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2016年08月08日

乗雲便りNo.8:夏のカンカンおやぢ(-_-#)

ヒコーキ雲便りNo.42:リバース愛は時を越えてで書いた、北國浩二さんが名前を北國之浩二になり(読み方は同じ)はじめての書き下ろし作品『夏の償い人 鎌倉あじさい署』を読みました。最初から登場人物のキャラがたっていて、ドラマになったら面白そう!と思ったのですが、内容は結構ヘビーでした。


高級老人ホームから失踪した老婦人・寺尾いづみの行方を探すことになった“よろず係”の面々。調べていくうちにいづみの過去があきらかになります。戦後いづみはRAA(特殊慰安施設協会:Recreation and Amusement Association)で働いていたのです。私はこの存在自体を知らなかったので、衝撃でした。他にもいろんな資料(史料)があると思いますが、こちらが写真も多くわかりやすいかと思ったのでお読み下さい。

http://www.tanken.com/senryogun.html



他にも『銀座カンカン娘』の歌詞が全文載っていていました。時代を特に気にしないと一番の歌詞なんてアッサリと楽しく銀ブラしている若い娘さんを連想するだけですが、通して読むと当時の風俗なんかもわかるし(家がなくて/派手な服を来て/虎や狼に囲まれて/後ろ指さされる…とか)街娼を歌ったものだと言われると納得してしまうところもあります。高峰秀子さんも何も知らずに歌っていたようです。


戦後70年が過ぎ、いろんな情報が錯綜して、一部だけ見聞きして、それがすべてだと勘違いしてはいけないと思うし……語り継いでいくこと、記憶しなくてはいけないこと、難しいです……ただ、恵まれた時代に生きていることは確かなんだと思います。




豊かな時代の象徴のひとつは戦後も今もテレビだと思うのですが(違う?)毎週日曜日夜に放送中の『そして、誰もいなくなった』(ドラマ)にハマっています! 「名前や個人情報が乗っ取られて自分の存在がなくなる」……なにげに第1話を見たら、コワイ、コワイ……でも気になって見てしまう……無視されるのとはまた違う、存在自体の全否定……ドラマでは友人があれこれ協力してましたが、そんな人がいなければどうなっちゃうのよ……とトリハダがたつような恐怖心。キャッシュカードでお金も下ろせないし、他人が自分になっていて(しかも犯罪者)公安につけ回され、元カノは自殺しちゃうし……今から最後はどーなるのよ!?と気になって仕方ないです。リアルでも自分の存在証明って難しい……(~_~;)



昨日は立秋で暦の上では秋……今年は雨は降らないけれど風のある日が多いので、ちょっとはいいのかなぁ……ただ喉をやられてしまい、咳き込んでいます。 皆さまも健康にお気をつけ下さいませ(*・x・)ノ





rohengram799 at 08:58コメント(10) 
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