2012年03月

2012年03月27日

ひつじ雲便り591:すみれ咲く頃、夢の吹く頃

明日の予報に傘マークが…なかなか晴れの日が続きませんね(~_~;)


『雨一滴すみれの国に落ちてきし』


「すみれの国」なんてアンパンマンのようなファンタジー世界です。濃淡取り混ぜての一面のすみれ畑…見てみたいですね。一面の菜の花はまだ見る場所がたくさんありそうですが、れんげ草は見かけなくなりました。淋しいかぎりです(T_T)


小さい頃、私の中で「すみれ=三色すみれ」でした(--;)そして阿久悠さんの作詞で桜田淳子ちゃんが歌っていた『三色すみれ』という歌が大好きでした。知っている人は少ないでしょうか?


♪手を出せば/散りそうな/そんな花びらを/大切に/胸に抱く/愛の三色すみれ ~


私の中では中学生の女の子に(淳子ちゃんもそんな年だった)キスして甘い言葉を囁き(「この花の思い出は二人だけの秘密」 「この花がとどいたらすぐに 駈けておいで」)だました大学生のイメージなのですが(笑)


そして、昨年書いた第460号:希望…春のすみれの寿美礼ちゃん、もう一歳のお誕生日を迎えたことでしょう。きっと可愛らしい笑顔やしぐさで、まわりの方々をしあわせにしているのではないかと思います(*^^*)


最初の句は河内静魚さんの作品です。宮城県出身の方です。





rohengram799 at 14:55|PermalinkComments(11)

第731号:刃と心…シリアスにあらず(-_-;)

昨晩は淋しくもないのに~震えて眠って夢を見ました←『愛がわたしを』という近藤正臣さんと大原麗子さんのドラマの主題歌<終わりのない歌>の歌詞を知らない人にはなんのこっちゃ?ですね(((^^;) しかし[房総沖に未知の活断層が2つ]のニュースに確実に震えました…何で今までわからなかった!?(((・・;)



夢の内容は覚えていませんが、アタマはなぜか“スイカズラ”でいっぱい!!ツルツルと何かに誰かに巻きつきたいのかしら(-.-)


スイカズラは常緑の木本性ツル植物。道端や林縁など、やや湿り気のある場所に生育する。木化して太くなるそうですが、太い樹木には巻き付くことはなくて、森林では太くなったものを見たことがないらしい…。


花の色は最初は白くやがて黄色になるので“金銀花”という呼び名もありますが、蜜があるので“吸い葛”なんだそうです。人も吸ったりするのかしら…サルビアみたいに…聞いたことないけど('~`;)


常緑で冬でも堪え忍んで葉を付けているという意味で「忍冬」(にんどう)という名もあるそう。歌もありますよね。因幡晃さんの『忍冬』(スイカズラ)…私はなぜかずっと「ふきのとう」(男性デュオ)の歌だと思っていました(笑)


だけど……
忍ぶという字は 難しい
心に刃を乗せるのね
時々心がいたむのは
刃が暴れるせいなのね


「忍」の一字をこんなふうに考えたことのないお子さまの私には衝撃的な降れーズでした!!作詞はちあき哲也さん、マッチの『ヨイショ!』とか書いています。冬を耐えるイメージからかなり遠いですが(笑)


最後に告白しますが、私のアマタはスイカズラと聞くと、最初はいつもウツボカズラがうかびます…ええ、ポケモンのウツボットのモデルですわ~こんな私には耐える冬などあるわけもなく…いつも妄想♪ひとり咲きぃ~( ̄▽ ̄;)




rohengram799 at 07:30|PermalinkComments(9)

2012年03月25日

第730号:長生きの歌(長生き音頭)

ふふ~実家で「ひとり」を満喫、夜更かししています(^-^)v普段仕事をしている時間に、のんびりテレビを見ながらご飯はシアワセ~♪いったい、なんのために、誰のために帰省したのだ!?と怒られてしまいますね(-_-;)


ウチの父はいろんな短歌や俳句、名言やら詩、歌など印刷されたものを戸棚などに貼り付けるのが好きなタイプで(笑)自分で広告の裏に書いたりもしていました
そのうちの一枚に『長生きの歌』というのがあります。近くの特養ホームの名前があったので、そこの関係者の方にいただいたのかな?入所者の皆さまが歌っていたのかもしれない♪


~人生五十は昔だよ/今じゃ六十はまだつぼみ/七十、八十は花ざかり/九十、百は実るとき~


一番の歌詞はこんなステキな言葉です。母は今「花ざかり」だ(*^^*)


~二度と得られぬこの命/毎朝、毎夜、心から/生きる幸せ感謝して/みんな仲よく暮らそうよ~


紙の余白には、父の字でこう書かれています。


『金がないだけで決してレオじゃない俺よりも永生きしてくれよ○○殿』


○○は母の名前です。レオというのは、父はライオンズクラブに入っていたので、それにかけたのだと思います。少し筆ペンの文字に勢いがないので、なんとなく体調がわるいなぁ…と感じた頃に書いたのかな、と思ったりφ(..)


父が倒れてから、はじめてこの書き込みに気がつき、涙がでてきちゃいました…(;_;)


~流れる水はくさらない/氷るひまなし水車/心もからだもほどほどに/使って生きよう/百以上~


こんなに“ほどほど”という言葉が、前向きでキイキしている文章はないような気がします(((^^;)なんか不思議に元気がでてくるのは、私も“オトナ”になってきたからでしょうか( ̄▽ ̄;)


皆さま、毎日“ほどほど”に~そして“ご安全に”過ごしてまいりましょう!!



追記(2022/11/25)
ヨネスケさんの『長生き音頭』かもしれない🥸
https://www.uta-net.com/song/111493/



2012年03月24日

ひつじ雲便り588:各駅停車

いやぁ~久しぶりに各駅停車を乗り継いで山梨に向かっています。今日は母の誕生日なので♪ 先月は帰らなかったし…2ヶ月ぶりでしょうか?


いつもなら『かいじ』を利用するのですが、到着時間もさほどかわらないし、新宿駅の人混みをうろつくより「山を見るかぁ!!」な気分で(笑)


相模湖駅からはドアは自動開閉ではなく、押しボタンですよ!エレベーターみたいな~ああ、田舎だよ~(^3^)昔はこんなボタンもなくて、ドアがちょっと開いたのを力まかせに「開ける!!」でしたからね~力の入らない人たちにはきつかったと思います。


特急だと通過してしまう駅も郷愁を誘います~藤野とか猿橋とか~(*^^*)大月で下車し(オレンジの中央快速は大月までしか走らない。昔は高尾までだった)甲府行きに乗り換えます。


雨は止んだみたいで良かった!!父を見舞ってから実家にいきますので、また夜にでも更新できたらと思います。


今は『臨場』(横山秀夫)を読んでいます。収録されている「餞(はなむけ)」がいいですね~!昨日読んだ『天使の眠り』は書店員の帯の言葉が『忘れ雪』以上にあおりすぎで…もう書店員の言葉は信用できないですわ('~`;)

rohengram799 at 13:59|PermalinkComments(10)

2012年03月23日

第729号:闇にゐる蕾

今日はまた雨ですね~あたたかいのか寒いのか、なんだかわかりません(-.-)


以前、鶴彬(つる・あきら)さんの『手と足をもいだ丸太にしてかへし』という川柳を紹介しました。昭和12年、日本は中国と戦争をはじめ、その年に発表したものだそうですが、直ちに治安維持法違反で検挙され、翌年勾留中にかかった赤痢がもとで、29歳で亡くなりました。


今日の朝刊にはその鶴彬さんの別な作品が載っていました。


『暁をいだいて闇にゐる蕾』


繰り返し繰り返し読んでいると、明け方に少しずつ薔薇の蕾が開き、艶やかな姿と香りを誇っているかのような光景が目に浮かんできます。


薔薇の華やかさでなくても、どんな蕾にも内包されているであろう「輝き」が感じられます。パンドラの箱に最後に残された「希望」のような…。


蕪村の句に


『莟(つぼみ)とはなれもしらずよ蕗の薹(ふきのとう)』


というのがありますが~自分が「つぼみ」だとは知らないで生きてきただろう、お前さん。実はオレも知らなかったよ(((^_^;)~みたいな!


小さな植物に対する愛情にほのぼのとし、また季節がくればつぼみを膨らませ、花を咲かせる自然の営みに対する畏敬の念のようなものも感じられて好きな作品です。


今だけでなく、いつの時代もいつの年頃でも「悩み」「苦しみ」は各々あったと思うのですが、その中からうまれた<いのち>が凝縮したような言葉に励まされる毎日であります。


私もまた「つぼみ」であることを許されるならば…暁を胸に抱きながら花開く“あした”を待ちたいです( ̄ー ̄)





rohengram799 at 12:12|PermalinkComments(12)
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