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2017年11月02日

霜見雲便りNo.2:10月の本棚~読書メーターversion

テレビの天気予報、やたら「三連休」と連呼しています~みんなが三連休だと思うなよ(`Δ´)と思っている人は多いはず・・・ああ、ゆっくり休みたい!



新聞広告を見たら「桑田佳祐佳」「ボウリング」「編集長」などの文字が・・・・『Number』ってスポーツ雑誌じゃなかった?と検索したらコレでした🎳


http://number.bunshun.jp/articles/-/829038





さてさて、10月に読んだ本です。もう遠い出来事のような気がしますわ( ̄▽ ̄;) 前の記事のお返事、遅れます。ごめんなさい~!



10月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:3975
ナイス数:751

老老戦記 (新潮文庫)老老戦記 (新潮文庫)感想
二部構成になっていて、一部では老人ホームでのクイズ大会やら海外旅行やら、若い世代でも旅先でこういう人っているよね、で、自分もこういう風になるのかなぁ、なんて切なさよりも笑いが勝っていた話だったけれど、二部は笑ってばかりはいられない展開に。「腹腹時計」なんて初めて聞きました・・・いろんな意味でパワフルな団塊の世代、登場人物のだれが身内でもう~ん、と頭を抱えてしまいそう。どこかにこういう危ういものが潜んでいるんだろうなぁ。「オルグ」の正しい(?)意味もわかってよかった・・・かも?な一冊。
読了日:10月01日 著者:清水 義範
必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。 (torch comics)必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。 (torch comics)感想
絵柄が水木しげる先生風で、それがまるまる一冊菜ので、ちょっとあきてしまう。何人かで絵柄が違った方が読みやすくて良かったかも。読んでない話は気になってよけいに読みたくなった(笑)
読了日:10月02日 著者:ドリヤス工場
みじめな夜みじめな夜感想
とても短いひとりごとのような話。なんか文章にして残すことでわざわざ自己嫌悪に陥っているような気がしないでもないけれど、なんかこんな夜もあるよね、と思ってしまう。
読了日:10月02日 著者:牧野 信一
愛撫愛撫感想
教科書で読んだ「檸檬」しか知らないので、タイトルからちょっとエロい系かと期待したら、なんとゆーか違ったわ。甘噛みならエロスの匂いもありましょうが、仔猫の耳に噛みついちゃいかんでしょう! ましてや切符切りとかを連想するなんて~可愛いと食べちゃいたい系なんですかね? 猫の手のマッサージ器があったのを思い出しました。私は特に猫好きではないけれど、好きな人にはえええーっΣ(Д゚;/)/ではないかと。犬だと耳ではなくシッポなのかしら?
読了日:10月02日 著者:梶井 基次郎
ちるらん新撰組鎮魂歌 1 (ゼノンコミックス)ちるらん新撰組鎮魂歌 1 (ゼノンコミックス)感想
無料版にて。久々の新撰組マンガ。まぁ生き残りとして語り手が永倉さんになるのはパターンですな。山南さんのインテリっぽさがたまらない(笑) あと源さんが渋すぎ!
読了日:10月02日 著者:橋本 エイジ,梅村 真也
ちるらん新撰組鎮魂歌 2 (ゼノンコミックス)ちるらん新撰組鎮魂歌 2 (ゼノンコミックス)感想
無料版。芹沢さんがデブじゃない(失礼!)のが意外だった。沖田さんの描き方は好き。
読了日:10月02日 著者:梅村 真也
ちるらん新撰組鎮魂歌 3 (ゼノンコミックス)ちるらん新撰組鎮魂歌 3 (ゼノンコミックス)感想
無料版はここまで・・・お金を出して続きを読みたいかというとそれほどでも、という気持ちになってしまう作風。ヤンキー臭がなぁ~やっぱりなんか馴染めない。私の新撰組はこれじゃないんだよ!感がだんだん強くなってきたので、この作品とはサヨナラしますわ。
読了日:10月02日 著者:梅村 真也
すべての神様の十月 (PHP文芸文庫)すべての神様の十月 (PHP文芸文庫)感想
10月になったので読んでみた(笑) はぁ~ほっこりしたいい話だった。日本人にはとても馴染みやすい、八百万の神様の一部の方々(?)の話。最初の死神さんの話がえーっ!と私にはかなりのショーゲキで、はじめにこんないい話を持ってきて、その後は大丈夫なのかと心配していましたが、書き下ろし作品で「そうか、よかったね」となりました。いろんな出来事に感謝して感動して、毎日ヒャッハー(*≧∇≦)ノな気持ちで暮らしていこうと思いました。
読了日:10月03日 著者:小路 幸也
煙草と悪魔煙草と悪魔感想
タイトルが気に入り青空文庫で読みました。悪魔がなんだかマヌケないい味を出している・・・西洋の童話(寓話)みたいな雰囲気も「一休さん」のとんち話のような感じも。煙草がいろんな意味で魅惑的なのが伝わるような・・・毎年5月に世界禁煙デーってあるけど、こういう煙草関連の話も一緒に教えてくれたらいいのに、なんてアホなことを考えてしまった!
読了日:10月03日 著者:芥川竜之介
墓感想
長く病床にいるといろんなことを考えるようになるよなぁ・・・なんて思いました。俳句の話もあり「屁ひり虫」という秋の季語が気になって仕方ない(笑) 触ると臭いにおいを出す虫の総称らしい。一茶の「御仏の鼻の先にて屁ひり虫」という句の映像を思い浮かべ、仏さまも大変と思った。文章の「・・・ヨ」とたまに出るカタカナに笑ってしまった。戒名は子規居士。健康で長生きしたかったろうなぁ。

読了日:10月03日 著者:正岡 子規
煌夜祭 (中公文庫)煌夜祭 (中公文庫)感想
語り部の話を影絵で見たいなぁなんて最初は思っていたけれど、話が進むにつれてちゃんと画力のある人の漫画で読みたいと思ってしまった。もっと季節が進んで寒い!となった夜に静かに読みたい物語だった。表紙もキレイ。
読了日:10月06日 著者:多崎 礼
もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたらもし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら感想
書店になくてコンビニで購入。相田みつをが好き(笑) 焼きそばバゴーンの作り方がなくて残念!!
読了日:10月09日 著者:神田 桂一,菊池 良
夜の夢見の川 (12の奇妙な物語) (創元推理文庫)夜の夢見の川 (12の奇妙な物語) (創元推理文庫)感想
『街角の書店』よりこちらの方がはるかに好みでよかった。どの作品もう~んとなって面白かった。特に「終わりの始まり」は好きな作品。次はないのかなぁ・・・もっとこういうアンソロジーが読みたい!!
読了日:10月10日 著者:シオドア・スタージョン,G・K・チェスタトン他
精霊探偵 (新潮文庫)精霊探偵 (新潮文庫)感想
タイトル買い。表紙の女の子が主人公かと思ったらオッサンが主人公で、へんな心霊探偵か?と思っていたら宗教や呪詛がらみのホラーな展開になり、おいおい、最後は夢オチじゃないだろうな・・・と思ってしまったくらいに、なんと言ったらいいのか・・・な話だった。子どもの頃に見ていた、夕方からNHKですやっていたドラマみたいな昭和臭がスゴい気がした。古本で買って正解。定価で買う気にはならない一冊だった。おもしろさがわからない・・・疲れた!
読了日:10月15日 著者:梶尾 真治
涙の招待席: 異形コレクション傑作選 (光文社文庫)涙の招待席: 異形コレクション傑作選 (光文社文庫)感想
タイトルも表紙もぶっちゃけ好きじゃないのに買ったのは「異形コレクション」から選ばれた作品集だったから。光文社に変わるくらいから買わなくなってしまったけれど、好きなシリーズだったので。なんとなく覚えている作品もあったけれど、やっぱりどの作品もよかった。安っぽいお涙ちょうだい、号泣必至!!なんて帯に書かれた小説とは違う、しみじみと深く沁み込んでいく一作、一作。「燃える電話」(草上仁)「夢淡き、酒」(倉阪鬼一郎)「語る石」(森奈津子)が特に好き。井上雅彦さんのこの本に対する思いなどもよかった。次も出て欲しい。
読了日:10月18日 著者:
臨界シンドローム 不条心理カウンセラー・雪丸十門診療奇談 (角川ホラー文庫)臨界シンドローム 不条心理カウンセラー・雪丸十門診療奇談 (角川ホラー文庫)感想
タイトルの長さにひかれて買ってみた(笑) ホラーというよりグロい?かなぁ・・・「おにくちゃん」がお気に入り。3話あって、最後はえっえっ、と前2話以上に混乱しながら読んだけど、メデタシメデタシ・・・なのか??? 続編が在りそうな気もする。 しかし人間って本当に不思議だと思った。怖いとか気持ち悪いとかではなくて、あまりに謎に満ちた生き物で突き詰めたい人間は雪丸みたいになるんだろうなぁ、と。お祓いに砂糖は斬新だった(笑)
読了日:10月21日 著者:堀井 拓馬
あやかし寝具店 あなたの夢解き、致します (SKYHIGH文庫)あやかし寝具店 あなたの夢解き、致します (SKYHIGH文庫)感想
寝具店というより枕を売る店で、その商売よりも夢分析的な内容になっていて、タイトルと違わないか?という印象。主人公が大変な美人のドジっ子大学生という設定もイマイチだし、好きになれないキャラで、店主も何だか中途半端。中学生がユングやフロイトの夢分析に興味を持ち、自分の知っている神話の知識と結びつけて無理矢理恋愛物にしたような話だった。これを読んでヘタに他人の夢分析とかする人が増えないことを祈る。想像以上につまらなかった。登場人物のイラストも本文にあっていない気がするし、必要ないだろう。後半バタバタし過ぎ。
読了日:10月22日 著者:空 高志
猫が足りない (双葉文庫)猫が足りない (双葉文庫)感想
猫が大好きなのに転勤族で飼えない・・・こういう人はたくさんいるんだろうなぁ、と思いました。無責任に飼いたくないという気持ちと猫が大好きだから、他の家の猫が気になり行き過ぎた行動をとるオバサマと就活中の青年、ふたりを引き合わせたスポーツクラブの面々、彼らの会話が面白かった。ちょっと事件が大げさな気もしたけど、いろんな時事問題をうまく絡めてあって、サクサク読めました。
読了日:10月26日 著者:沢村 凜
リアル風俗嬢日記 ~彼氏の命令でヘルス始めました~ (バンブーエッセイセレクション)リアル風俗嬢日記 ~彼氏の命令でヘルス始めました~ (バンブーエッセイセレクション)感想
「ソープランド」「ピンクサロン」「ヘルス」の違いに、そーなんだ!となりました。風俗っていろいろあるんだなぁと。自分には出来ない仕事だけれど(まず体型からしてムリ!)やっぱり接客業、大変だよなぁ、と。この作者がいつまで続けるのかはわからないけれど、良いお客さんにたくさん会えるといいね、と思ってしまいました。
読了日:10月26日 著者:Ω子
御松茸騒動 (徳間時代小説文庫)御松茸騒動 (徳間時代小説文庫)感想
川原泉さんのマンガ『殿様は空のお城に住んでいる』を思い出しながら読みました(笑) 松茸にちょっと詳しくなったような気がする。どんな仕事でも頑張るって大事。山の恵みに感謝せねば。「しゅうちゃくしごく」という漢字はこうかくのか!と勉強したような気分になりました(笑)
読了日:10月30日 著者:朝井 まかて

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rohengram799 at 15:54コメント(6) 
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