2019年03月08日

雛月雲便りNo.9:伝承・鳩

『伝承』という漫画を無料で読みました。食物連鎖を思い出すような、神さまって実は無能なんじゃね?と思うような作品。「伝承」ってこんなものだよなぁ~なんて感じる作品でした。

https://www.mangaz.com/book/detail/147361


↑「マンガ図書館Z」というサイトがあるのですね。今は無料でいろんな漫画が手軽に読める時代、重い教科書も電子化で、というのもわかる気がしてきました。



さてさて………この前、ダンナさんが帰宅した時に「玄関前に鳩がいてビックリしたΣ(゚◇゚;)」と言っていたので、なんで(´・ω・`)? 確かにウチの近所には鳩がたくさんいるのですわ~人が近くにいても動じず、余裕綽々。クックル~♪と鳴いていたそうな。滝沢馬琴が鳥好きだとたんだよ(※)なんて話をしてその日は終わったのですが………翌朝、4時起きで出掛けた上の息子、彼が玄関を開けたら、2分でご飯(古いっ!)ではなく、鳩がいて、フンだらけだったそうな~(。・´д`・。)


その日、私は外に出ていなくてダンナさんも休みではなくお昼過ぎまでグダグダしていたので、昼前に息子からメールをもらって知ったのでした! 私が出掛けた時には何もなかったので、お掃除のオジサンがキレイにしてくれたのでしょう、ごめんなさい~!


あれから毎朝、ソーッと玄関扉を開けて鳩がいないか確認しています(; ̄ー ̄A



(※)http://blog.livedoor.jp/rohengram799/archives/50777331.html


rohengram799 at 08:58コメント(0) 

2019年01月11日

萌月雲便りNo.13:鳩

買い物に行く途中、ヨソのお家の庭にジーッとしている鳩を見かけます。毎回、同じお家ではないのですが、その近辺がお気に入りなのか……あの無機質な目が恐い~!!


そんなことを思っていたら『ベルサイユのばら』の二次創作小説で、山鳩が出てくるステキな作品がpixivにアップされていました。そして中学生くらいの時に読んだ『鳩』という恋愛の詩があったよなぁと。全部を記憶していたわけではなかったので「鳩が逃げたわ 詩」で検索したら、あった~!! (*≧∇≦)ノ


私の中ではモノクロのフランス映画のようなイメージ。会話だけで成り立っているこの詩は、大人になってからもドキドキときめく一篇です。




『鳩』


高橋 睦郎

その鳩をくれないか と あのひとが言った
あげてもいいわ とあたしが答えた

おお なんてかあいいんだ と あのひとがだきとった
くるくるってなくわ と あたしが言いそえた

この目がいいね と あのひとがふれた
くちばしだって と あたしがさわった

だけど と あのひとがあたしを見た
だけど何なの と あたしが見かえした

あんたのほうが と あのひとが言った
いけないわ と あたしがうつむいた

あんたが好きだ と あのひとが鳩をはなした
逃げたわ と あたしがつぶやいた
あのひとのうでの中で






rohengram799 at 10:08コメント(4) 

2018年12月14日

竜潜雲便りNo.20:叱られて・・・

今朝も寒いですね~鳩が思いっきり身体を膨らませてジッとしている姿を見ました。枯れ葉の中に埋もれていたらあったかいだろうに、と思ったけれど、この辺りにそんな場所はなかった!




今年は戌年だったな~と思いながら、さだまさしさんの『私は犬に叱られた』という歌を聞きました。耳が痛い、胸が痛い・・・。


https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/sweep-tact/entry-10566964680.html%3Fusqp%3Dmq331AQJCAEoAVgBgAEB




竹内浩三さんの「しかられて」・・・こういうのもいつか懐かしい記憶になるんでしょう。



『しかられて』(竹内浩三)



しかられて
外へは出たが
我家から
夕餉の烟と
灯火ともしびの
黄色い光に
混ぜられた
たのしい飯めしの音がする
強情はってわるかった
おなかがすいた
風も吹く
三日月さんも
出て来たよ
あやまりに
行くのも
はずかしい
さらさら木の葉の
音がした




rohengram799 at 09:01コメント(0) 

2018年07月30日

炎昼雲便りNo.12:鳩乳

この前、真っ白い鳥が2羽飛んでいるのを見たのですが、大きさからしてハトっぽかったのだけれど、まるで手品のハトみたいでビックリしました。


もしかしたら全然違う鳥だったのかもしれないけれど、結構ハトを見かけるしなぁ~と思っていたら、新聞広告に『ハトと日本人』という本の紹介があって、そこに「鳩乳」という文字が・・・鳩乳?
鳩胸でなくて? と疑問に思い、検索したらありました。う~ん、生き物って不思議!


【鳩乳】

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/lezgedapartystarted.ti-da.net/a7458935.html%3Fusqp%3Dmq331AQECAEoAQ%253D%253D





rohengram799 at 18:22コメント(4) 

2016年10月24日

徳雲便りNo.17:鳥のトリコ

『ことり屋おけい探鳥双紙(たんちょうそうし)』(梶よう子)を読み終わりました。 凍雲便りNo.14:ことりに書いた小川洋子さんの小説が素晴らしかったのを思い出し、鳥物語にフラフラとひかれて買ってしまいました。


幻の青いサギを追って行方知れずになった夫・羽吉(はねきち)を待ちながら、小鳥を商う店「ことり屋」を切り盛りする女主人おけい。店に持ち込まれる事件の謎解きは特に目新しくはないし(申し訳ない)羽吉の行方も「ああやっぱりね……」なんですが、シリーズ化を考えての終わり方だったようです。


以前、加藤元さんの『四月一日亭ものがたり』という、銀座の裏通りにある西洋料理店の話を読んだことがありますが(大正末期のレトロな雰囲気がよかった)なぜ“四月一日”を“わたぬき”と読むのかは書いてなかったんですよ、たしか……その謎は第二羽(笑)の一文で解けました!


《まもなく四月だ。とくに四月朔日(ついたち)は綿抜きといって、この日を境に綿入れから袷(あわせ)に切り替わる。厚ぼったいものから、軽やかな衣装になって初夏を迎える。》


鷹がいないので小鳥が安心して遊べるから“小鳥遊(たかなし)”とか、難読名字の由来は面白いですわ。



玉詰まりだとパチンコ台をバンバン叩くオッサンを思い浮かべますが(偏見かしら?)鳥には「卵詰まり」という、体の中で作られた卵をうまく排出できずに詰まってしまう症状があるそうです。インコの他にもメスの鳥類ではよく見られる病気。一羽だけでも、成熟したメスの鳥なら卵を産むというのは聞いたことがありますが、詰まるとは……!


鳥類はフンも卵も同じところから排出するため、卵が詰まるとフンが出せなくなり、体内に蓄積してしまい、命を落とす危険が……おかしいぞ?と感じたら、すぐ病院に連れていって下さい。



そして『南総里見八犬伝』でおなじみの馬琴さんが相談役のような立場で登場。彼は鳥が大好きだったそうな。『大江戸飼い鳥草紙』(細川博昭著)とかに詳しく書いてあるようです。気分転換につがいの「ウソ」を買い求めたのをきっかけに「癒される~♪」と鳥のトリコになったようです……(゜゜;)\(--;)


数年後にはウソのほか、メジロ、キクイタダキ、ヨシキリ、サンコウチョウ、カナリア、ホトトギス、カッコウ、それにコガモ、オシドリ、バン、シギなどの水鳥も飼っていたそうです。特にハトは大好き!だったようで、「連雀鳩」という頭にタテガミ状トンガリを有した輸入鳩もいたらしいです。現代にいたら鳩レースとかに参加していたかも? ハトだけで8種類17羽も飼育していたそうですが、100羽以上にもなると世話も大変、餌代もバカにならない、鳥籠の置き場所にも困るようになり、カナリアだけを残してほとんどの鳥を売り払ったそうです。


馬琴の息子は医者なのに病弱だったとか、花鳥茶屋という、今でいう動植物園的なものがあったとか……江戸時代って変化朝顔に夢中になったりもしていたし、ペット事情も調べると楽しそう……文化・風俗の研究をする人の気持ちがわかる気がしました(o⌒∇⌒o)





rohengram799 at 17:12コメント(6) 
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