2021年09月

2021年09月30日

鹿火雲便りNo.19:出ておいで

今は『蟇屋敷の殺人』という本を読んでいます。
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309415338/

18782(イヤなヤツ) + 18782 = 37564(ミナゴロシ) というのを見たせいか、ブキミちゃん系に関心が向いてしまう(; ̄ー ̄A


今日で9月も終わりですね。今月もお付き合いいただき、ありがとうございました。最後に杉山平一さんの『希望』という詩集から「出ておいで」という詩を紹介したいと思います。



出ておいで 杉山平一


カメラを向けると
口を閉じて
髪に手をやり
とり澄まし

心を文字にしようとすると
飾ったり誇張したりする

本当の顔よ心よ
恥ずかしがらずに
出ておいで




来月もよろしければまたご訪問下さいませ ヾ(´ー`)ノ



rohengram799 at 23:10コメント(0) |  

2021年09月29日

鹿火雲便りNo.18:雨ニモマケズ

今日は9月29日……「苦肉の策」が浮かんで来たので、この正しい意味はなんだろう?と検索してしまいました。
https://japanknowledge.com/articles/blognihongo/entry.html?entryid=320


「羊頭狗肉」という四字熟語(*)もありますが、今は『強欲な羊』を読んでいます。多分、未年に「ひつじ」の本を読もう!と思ってタイトル買いしたのだと思われます……あと表紙買いだろうな(笑)
http://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488448110


第一話に『よくばりオオカミとやさしいヒツジ』という絵本のあらすじが出てきます。実在しない絵本のようですが、怪談絵本シリーズ(**)みたいな雰囲気! いつか発売されるかも?


欲の皮の突っ張った狼が、お腹が空いて死にそうだと嘘をつき、友達の羊の家にあった食べ物をすべてたいらげる。それでも足りずに、皿や鍋、机やドアまで食べ尽くして、食べる物が何一つなくなると、狼は友達の羊まで食べてしまう。やっと満足した狼は、羊を誘って散歩に行こうとしますが、羊がいない。当たり前です、自分が食べてしまったのですから。一人ぼっちになった狼は羊の優しさが忘れられず、また羊に優しくしてもらいたくて、自分で自分のお腹を裂くという、ちょっと怖いお話でした。(P18)



読みはじめからなんとなく「コイツが犯人だろうな」とわかるんですけど、答え合わせをするような気分で読んでしまう短編集です。今月はコレが〆の1冊になるのでしょうか。

↑ とノンキに書いていましたが、最後まで読んで自分の浅はかさに気がつきました…… 続編もあるようなので読んでみたいです。
http://www.webmysteries.jp/archives/22942901.html


*****


台風16号が明後日には本州に最も接近するとか。
この前「京都弁の雨ニモマケズ」を見つけました。ずいぶん印象が変わりますね。
http://sorayukufune.seesaa.net/article/446600474.html?seesaa_related=category


どうぞ皆さま、お気をつけ下さいませ。



(*)https://gogen-yurai.jp/youtoukuniku/

(**)
https://www.iwasakishoten.co.jp/special/kaidan/



rohengram799 at 12:15コメント(4) | 空のお城図書館 | 絵本・昔話・童話・法話 

2021年09月25日

鹿火雲便りNo.17:焼きリンゴ 🍎

『◯◯探偵』という作品ってたくさんありますが、一時期このタイトルの本を読もう!と張り切っていました(笑) その頃にタイトルと表紙が気に入り買った『使用人探偵シズカ』を読み終わりました。

https://www.shinchosha.co.jp/book/180108/

イギリス巻きのヘアスタイルってなんだ? 夜会巻きなら知っているけど…って謎解き以外のことが気になったりしましたが、サクサクと読めました。シリーズ物らしく、気がつかずに違う時期にやはりタイトル&表紙買いしていた『首無館の殺人』が続編だったので、読むことにします。表紙の印象が違い過ぎて続編なんて思わなかった(^o^;)

https://www.shinchosha.co.jp/book/180138/


*****


ある言葉の入った作品を読む(ただし短い話に限る)ことに熱中する時期があるのですが、今は「ぶどう」「桃」「柿」「梨」などの入った話を青空文庫で検索してはストックしています。昨日「リンゴ」で検索したらこんなものが。全文です。



『焼き林檎を投げる』 岸田國士 (*)

見物のやじり方には、古今東西を通じていろいろあるやうだが、昔、仏蘭西では、舞台の俳優めがけて、腐つた卵や、焼き林檎を投げつけるといふ野蛮な風習があつた。 この風習は、後にやや緩和されて、口笛(シツフレ)となり、それでも、このシツフレはなかなか盛んで、「大根ひつこめ」ぐらゐの愛嬌では納まらない場合がある。 そこへ行くと、日本の見物は実に寛大で、役者は誠に気楽だが、そのために舞台がだらけきつてゐる。乱暴を奨励するわけではないが、日本にも役者がヘマをやつたら、梅干か蒟蒻ぐらゐぶつける習慣があつたら面白いだらう。(一九二八・一〇)


焼き林檎を投げつける、ってわざわざ持っていったのか、食べながら観ていたのか……食べ物を粗末にするにはいけないんだぞ! と思いました(笑)


*****


来週はもう10月なんですね。祝祭日のない10月、う~ん、ヘンな感じです。 皆さま、9月最終土曜日、楽しくお過ごし下さいませ。



(*)https://kotobank.jp/word/%E5%B2%B8%E7%94%B0%E5%9B%BD%E5%A3%AB-16084




rohengram799 at 10:00コメント(6) | 空のお城図書館 | 青空文庫 

2021年09月24日

鹿火雲便りNo.16:岸と願いと香りと

昨日は彼岸の中日でした。今年もあと100日かぁ、と1年があっという間に過ぎるのをここ数年特に感じているワタクシ、もうイッキに10年過ぎてもいいのになぁ、自分がいなくなっていても……と最近はマヂで考えております(´-ω-`)


「彼岸」は「日願(ひがん)」から来ているという説もあるそうですね。 古来からの太陽・祖霊信仰に、 仏教語の「彼岸」が後から結びついたのではないかと。


彼岸と悲願が結びついたのは『東京ダモイ』にあったこの句でしょうか。

逝きてなほ 東京ダモイ 彼岸かな

https://bookmeter.com/books/439849

http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50760886.html

*****

キンモクセイがぼちぼち咲き始めています。満開になるのはまだもう少し先かなぁ。 英語名は「香るオリーブ」を意味する「フレグランス・オリーブ」。香りが強いので「九里離れた場所まで漂う」という意味で中国名では「九里香(キュウリコウ)」。

日本の一里は約4キロですが、中国の一里は約400~500メートルだとか。ジンチョウゲは「七里香(シチリコウ)」なので、キンモクセイで香りの方が遠くまで届く……と昔の人も感じていたんでしょう。昔の方が空気も綺麗だし、みんな鼻がよく効いていたような気がする(笑)


キンモクセイはカタカナがいいけど、ジンチョウゲはやはり漢字が好き……と石川優子ちゃんの歌を脳内でリフレインする金曜日。

https://sp.uta-net.com/movie/280999/U21Vb1pXi-E/



rohengram799 at 16:50コメント(0) | 空のお城図書館 | お墓・葬儀・終活・メメントモリ 

2021年09月22日

鹿火雲便りNo.15:パパンがパン! 🍞🥖

戯言日記というよりおやぢメモ帳になっている昨今のブログ(-_-;) …… 『◯◯のパン屋さん』というタイトルの本はいくつあるのだろう?と思っていると、それに関するアレコレが引き寄せの法則よろしく目についたのでメモメモ φ(^Д^ )



【女王陛下と007が愛するマーマレード】
https://note.com/mikikazuki/n/na6fe6d8ba4d5

マーマレードはだいぶ大人になるまで食べられませんでした。リンゴジャムやイチジクジャムとかも。お子さまなのでイチゴジャム命🍓でした(笑)



【パンと本 第5回 前編「地元パン手帖」 甲斐みのりさん】
https://www.pasco-sc.fun/enjoy/2114

『地元パン手帖』のカプセルトイもあったとは!
https://gamp.ameblo.jp/snow-frake/entry-12661676105.html


【関西 町のパン屋さん】
https://www.lmagazine.jp/mook/MOOK6190792/

↑コチラも地元パンの本ですね。試し読み部分だけでも写真がたくさんあって、職人さんの姿にグッときました。


【神戸のお坊ちゃん】
以前読んだ坪内稔典さんのブログにあった「朝はパン!」の話。朝はご飯の方がお昼まで腹持ちがいい気がする。

https://ameblo.jp/sakadachikaba/entry-12682044838.html



パンちぎる一口大の秋思かな 対馬康子(*)


あなたの秋思はどれくらい? (笑)




(*)https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.weblio.jp/content/amp/%E5%AF%BE%E9%A6%AC%E5%BA%B7%E5%AD%90%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D



rohengram799 at 17:05コメント(4) | 空のお城図書館  
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