2011年07月
2011年07月24日
第542号:あきらめないこと
《今年のゲリラ豪雨は昨年の3倍増!!》の記事に「あぅ~!」な日曜日でございます。そしてアナログにサヨナラなのですね…わざわざアナログにし正午を待っているワタクシ、仕事に間に合うのか!?しかし、昭和が遠くなりますなぁ(/_;)/~~
暑さもまた復活の気配!汗ダラダラの夏大将(笑)が本気出す時期がきたのでしょうか…こんな時は涼しい話題をと思い、冒険家の植村直己さんの話を←なんのつながりかよくわからない(-_-;)
植村さんて東京の人だと勝手に思っていましたが、兵庫県豊岡市の出身なんですね。豊岡市はカバンの街、台風被害で会社を閉めたところもあるとカバン屋に勤めていた頃、業者さんが言ったいましたわ…(TT)
話がそれましたが、植村さんて勉強も運動もスゴいンです!!タイプではなくて目立たなかったそうで、大学で山岳部に入った後も体力と技術のなさを痛感し、陰でかなりの努力をされたようです。
植村さんは『夢は結果ではなく過程が大事、夢の大きい小さいは関係ない。どれだけその夢に心をかけるかが大事。できるできないはともかく、いまできることをはじめよう』という言葉を残しています。
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暑さもまた復活の気配!汗ダラダラの夏大将(笑)が本気出す時期がきたのでしょうか…こんな時は涼しい話題をと思い、冒険家の植村直己さんの話を←なんのつながりかよくわからない(-_-;)
植村さんて東京の人だと勝手に思っていましたが、兵庫県豊岡市の出身なんですね。豊岡市はカバンの街、台風被害で会社を閉めたところもあるとカバン屋に勤めていた頃、業者さんが言ったいましたわ…(TT)
話がそれましたが、植村さんて勉強も運動もスゴいンです!!タイプではなくて目立たなかったそうで、大学で山岳部に入った後も体力と技術のなさを痛感し、陰でかなりの努力をされたようです。
植村さんは『夢は結果ではなく過程が大事、夢の大きい小さいは関係ない。どれだけその夢に心をかけるかが大事。できるできないはともかく、いまできることをはじめよう』という言葉を残しています。
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第541号:信さん
『信さん』といっても金丸信でも『め組』に居候する貧乏旗本の三男坊・徳田新之助でもありませんぞ!!←暴れん坊将軍は字が違うし(笑)
『青空のルーレット』が気に入ったワタクシ、同じ作者の『信さん』を読みましたの!
ヤバいわ…また泣くところだったわ…すっかり昭和に涙するおばちゃんになってしまった(((^^;)
舞台は作者の故郷の福岡。その炭坑町で信サンは評判のワルガキ!けれど、本当は絵が上手で優しいのだ。内気だった主人公をいじめから助けてくれた二才年上の友達。
信さんは子どものいない叔父さん夫婦にひきとられたんだけれど、よくある話で妹が生まれた…血のつながりがない養母はもちろん自分の子どもがかわいいから信サンに辛くあたるし、叔父さんも乱暴するし…。
妹(本当はいとこ)を大学に進学させるため働いて働いて…東京でひとりで亡くなった信サン。主人公のお母さんへの憧れが一枚の絵に凝縮されたラストシーンにグスン(T-T)
実は私の祖父も養子にいったけれど、その後子どもがうまれたらしいのです。実母が商売をはじめてから一度訪ねてきたらしいのですが、逢わなかったと聞いています。もう古い話で詳細はわからないのですが。
また、主人公の母親が干し柿が好きだと知った信サンがよそのお宅からちょっと失礼!な場面がありました。
気づいていたはずのお母さんは何もいわずにうけとります。その柿が残り一個になり(40個もあったのだ!!)「まだ食べたい?他に何かある?」と信サンがきいた時にお母さんは「何も。あとは信サンが、どんどん良か子供になってくれたら、おばさんは嬉しいよ」微笑みながら、頭をなでたのです。
信サンんはその言葉に込められた愛情がわかったはず。そしてお母さんは柿をとられたお家にすぐに謝りにいっていたのです。
ウチの母も干し柿が大好き!!なので、もし母が同じ立場だったらどうしたかなぁ、「ダメじゃん!!」とすごく怒るのかかなぁ…なんてまた考えてしまいました。
もう一作は『遠い町』、ヨンくんという自分(前の作品の主人公とは別人と思う)と違う国の友達の話。
強制連行され、炭坑で働かされた韓国の人たち…ボタ山ときくと『三たびの海峡』(帚木蓬生、映画にもなりました)を、子どもたちの関係は朱川湊人さんの『赤まんま』という短編集の中の『トカビの夜』(これも泣かずにはいられませんでした)を思い出しました。
私の小さい頃は、欧米人も東洋人もまわりにはいなかったと思うので、ひどい差別やいじめを見聞きしたことはありません。でも、子どもってなんであんなに残酷なことや、泣きたくなるくらい優しいこともできるのかと考えてしまいます。
『信さん』は140ページくらいの薄い文庫本なのに、私をいろんな時代に連れていってくれて、昔読んだ本も思い出させてくれた、凄腕の一冊(笑)ちょっと童話っぽい雰囲気もあるので、小学校高学年のコとか夏休みに読んでもいいかも。まぁ、時代背景はピンとこないでしょうが。
《青空フェチ》と解説に書かれていた辻内さん♪「親父、鳥になれるといいな。」の帯にひかれ『野の風』という作品も買ってしまいましたぁ!!←ポイント10倍の魔力ね(-.-)
『青空のルーレット』が気に入ったワタクシ、同じ作者の『信さん』を読みましたの!
ヤバいわ…また泣くところだったわ…すっかり昭和に涙するおばちゃんになってしまった(((^^;)
舞台は作者の故郷の福岡。その炭坑町で信サンは評判のワルガキ!けれど、本当は絵が上手で優しいのだ。内気だった主人公をいじめから助けてくれた二才年上の友達。
信さんは子どものいない叔父さん夫婦にひきとられたんだけれど、よくある話で妹が生まれた…血のつながりがない養母はもちろん自分の子どもがかわいいから信サンに辛くあたるし、叔父さんも乱暴するし…。
妹(本当はいとこ)を大学に進学させるため働いて働いて…東京でひとりで亡くなった信サン。主人公のお母さんへの憧れが一枚の絵に凝縮されたラストシーンにグスン(T-T)
実は私の祖父も養子にいったけれど、その後子どもがうまれたらしいのです。実母が商売をはじめてから一度訪ねてきたらしいのですが、逢わなかったと聞いています。もう古い話で詳細はわからないのですが。
また、主人公の母親が干し柿が好きだと知った信サンがよそのお宅からちょっと失礼!な場面がありました。
気づいていたはずのお母さんは何もいわずにうけとります。その柿が残り一個になり(40個もあったのだ!!)「まだ食べたい?他に何かある?」と信サンがきいた時にお母さんは「何も。あとは信サンが、どんどん良か子供になってくれたら、おばさんは嬉しいよ」微笑みながら、頭をなでたのです。
信サンんはその言葉に込められた愛情がわかったはず。そしてお母さんは柿をとられたお家にすぐに謝りにいっていたのです。
ウチの母も干し柿が大好き!!なので、もし母が同じ立場だったらどうしたかなぁ、「ダメじゃん!!」とすごく怒るのかかなぁ…なんてまた考えてしまいました。
もう一作は『遠い町』、ヨンくんという自分(前の作品の主人公とは別人と思う)と違う国の友達の話。
強制連行され、炭坑で働かされた韓国の人たち…ボタ山ときくと『三たびの海峡』(帚木蓬生、映画にもなりました)を、子どもたちの関係は朱川湊人さんの『赤まんま』という短編集の中の『トカビの夜』(これも泣かずにはいられませんでした)を思い出しました。
私の小さい頃は、欧米人も東洋人もまわりにはいなかったと思うので、ひどい差別やいじめを見聞きしたことはありません。でも、子どもってなんであんなに残酷なことや、泣きたくなるくらい優しいこともできるのかと考えてしまいます。
『信さん』は140ページくらいの薄い文庫本なのに、私をいろんな時代に連れていってくれて、昔読んだ本も思い出させてくれた、凄腕の一冊(笑)ちょっと童話っぽい雰囲気もあるので、小学校高学年のコとか夏休みに読んでもいいかも。まぁ、時代背景はピンとこないでしょうが。
《青空フェチ》と解説に書かれていた辻内さん♪「親父、鳥になれるといいな。」の帯にひかれ『野の風』という作品も買ってしまいましたぁ!!←ポイント10倍の魔力ね(-.-)
2011年07月23日
第540号:もじもじライフ
週刊モーニングに『ケシゴムライフ』という漫画が短期連載されていました。私は結構気にいっていた漫画なのです♪
大きな蜂の巣をとってくれた先生にみんながスゲー!とか歓声をあげる中、もじもじして何も言えない少年。先生は「お礼を言おうとしてくれているんだね」と頭をなでてくれるのです。
ミツバチが八の字ダンスをして「ここに花があるよ」とか「巣を作ろう」と仲間にサインをおくっているように、人だって自分でも気がつかないうちにダンスを踊り、「僕はここにいるよ」ってサインをおくっていると優しく話してくれたんですよ~。
私も小さい頃は本当に「もじもじくん」で、よく母親に「ぐじぐじしない!」(これは方言なのか?)と怒られたものですわ(-_-;)今はおばちゃんになり、ある程度モノを言えるようになりましたが、ブログを書くようにはしゃべれません('~`;)
しかし、学生時代にどんな先生に出逢うかでかなり進む方向が違ってくる気がしますね。
そうだわ~、ワタクシ、高3の時、大学は全滅だし県内で就職もしたくないし、はぁ~あ!なんて毎日ゴロゴロして体重が増加しておりましたの!
そしたらですね、どうも担任(おばちゃん先生だが男子校にいたから気が強い系)はワタクシに赤ちゃんができたので(お腹に視線を感じた)進学も就職もしないと思っていたようです……まだ身体だけは清かったワタクシ「ひどいわ~!」と思いました( ̄▽ ̄;)
あ、結果的には専門学校進学で~す♪
大きな蜂の巣をとってくれた先生にみんながスゲー!とか歓声をあげる中、もじもじして何も言えない少年。先生は「お礼を言おうとしてくれているんだね」と頭をなでてくれるのです。
ミツバチが八の字ダンスをして「ここに花があるよ」とか「巣を作ろう」と仲間にサインをおくっているように、人だって自分でも気がつかないうちにダンスを踊り、「僕はここにいるよ」ってサインをおくっていると優しく話してくれたんですよ~。
私も小さい頃は本当に「もじもじくん」で、よく母親に「ぐじぐじしない!」(これは方言なのか?)と怒られたものですわ(-_-;)今はおばちゃんになり、ある程度モノを言えるようになりましたが、ブログを書くようにはしゃべれません('~`;)
しかし、学生時代にどんな先生に出逢うかでかなり進む方向が違ってくる気がしますね。
そうだわ~、ワタクシ、高3の時、大学は全滅だし県内で就職もしたくないし、はぁ~あ!なんて毎日ゴロゴロして体重が増加しておりましたの!
そしたらですね、どうも担任(おばちゃん先生だが男子校にいたから気が強い系)はワタクシに赤ちゃんができたので(お腹に視線を感じた)進学も就職もしないと思っていたようです……まだ身体だけは清かったワタクシ「ひどいわ~!」と思いました( ̄▽ ̄;)
あ、結果的には専門学校進学で~す♪
ひつじ雲便り473:無力感を祈りに変えて
今発売中の『ダ・ヴィンチ』8月号は東日本大震災の特集号です。被災地からのレポートの他に「これからの私たちにできること」が載っています。
マンガを買うこと、本を買うこと、チャリティグッズを買うこと、一緒に考えてみること、いろんな形で心を届けられるように…たくさんの情報が一度に得られるので、職場やサークルなんかに一冊おいてあったら、みんなが自分に出来ることを探しやすいのでは?なんて思いました。
私はブログに書いてからだいぶたちましたが、昨日『コミックいわて』を買いました(((^_^;)ポイント10倍を待って購入した人がいたのか(私のように)少し前には3冊あったのに残り1冊でした。
あの吉田戦車さんも岩手県出身なんですよね。関係ないですが、伊藤理佐さんが奥さまだと初めて知りました(゜□゜)
今読みかけの『償いの椅子』の作者、沢木冬吾さんも花巻市の生まれ。岩手県出身の作家さんや岩手が舞台の作品も多いですし…ちょっとでも興味をもったら、本屋さんにGO!お願いします(^o^)/
ひつじ雲便り399:コミックいわて
マンガを買うこと、本を買うこと、チャリティグッズを買うこと、一緒に考えてみること、いろんな形で心を届けられるように…たくさんの情報が一度に得られるので、職場やサークルなんかに一冊おいてあったら、みんなが自分に出来ることを探しやすいのでは?なんて思いました。
私はブログに書いてからだいぶたちましたが、昨日『コミックいわて』を買いました(((^_^;)ポイント10倍を待って購入した人がいたのか(私のように)少し前には3冊あったのに残り1冊でした。
あの吉田戦車さんも岩手県出身なんですよね。関係ないですが、伊藤理佐さんが奥さまだと初めて知りました(゜□゜)
今読みかけの『償いの椅子』の作者、沢木冬吾さんも花巻市の生まれ。岩手県出身の作家さんや岩手が舞台の作品も多いですし…ちょっとでも興味をもったら、本屋さんにGO!お願いします(^o^)/
ひつじ雲便り399:コミックいわて
2011年07月21日
第538号:星空派と青空派
皆さま、台風の被害などありませんでしたか?昨日から妙に涼しく「秋!?」みたいですわ(-_-;)
今日からまた仕事ですが、窓拭きの仕事をしている青年が主人公の『青空のルーレット』という本を読みました。窓拭きは生活のため、本当は大きな自分だけの夢を持っている野郎たち(笑)の物語です。典型的なイヤミな経営者にムカつきまくり!!
でもラストはカッコいいので、ドラマでみたいかも(*^^*)
作者の辻内智貴さんは音楽活動もしていたようで、同時収録の『多輝子ちゃん』は歌がキーポイントなので、やはり音楽をしていた人なんだと思いました。
文中に「歌は何か人の役にたたなくちゃいけないよ」「歌なんて、飲めも喰えもしないんだから、何か小さくても、人の心の足しになるような歌を、おれたちはつくらなきゃいけないんだ」という言葉があり、辻内さんもそう思ってやってたんだろうなぁ、実際に音楽をつくっていた人の言葉だと思い、お鼻がツーンとなりました。
ブログタイトルは、作者のあとがきからいただきました(笑)青空派と星空派にわかれる…ウソです、なんて書いていましたが案外当てはまるのかな?彼は青空派!!
…青空というのは、あれは、けして、空の表皮などでは無いのである。ペラリと剥ける様な、そんな、それだけのものでは無いのである。青空というのは、あれは、背中に永劫の宇宙(やみ)をズシリとかかえて、それでもニコリと笑ってみせている、痛々しい笑顔のようなものである。リウマチに痛む足をこらえながら、それでもニコニコと幼い孫に手を引かれてみせる、老婆の深々とした笑顔である…
青空を見上げる機会があったら、この言葉を思い出して下さい。皆さまは、どんなことを思うのかしらん…先週、仕事の休憩時間に読んでいた私はまたハンカチで目頭を押さえてしまいましたよ(T-T)
今日からまた仕事ですが、窓拭きの仕事をしている青年が主人公の『青空のルーレット』という本を読みました。窓拭きは生活のため、本当は大きな自分だけの夢を持っている野郎たち(笑)の物語です。典型的なイヤミな経営者にムカつきまくり!!
でもラストはカッコいいので、ドラマでみたいかも(*^^*)
作者の辻内智貴さんは音楽活動もしていたようで、同時収録の『多輝子ちゃん』は歌がキーポイントなので、やはり音楽をしていた人なんだと思いました。
文中に「歌は何か人の役にたたなくちゃいけないよ」「歌なんて、飲めも喰えもしないんだから、何か小さくても、人の心の足しになるような歌を、おれたちはつくらなきゃいけないんだ」という言葉があり、辻内さんもそう思ってやってたんだろうなぁ、実際に音楽をつくっていた人の言葉だと思い、お鼻がツーンとなりました。
ブログタイトルは、作者のあとがきからいただきました(笑)青空派と星空派にわかれる…ウソです、なんて書いていましたが案外当てはまるのかな?彼は青空派!!
…青空というのは、あれは、けして、空の表皮などでは無いのである。ペラリと剥ける様な、そんな、それだけのものでは無いのである。青空というのは、あれは、背中に永劫の宇宙(やみ)をズシリとかかえて、それでもニコリと笑ってみせている、痛々しい笑顔のようなものである。リウマチに痛む足をこらえながら、それでもニコニコと幼い孫に手を引かれてみせる、老婆の深々とした笑顔である…
青空を見上げる機会があったら、この言葉を思い出して下さい。皆さまは、どんなことを思うのかしらん…先週、仕事の休憩時間に読んでいた私はまたハンカチで目頭を押さえてしまいましたよ(T-T)