2011年10月

2011年10月25日

第606号:香水

『香水の枕詞のごと匂(にほ)ふ』(黛まどか)


秋の夜にちょっとセクシー系の句を見つけたので…って高1の現国の教科書に載っていました(笑)


エレベーターなんかで、瓶ごと頭からかぶってきましたか(゜□゜)!!レベルの悪臭・異臭みたいな人と一緒になると、一刻も早く降りたい気分になりますよね(--;)

あと、私はバスをよく利用するのですが、ひとり掛けで前の人が香水のおね~さんだと、バス事体の揺れも手伝い「うっ!!」となることもしばしば…短い距離だからいいですが…本人は気にならないのかな?

トイレ掃除をしていると、たまに「お線香のような匂い」に出くわすことがあります。ブランド物でこういう香りがあるとか…まぁ、好みの問題ですけど(((^^;)

あと、いつも「香水くさい」便箋で手紙をくれる文通相手がいました…気をきかせたつもりかもしれないのですが、高1のワタクシには何の魅力もなかったです。だから長続きしませんでしたね。もちろん女の子でしたよ(笑)


今年、ご成婚70年を迎えられた三笠宮さまが、明治宮殿(空襲で焼失)の思い出を語られた記事を読んだのですが、そこでこんな言葉がでてきました。


「やきごうすい」といってね、両陛下が廊下をお通りになる少し前に、香を入れて火をつけたものを、通してね、匂いを残しておくんだ。


「焼き香水」と書くのでしょう、今でいうアロマキャンドルのようなものかと記事にありましたが、平安貴族の風雅さを思い起こします♪


昭和天皇の末弟の宮さま(14歳離れているそうです)、百合子さまといつまでもお健やかで香り豊かな日々を過ごして頂きたいです(*^^*)


追記(2023/01/14)
【明治宮殿】最後の方に焼き香水の記述もありました。
https://tanken.com/meijikyuden.html


rohengram799 at 23:17コメント(15) |  

2011年10月24日

第605号:わからなくなってきました

今日、何曜日でしたっけ?…という話ではなく(実際に日付や曜日がわからないですが…みんなバラバラな生活なので)『わからなくなってきました』(宮沢章夫)というタイトルのエッセイを読んでいます。


野球中継などでよくアナウンサーが叫ぶ「わからなくなってきました!!」本来ならトホホな気分で口にするはずなのに、なぜか元気にワクワク感いっぱいの「わからなくなってきました!!」に疑問を持った作者のアレコレから話がはじまります。


文学の中に「わからなくなってきました」をくっつけたりするのですが


>閑かさや岩にしみ入る蝉の声。わからなくなってきました。何を言っているのだこれは。だいたいこうなるともう俳句でさえない。


たしかに(@_@)…でもなぜかしっくりくるものも…!


はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手をみる わからなくなってきました


なんかものすごい哀愁が漂ってきて、ひとりでへへッ!!とおかしな笑い声が( ̄▽ ̄;)


他のいろんな短歌や名言の最後にお約束みたいに付け加えて遊びたくなってしまう!!


東京の坂の由来にアレコレ考えるところも「うんうん、わかるわかる~!」と思ってしまいます。


例えば市ヶ谷駅の脇にある「帯坂」。番町皿屋敷のヒロインのお菊が、髪を振り乱し帯をひきずって通ったことに由来しますが、「髪振り乱し坂」や「お菊坂」でもよかったのでは?なぜ「帯」だけが?と考えます。


そして、目撃した近所の人は呉服屋で帯がスゴく気になったのかもしれない。もったいないなぁ~と。履き物屋が目撃していたら「草履坂」だったかもしれない…と彼は思うのです(((^^;)


だいたいネーミングって、名付けた人の印象や思い込みが大半ですもん(笑)


『夜想』は読後感がズシッ!とくるところもあったので、この本は気分転換になかなかです♪しりあがり寿さんが描いた表紙が気に入って買ったんですけどね( ̄ー ̄)




rohengram799 at 20:50コメント(16) | 空のお城図書館  

ひつじ雲便り526:夜想

『さざなみ情話』(乙川優三郎)に続いて『夜想』(貫井徳郎)を読み終わりました。


うーん、文字にすると安っぽくなってしまいますが、どちらも「死と再生の物語」ではないかと…声高に文章で語っているわけではありませんが、「今日も明日も生き続けてやるぜ!」そんな活力をもらいました。


『夜想』では、残留思念を読み取れる、女子大生(しかも美人だ!)が登場するのですが、その力を他人のために役立てたいと思っているのに、それを実現しようとすればするほどあやしい宗教みたいになってしまって…(;_;)


私など「霊感・山勘・第六感」って一体なんですか?ってくらい、ニブイので、そういう力に憧れもしますが、実際あったらスゴく困るものなんでしょうね。


自分の意志に関係なく、持ち物から念が流れ込んでくるのはこわいです。他人の意識が入ってくるのも、自分の意識が流れていくのもイヤ~(~_~;)


『彩乃ちゃんのお告げ』(橋本紡)も小学生なのに「教祖さま」と呼ばれる女の子の話なんですが、なんだかせつなかったです。


よく政治家とかお抱えの占い師がいるとききますが、日本に限ってはいないような…もし、占い師に頼って今の政治だったらどうしようもないですもんね(-_-;)


♪星の流れに身を占って~…星占いが一番当たるのかしら!?(笑)




rohengram799 at 01:18コメント(14)トラックバック(0) | 空のお城図書館  

2011年10月22日

ひつじ雲便り525:四十期(-。-)y-~

お礼も言わず帰宅する
マネージャーをにらみつけ「転職したい」とつぶやく お掃除おばちゃん


口先だけのありがとうに嫌気がさした前店長
「それでもまだよかったな…」と思いモップかけ


更年期に入る40代後半 愚痴っぽい私
オスカーはおこりんぼ
「いいひと」になれない
オスカーは過激派よ
ゲバ棒が増えていく


自宅でお菓子食べながら 小説なんか書いている
ひとりでウケてニヤニヤアヤシイおばちゃん


待ち合わせに失敗の春コミや炎天下の夏コミ
オタクな日々をあれこれ 思う秋の日


岩崎宏美ちゃんの『思秋期』に合わせて歌ってみよ~( ̄▽ ̄;)


あ、春コミやら夏コミは同人誌の即売会です。「アララギ」とかの同人誌じゃないですよ!!←当たり前だ(--;)


私はコミケにサークル参加したことはないです~小さい即売会には売り子で何回か行きました~楽しい思い出です♪



rohengram799 at 17:05コメント(10)トラックバック(0) |  

2011年10月21日

ひつじ雲便り524:もみじの気持ち♪

昨晩は「やさしい野菊」の話でしたが、今日は新聞で見つけた「もみじ」の話をいたしませう(*^^*)


『もみじの手』木下美緒(小5)

ばあちゃんはわたしの手を見て
あんこがいっぱい入った
もみじまんじゅうって言う
わたしはばあちゃんの手を見て
洗い物してカサカサになった
もみじパイだねって言う
どっちも おいしそうでしょ



赤ちゃんとか、小さい子どものふっくらした手は可愛らしく、本当にもみじのようですが、家族のために長い間働いてきたであろうおばあちゃんの手を見た孫娘の言葉!ユーモアもある優しさを感じて、いいな~と思いました。そして「もみじまんじゅう」しか知らなかった私は「もみじパイ」も発売されていることを知ったのでした(((^^;)

宮本輝さんの『錦繍』を読みながら、おやつはもみじパイをオススメしたいですね(^.^)~なんて思いながら、全く違う本をおせんべいを食べながら読むワタクシ…
共通点は、ポロポロ食べこぼしながらの読書になりそう!!というところでしょうか('~`;)





rohengram799 at 14:08コメント(20) | 紅葉  
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