黒・赤・青・黄)の色にまつわる名称や伝説を持つ不動尊があるそうで(厳密には四神や五色に関連する同様の伝説は各所に存在し、それが不動尊と関連付けられたものを五色不動と称されることがある)、目黒不動、目白不動、目赤不動、目青不動、目黄不動の5種6個所だそうな。


目黒不動 - 瀧泉寺(東京都目黒区下目黒)
目白不動 - 金乗院(東京都豊島区高田) 江戸時代は現在の文京区関口江戸川公園付近にあった新義真言宗新長谷寺の本尊
目赤不動 - 南谷寺(東京都文京区本駒込)
目青不動 - 教学院(東京都世田谷区太子堂) 本来の寺名は平井の目黄と同じ最勝寺
目黄不動 - 永久寺(東京都台東区三ノ輪)
目黄不動 - 最勝寺(東京都江戸川区平井)



こうしてみると他も行ってみたくなりますね。



あまり商店街はにぎやかでなかったのですが、うなぎ屋さんの前にはお昼時だったからか、行列が出来ていました。目黒と言えば、サンマではないのか?(笑) 成田山は利根川や印旛沼に近いし、天然うなぎもたくさん捕れただろうから、参拝客向けにうなぎ屋が増えてもわかる、のですが、他のところでもお寺の近くにはうなぎ屋さんが多いのかしらん?


私たちは駅近くのファミレス(ジョナサン)で、はー!と一息。いやいやでやはり都会は人が多い~当たり前だけど(^。^;) あ、新橋駅で防衛大学校の生徒さんたちを見かけた時には、かなりテンションがあがり「やっぱり都会だね~来て良かった!」とダンナさんと喜んでしまった私って・・・!


あと、自分たちと同じ名字の表札を見つけて「東京に家が持てたwww」と織田裕二さんのコマーシャルを思い出しながら、歩いて行きました~おバカさんです、許して下さい~久しぶりの都会に舞い上がっていました💦



この後は目黒雅叙園に向かうのですが、それはまた後日。スマホでやっぱり写真がうまく撮れないので、文字ばかりですみません~!




rohengram799 at 08:34コメント(10)トラックバック(0) 

2016年07月12日

布雲便りNo.12:枝豆

明日は『オカルトの日』だとか……それに合わせたわけではないのですが、岡本綺堂、小泉八雲、橘外男、池田彌三郎などの怪談全15話を収録した『見た人の怪談集』を読み終わりました。なんというのでしょう、怖い((((;゜Д゜)))と思うものばかりでなく不思議だったり、イマイチよくわからなかったり(文体や文字が古い…差別用語がバンバン出る時代の作品がほとんど)いろいろなのですが、小泉八雲の蒲団にまつわる怪談は怖いというより切なく美しい物語だと思いました。訳した人がうまいのかしらん?



今は『海馬』の最初の作品「鰻」を読んでいますが、ウナギさんという名字の方がいるみたいですね。ウナギにあう名前はいったいなんなのか? また「じゅん菜でウナギをつなぐ」なんてことわざ(?)もあるとか……どちらもヌルヌル(◎-◎;) じゅん菜でウナギは縛りようがありません。転じてぬらりくらりして要領を得ないこと。「ひょうたんでナマズを押さえる」ともいうそうです。



夏と言えばビールに枝豆!のイラストなどよく見かけますね。


『枝豆やこんなものにも塩加減』(北大路魯山人)


作者は『美味しんぼ』ではお馴染みの、陶芸家で料理の研究家としても有名だった魯山人(笑) 「こんなものにも」とは枝豆をバカにしてるのか(`Δ´)と庶民は思ってしまいますが、ちょっとした匙加減一つで味は変わりますね~! 句の出典は不明だそうですが、辻嘉一さんという懐石料理「辻留」の主人が書いた『味覚三昧』(1979)とい本から(だと思われる)の一文がコチラ!


「塩水を煮立たせた中へ大豆を入れ、蓋をしないで茹でると色よく茹であがります。しかし、本当の旨味は、水から塩加減の中でゆっくり軟かく茹でて、蓋をしておき、冷えるのを待っていただくと、その味わいは素晴しく、歯ざわりはむっちりとして、味が深いものですが、退色して茶っぽくなり、いくらでも食べられるので気をつけましょう」。


ムッチリとした奥深い味わい……よく聞く「素材本来の味」ってヤツですか!? お店ではツヤツヤしたグリーンの枝豆が見た目もよくて美味しそうに感じますが、自宅だったら別にいいかも……なんか小麦色に焼けた肌のムチムチな、昔懐かしいヤマンバギャル姿の娘と縁側に並ぶオヤジを想像してしまう~「お前ももうそんな格好は卒業しないとな」と缶ビールを渡して涼みながら、都知事選の話なんかしたりして(^。^;)



うなぎの神様・三嶋(みしま)神社についてはコチラで!
http://kyoto.wakasa.jp/detail/25/502/





rohengram799 at 23:59コメント(8) 
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