2017年01月
2017年01月21日
夢雲便りNo.13:土壇場Victory
表現もタイトルもインパクトがある、平山夢明さんの『大江戸怪談 どたんばたん(土壇場譚)』を読みました。怖い話を書く人だという認識はあったので、ドキドキしながら本を開いたのですが。最初に「日向ちゃんへ、そっちの暮らしどうだい?」と、亡くなられた杉浦日向子さん(漫画家、江戸風俗研究家、エッセイスト。 兄はカメラマンの鈴木雅也。元夫は作家・博物学者の荒俣宏。)への挨拶があり、ちょっと胸がキュンとなりましたわ。『百物語』がどんなに素敵かというのが、前口上(前書きかな)でわかりました。
前口上に「舌代」という言葉が出てきました! はじめて聞く言葉です。平山さんも
・・・したがわり(棒点付で強調)ったっていうんだから屹度(きっと」、『ウチのはお客の代わりに味見した保証付きの品物難ですよ』って意味だろうと思っていたら、落語に謎解きがあって、あれば当時は字の読めない人もあったので大抵の蕎麦屋や小料理屋なんぞでは小僧が『ウチでできますものはぁ~』なんてメニューを口で云った。その口上の代わりで〈舌代〉なんですね。・・・(p9)
ちなみに読み方は「ぜつだい」(または、しただい)です。調べてみると、飲食店の品書きのはじめに「申し上げます」の意で、あいさつや値段表などの初めに書く語なんだそうです。本当なら直接説明しないといけないのですが、張り紙でごめんなさい!みたいに気持ち難でしょうか? 私は見たことがないのですが、メニューの前にこの言葉が書いてあるお店もあるようです。「お主、なかなかやるな」という感じでしょうか(笑)
本の内容ですが、昔話みたいなほのぼの系や気持ちワルイ系、セクシーホラーやグロいホラー、正統派ホラーなど・・・一編がそんなに長くないし、読みやすいです。必ず気に入る作品が見つかるはずです~たまにある挿し絵がまたたまらないです(((^^;)
私がひょえ~!と思ったのは、土の中に埋まっていた女を助けたのはいいけれど信じられないくらいにブヨブヨした身体で嗤う(この「わらう」という文字がコワイ!)異形過ぎる存在で・・・平安美人に高見山の身体を2倍、2倍(古すぎてわからないかしら💦)以上にした饅頭女が
それは、ゆっくりと己が小指を噛むと呟いた。
・・・・・・娶(めと)られよぅ。
((((;゜Д゜)))・・・・・・コワイ、コワイ、コワイ! 夜中にひとりで映画の『キャリー』を見ていて、最後のお墓参りの場面にギャー!となったのと同じくらいコワイよ~! また挿し絵がいい味を出しすぎています・・・本屋で立ち読みする時には、気をつけて下さいませ!
関係ないですが、古書店用語で、葬式で饅頭を配ることが多かったことから、個人の追悼のために配られる追悼文集あるいは遺稿集のことを「饅頭本」というそうです。
「土壇場譚」を「どたんばたん」として、うまいなぁ~!と思っていたので、一番最初の話が「魚籠盗り」だったので「ビクトリー(victory)」に掛けてあるのかと思って読みましたが、違いました(;゜゜) あと江戸時代らしく(?)猫の話もいくつかありました。ホロリからホラーまで、お好きな猫を選んで下さいませ(笑)
昨日から目がかゆくなってきました! 花粉症🎄🌁😵の季節がやってきたm(。≧Д≦。)m 皆さまもお身体に気をつけて下さい!
前口上に「舌代」という言葉が出てきました! はじめて聞く言葉です。平山さんも
・・・したがわり(棒点付で強調)ったっていうんだから屹度(きっと」、『ウチのはお客の代わりに味見した保証付きの品物難ですよ』って意味だろうと思っていたら、落語に謎解きがあって、あれば当時は字の読めない人もあったので大抵の蕎麦屋や小料理屋なんぞでは小僧が『ウチでできますものはぁ~』なんてメニューを口で云った。その口上の代わりで〈舌代〉なんですね。・・・(p9)
ちなみに読み方は「ぜつだい」(または、しただい)です。調べてみると、飲食店の品書きのはじめに「申し上げます」の意で、あいさつや値段表などの初めに書く語なんだそうです。本当なら直接説明しないといけないのですが、張り紙でごめんなさい!みたいに気持ち難でしょうか? 私は見たことがないのですが、メニューの前にこの言葉が書いてあるお店もあるようです。「お主、なかなかやるな」という感じでしょうか(笑)
本の内容ですが、昔話みたいなほのぼの系や気持ちワルイ系、セクシーホラーやグロいホラー、正統派ホラーなど・・・一編がそんなに長くないし、読みやすいです。必ず気に入る作品が見つかるはずです~たまにある挿し絵がまたたまらないです(((^^;)
私がひょえ~!と思ったのは、土の中に埋まっていた女を助けたのはいいけれど信じられないくらいにブヨブヨした身体で嗤う(この「わらう」という文字がコワイ!)異形過ぎる存在で・・・平安美人に高見山の身体を2倍、2倍(古すぎてわからないかしら💦)以上にした饅頭女が
それは、ゆっくりと己が小指を噛むと呟いた。
・・・・・・娶(めと)られよぅ。
((((;゜Д゜)))・・・・・・コワイ、コワイ、コワイ! 夜中にひとりで映画の『キャリー』を見ていて、最後のお墓参りの場面にギャー!となったのと同じくらいコワイよ~! また挿し絵がいい味を出しすぎています・・・本屋で立ち読みする時には、気をつけて下さいませ!
関係ないですが、古書店用語で、葬式で饅頭を配ることが多かったことから、個人の追悼のために配られる追悼文集あるいは遺稿集のことを「饅頭本」というそうです。
「土壇場譚」を「どたんばたん」として、うまいなぁ~!と思っていたので、一番最初の話が「魚籠盗り」だったので「ビクトリー(victory)」に掛けてあるのかと思って読みましたが、違いました(;゜゜) あと江戸時代らしく(?)猫の話もいくつかありました。ホロリからホラーまで、お好きな猫を選んで下さいませ(笑)
昨日から目がかゆくなってきました! 花粉症🎄🌁😵の季節がやってきたm(。≧Д≦。)m 皆さまもお身体に気をつけて下さい!
2017年01月20日
夢雲便りNo.12:准と美美
大寒にふさわしい(?)雪の舞う朝になりました。これから風邪やインフルエンザが本気を出すのかと思うと・・・ああ、仕事を1週間休んでのんびりしたいですわ。
1764年、2月4日発行の雑誌「Weekly Amusement」には、喉がひりひりする時の対処法として”マトンの腎臓を溶かしたもの・ヤニの樹脂・蜜蝋を混ぜてペースト状にし、布に塗って首に巻く”というのが紹介されているそうです・・・子どもの頃、ネギを切ったのをタオルに詰め為のを巻いたことがありますが、クサイだけで効果があったのかどうか( ̄~ ̄;)ちゃんと病院に行くべきですね💦
【日本老年学会などは5日、高齢者の心身が若返っているとして65~74歳は「准高齢者」と呼び、社会の支え手として捉え直すべきだとした。高齢者は75~89歳と定義し、90歳以上は「超高齢者」とするのが妥当だとしている。】
なんでしょうね、この提言・・・初めてこれを聞いた時に、アニメ『まどか☆マギカ』のキュウべぇの子のためのセリフが浮かんできましたよ(((((゜゜;)
「この国では、成長途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう? だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね」
「この国では、老成途中の成人のことを高齢者って呼ぶんだろう? だったらやがて老人になる人たちのことは准高齢者って呼ぶべきだよね😤😤😤」
この「准」という言葉ですが、記者ハンドブック・新聞用字用語集」(共同通信社)には、
じゅん
【準】[一般用語。次ぐ、なぞらえる、はかる]
準会員、準学士[短大・高専]、準拠、準契約、準抗告、準指導員[スキー、スケートなど]、準州、準じる、準星、準優勝、準用、照準、水準、標準、平準
【准】[特別用語=意味は準と同じ。地位・資格に多く使われる]
准尉、准看護師、准教員[旧制]、准教授、准将、批准(書)
とあるそうです。しかし、日本老年学会とかいろんな組織があるもんですね。こんな分け方をしたら、介護保険やら年金支給やらどうなるんでしょう?
この区分けをして得する誰かがいるのか?と勘ぐってしまいますわ💦
今回のタイトルで懐かしい「じゅんとネネ」を思い出した方はいるかしらん?
♪ほほに小さな泣きぼくろ かわいい人よ なぜ泣くの
あの人なにも知らないの わたしの愛は届かない~
懐メロを歌いたかったワケではなく、昨日久しぶりに女性週刊誌を買ったら(ツヨちゃんが表紙にあったので、つい😅)飲む温泉の特集があって、そこに「別府美美(びび)温泉水」が一番最初にあったんです~! 温泉水パワーで、元気で長生き✨と思ったので、高齢者の話題とセットにしてみました~!
1764年、2月4日発行の雑誌「Weekly Amusement」には、喉がひりひりする時の対処法として”マトンの腎臓を溶かしたもの・ヤニの樹脂・蜜蝋を混ぜてペースト状にし、布に塗って首に巻く”というのが紹介されているそうです・・・子どもの頃、ネギを切ったのをタオルに詰め為のを巻いたことがありますが、クサイだけで効果があったのかどうか( ̄~ ̄;)ちゃんと病院に行くべきですね💦
【日本老年学会などは5日、高齢者の心身が若返っているとして65~74歳は「准高齢者」と呼び、社会の支え手として捉え直すべきだとした。高齢者は75~89歳と定義し、90歳以上は「超高齢者」とするのが妥当だとしている。】
なんでしょうね、この提言・・・初めてこれを聞いた時に、アニメ『まどか☆マギカ』のキュウべぇの子のためのセリフが浮かんできましたよ(((((゜゜;)
「この国では、成長途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう? だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね」
「この国では、老成途中の成人のことを高齢者って呼ぶんだろう? だったらやがて老人になる人たちのことは准高齢者って呼ぶべきだよね😤😤😤」
この「准」という言葉ですが、記者ハンドブック・新聞用字用語集」(共同通信社)には、
じゅん
【準】[一般用語。次ぐ、なぞらえる、はかる]
準会員、準学士[短大・高専]、準拠、準契約、準抗告、準指導員[スキー、スケートなど]、準州、準じる、準星、準優勝、準用、照準、水準、標準、平準
【准】[特別用語=意味は準と同じ。地位・資格に多く使われる]
准尉、准看護師、准教員[旧制]、准教授、准将、批准(書)
とあるそうです。しかし、日本老年学会とかいろんな組織があるもんですね。こんな分け方をしたら、介護保険やら年金支給やらどうなるんでしょう?
この区分けをして得する誰かがいるのか?と勘ぐってしまいますわ💦
今回のタイトルで懐かしい「じゅんとネネ」を思い出した方はいるかしらん?
♪ほほに小さな泣きぼくろ かわいい人よ なぜ泣くの
あの人なにも知らないの わたしの愛は届かない~
懐メロを歌いたかったワケではなく、昨日久しぶりに女性週刊誌を買ったら(ツヨちゃんが表紙にあったので、つい😅)飲む温泉の特集があって、そこに「別府美美(びび)温泉水」が一番最初にあったんです~! 温泉水パワーで、元気で長生き✨と思ったので、高齢者の話題とセットにしてみました~!
2017年01月19日
夢雲便りNo.11:パパンがパン🍞
市の広報紙が月2回朝刊と一緒に配達されるのですが、お知らせコーナーには非常勤職員募集やスポーツイベントなどの記事が載ります。その中で、今回、私が気になったのはコチラ!
【男女共同参画事業 夫婦で楽しむパン作り】
ただ、夫婦でパンを作りませんか?のお誘いではなく、久々にきいた「男女共同参画事業」というのは言葉! 主旨説明がまた・・・「二人でパン作りに挑戦して、性別にとらわれない家庭での役割について考えてみましょう」・・・これは若い夫婦向けというより、 定年後、家でゴロゴロしているダンナさんに意識改革を促す企画なのか?
対象者は市内在住の夫婦、パートナー同士の参加も😉🆗✨だそうですが、このパートナーって渋谷区みたいに同性同士も可なのかとか、考えてしまいました〜!! 定員は12組。どの位集まるのかしら? 年代も気になりますわ(((^^;)
昨晩はまたKindle無料版で芥川竜之介の『あばばばば』を読みました。タイトルを見て【舌が氷るので『あゝばば』としか云へないからあばばと呼ばれる地獄がある】というのを思い出し、う~ん、『地獄変』みたいな、人の業のコワイ系かと思っていたら・・・コンビニでまだ仕事になれない新人さん(若い女の子)の成長を楽しみに、毎日タバコを買い物に行くオッサンみたいなのが主人公でした(;´∀`)
タバコの銘柄を間違えたり、おまけのライターを付け忘れたりとか、ありがちなことが時代を越えてまた展開している感じでした。そして、ココアへのこだわりに笑ってしまいました。タイトルの意味は読んでのお楽しみにしておきましょうか〜。
お店で電話を借りる場面もありましたが、借りたらお金を払えよ〜って思ってしまいました。ウチも商売をしていて「ちょっと電話貸してくれんけ」というお客さんとかいて、何も言わなくても10円払ってくれる人もいたけど、買い物さえしないで帰っていく人もいたので・・・ちょっと古い話って、いろいろ思い出しますね(;´∀`)
あと、店の主人が「眇(すがめ)」なんですが、今は聞かないですね。死語になったか、差別用語になるのかしら?
今日こそ『どくとるマンボウ航海記』を読み終わりたいと思います〜仕事にいってきます!
【男女共同参画事業 夫婦で楽しむパン作り】
ただ、夫婦でパンを作りませんか?のお誘いではなく、久々にきいた「男女共同参画事業」というのは言葉! 主旨説明がまた・・・「二人でパン作りに挑戦して、性別にとらわれない家庭での役割について考えてみましょう」・・・これは若い夫婦向けというより、 定年後、家でゴロゴロしているダンナさんに意識改革を促す企画なのか?
対象者は市内在住の夫婦、パートナー同士の参加も😉🆗✨だそうですが、このパートナーって渋谷区みたいに同性同士も可なのかとか、考えてしまいました〜!! 定員は12組。どの位集まるのかしら? 年代も気になりますわ(((^^;)
昨晩はまたKindle無料版で芥川竜之介の『あばばばば』を読みました。タイトルを見て【舌が氷るので『あゝばば』としか云へないからあばばと呼ばれる地獄がある】というのを思い出し、う~ん、『地獄変』みたいな、人の業のコワイ系かと思っていたら・・・コンビニでまだ仕事になれない新人さん(若い女の子)の成長を楽しみに、毎日タバコを買い物に行くオッサンみたいなのが主人公でした(;´∀`)
タバコの銘柄を間違えたり、おまけのライターを付け忘れたりとか、ありがちなことが時代を越えてまた展開している感じでした。そして、ココアへのこだわりに笑ってしまいました。タイトルの意味は読んでのお楽しみにしておきましょうか〜。
お店で電話を借りる場面もありましたが、借りたらお金を払えよ〜って思ってしまいました。ウチも商売をしていて「ちょっと電話貸してくれんけ」というお客さんとかいて、何も言わなくても10円払ってくれる人もいたけど、買い物さえしないで帰っていく人もいたので・・・ちょっと古い話って、いろいろ思い出しますね(;´∀`)
あと、店の主人が「眇(すがめ)」なんですが、今は聞かないですね。死語になったか、差別用語になるのかしら?
今日こそ『どくとるマンボウ航海記』を読み終わりたいと思います〜仕事にいってきます!
2017年01月18日
夢雲便りNo.10:見ろ!のヴィーナスたち
青池保子さんの漫画『イブの息子たち』シリーズに見せたがりのヴィーナスが出てきたことがありました。あまりにも見せたがりなので、フローラが髪の毛をボンドでガッツリかためていましたわ💦 よく教科書などで見る、大きい貝殻の「ヴィーナスの誕生」を思い出して下さいませ(((^^;)
年末からチマチマとミロの『乳房の神話学』(角川ソフィア文庫)という本を読んでおります。このミロという人はヘンなことに研究熱心なのか、他にも共著でありますが『おなら大全』とか『でぶ大全』とかあります。
エロ本ではなくて、神話の時代から豊穣の象徴としての乳房、彫刻やら絵画やら、文学やら、本当に色んな話が詰まっていて、なかなか先に進めません。信じられないことでありますが、とにかく胸を見せたい!チラリズムではなく、バーン!となんの恥じらいもなく見せまくる女性が溢れた時代があり、教会にも平気で行ったらしいです。隠しなさい!イヤよ!で、教会などが困っている様子などが書いてありました。フランス、ルイ王朝の時代の話ですかね。肉体美(?)に目覚めた女性たちが凄すぎます・・・!
「この聖なる場所に来たりて、なにゆえかほどに身を飾り立て、体形をわざわざ見せつけてまで、人々の視線を集めようとなさるのか。胸も肩も腕もむき出しにするのみならず、贅を凝らした服装をするのがふさわしいとお考えか。ここは偉大なる救世主であられる主が、至高の肉体を通じて、不滅を願う魂に滋養を与え、貞潔への愛を吹き込み、色欲の焔を消して下さる場所。だのにあなた方ときたら、あえて申し上げるが、自分の肉体で人々の目を奪い、魂を惑わせ、官能をかき立て、情欲の火に油を注いでいるではないか。この不信心はいかなるものか。イエス・キリストの肉体にあなた方の肉体を、神の慈愛にあなた方のみだらな愛欲を並べようとでも言うおつもりなのか。」(p77〜78)
本当はもっと口汚く罵りたいのでしょうけど( ̄~ ̄;)
1692年には、胸を隠すファッションが流行した。といって、まったく隠してしまうのではなく、「スティンケルク」という薄手の肩掛をかけるだけだったのだが、それはその年の夏、ベルギーのスティンケルクで、取るものも取りあえず戦闘に加わり勝利を収めたフランスの将校連中が、ぞんざいにネクタイをしめたままで戦ったことに由来する、いわば戦勝記念のファッションであった。(P80)
『ベルばら』を読んだことがある方ならわかると思うのですが、パリの下町のおかみさんたちが肩にかけて胸のところで結んでいるショールみたいなヤツ、あれは「フィシュー」というらしいです。アントワネットの晩年の肖像画にも見られますね。貴族の方々などは豪華なものを身に着けていたようです。
https://blog.goo.ne.jp/asumirio63/e/13446ac231f3b7f84579ecf02444bf0b
こちらのブログは他の記事も家具や人形、時計などアンティークでステキな物の話がたくさんなので、漫画に興味ない方でも楽しますので・・・オススメします(*^^*)
この本には文学の中の乳房についてもたくさん書かれていて、短歌や詩、風刺画やポスターなどの写真もあり、世の中の移り変わり等もわかります。まぁ買うのにちょっと勇気がいるかもしれませんが。また500ページ近くあるので持ち歩きには適さないかも(´-ω-`) サクサク読めないし、私も自宅でしか読まないです。だからいつまでも読み終わらない!
大きくても小さくても、女性ならこのうっとおしさがわかるのではないかしら、という桂信子さんの歌で今日は〆たいと思います。
『ふところに乳房ある憂さ梅雨長き』
年末からチマチマとミロの『乳房の神話学』(角川ソフィア文庫)という本を読んでおります。このミロという人はヘンなことに研究熱心なのか、他にも共著でありますが『おなら大全』とか『でぶ大全』とかあります。
エロ本ではなくて、神話の時代から豊穣の象徴としての乳房、彫刻やら絵画やら、文学やら、本当に色んな話が詰まっていて、なかなか先に進めません。信じられないことでありますが、とにかく胸を見せたい!チラリズムではなく、バーン!となんの恥じらいもなく見せまくる女性が溢れた時代があり、教会にも平気で行ったらしいです。隠しなさい!イヤよ!で、教会などが困っている様子などが書いてありました。フランス、ルイ王朝の時代の話ですかね。肉体美(?)に目覚めた女性たちが凄すぎます・・・!
「この聖なる場所に来たりて、なにゆえかほどに身を飾り立て、体形をわざわざ見せつけてまで、人々の視線を集めようとなさるのか。胸も肩も腕もむき出しにするのみならず、贅を凝らした服装をするのがふさわしいとお考えか。ここは偉大なる救世主であられる主が、至高の肉体を通じて、不滅を願う魂に滋養を与え、貞潔への愛を吹き込み、色欲の焔を消して下さる場所。だのにあなた方ときたら、あえて申し上げるが、自分の肉体で人々の目を奪い、魂を惑わせ、官能をかき立て、情欲の火に油を注いでいるではないか。この不信心はいかなるものか。イエス・キリストの肉体にあなた方の肉体を、神の慈愛にあなた方のみだらな愛欲を並べようとでも言うおつもりなのか。」(p77〜78)
本当はもっと口汚く罵りたいのでしょうけど( ̄~ ̄;)
1692年には、胸を隠すファッションが流行した。といって、まったく隠してしまうのではなく、「スティンケルク」という薄手の肩掛をかけるだけだったのだが、それはその年の夏、ベルギーのスティンケルクで、取るものも取りあえず戦闘に加わり勝利を収めたフランスの将校連中が、ぞんざいにネクタイをしめたままで戦ったことに由来する、いわば戦勝記念のファッションであった。(P80)
『ベルばら』を読んだことがある方ならわかると思うのですが、パリの下町のおかみさんたちが肩にかけて胸のところで結んでいるショールみたいなヤツ、あれは「フィシュー」というらしいです。アントワネットの晩年の肖像画にも見られますね。貴族の方々などは豪華なものを身に着けていたようです。
https://blog.goo.ne.jp/asumirio63/e/13446ac231f3b7f84579ecf02444bf0b
こちらのブログは他の記事も家具や人形、時計などアンティークでステキな物の話がたくさんなので、漫画に興味ない方でも楽しますので・・・オススメします(*^^*)
この本には文学の中の乳房についてもたくさん書かれていて、短歌や詩、風刺画やポスターなどの写真もあり、世の中の移り変わり等もわかります。まぁ買うのにちょっと勇気がいるかもしれませんが。また500ページ近くあるので持ち歩きには適さないかも(´-ω-`) サクサク読めないし、私も自宅でしか読まないです。だからいつまでも読み終わらない!
大きくても小さくても、女性ならこのうっとおしさがわかるのではないかしら、という桂信子さんの歌で今日は〆たいと思います。
『ふところに乳房ある憂さ梅雨長き』
2017年01月17日
夢雲便りNo.9:ステキな「修学旅行」(〃∇〃)ノ
小野佐世男さんという方の『ストリップ修学旅行』という10ページほどの作品を電子書籍で読みました。ストリップ嬢たちと行く慰安旅行の話。
いつもはお客にサービスしている女性たちですが、この日ばかりは無礼講(*≧∀≦*) お酒を飲み、男性の衣服を剥ぎ取ろうと(そのために同行の殿方派ワイシャツを3枚持参)ここぞとばかりにはしゃぎます〜!
その様子はとても楽しそう! 自分たちの仕事をむやみに卑下することもなく、明るくって、彼女たちがたくさんの殿方をいろんな意味で元気にしてきたことが短い文章の中からも伝わってきます。キャーキャーしたこのノリが修学旅行なのかな?と思いました。
話は変わりますが、ステキ✨という言葉がありますよね。 漢字では「素敵」。「素的」とも書くようで「素晴らしい」+様子をあらわす接尾語「~的」が合わさった語、というのが一般的に考えられているらしいです。その他「的(敵)」はかつての遊郭で、客の男やそこで働く遊女(風俗嬢)を指す隠語として使われていたそうです。そこで、まぁ寝技のうまい、テクニシャンな遊女、カネ払いがいい客などを「素的(敵)」と言うようになり、それが一般にも広まった、とする説もあるそうです。
言葉って不思議・・・では、修学旅行ではなく仕事にいってきます!
いつもはお客にサービスしている女性たちですが、この日ばかりは無礼講(*≧∀≦*) お酒を飲み、男性の衣服を剥ぎ取ろうと(そのために同行の殿方派ワイシャツを3枚持参)ここぞとばかりにはしゃぎます〜!
その様子はとても楽しそう! 自分たちの仕事をむやみに卑下することもなく、明るくって、彼女たちがたくさんの殿方をいろんな意味で元気にしてきたことが短い文章の中からも伝わってきます。キャーキャーしたこのノリが修学旅行なのかな?と思いました。
話は変わりますが、ステキ✨という言葉がありますよね。 漢字では「素敵」。「素的」とも書くようで「素晴らしい」+様子をあらわす接尾語「~的」が合わさった語、というのが一般的に考えられているらしいです。その他「的(敵)」はかつての遊郭で、客の男やそこで働く遊女(風俗嬢)を指す隠語として使われていたそうです。そこで、まぁ寝技のうまい、テクニシャンな遊女、カネ払いがいい客などを「素的(敵)」と言うようになり、それが一般にも広まった、とする説もあるそうです。
言葉って不思議・・・では、修学旅行ではなく仕事にいってきます!