2021年10月

2021年10月26日

鹿茸雲便りNo.27:曼珠沙華

以前は駅に「一面の菜の花」ならぬ「一面の曼珠沙華」の観光地ポスターが貼ってあったのですが、コロナの影響もあるのか、ほとんど観光地ポスターは見かけなくなりました。成田詣のポスターは貼られていますけど。成田山も来月は七五三等でにぎやかになるんでしょう。未だに行ったことがないですが(^o^;)


ひとつずつリボンほどいてゆくように風が触ってゆく曼珠沙華 (平塚市・小林真希子さん)

昨日の読売新聞・読売歌壇で俵万智さんが選ばれた短歌のひとつです。万智さんの評 → 曼珠沙華の歌が多く寄せられる季節、今年一番と思った一首。独特の花びらの形状を、ほどけかかったリボンに見立てた。そのことによって、風の指までもが見えてくる。


風の指……なんて素敵な表現:*(〃∇〃人)*:


曼珠沙華の異名に「葉見ず花見ず」があるそうです。
https://note.com/310__sato/n/nc50916a173ac


曼珠沙華咲いて ここが私の寝るところ

いつまで生きる 曼珠沙華咲きだした

歩きつづける 彼岸花咲きつづける


山頭火の俳句に詠まれた曼珠沙華。彼の姿と花の様子が脳内で映像化されます。カラーでもよし、単色でもよし……!


来週はもう11月なんですよねぇ……来年の手帳やカレンダーも買わなくては。ではでは、皆さま、おだやかな1日をお過ごし下さいませ (*・ω・)ノ



rohengram799 at 09:10コメント(4) |  

2021年10月25日

鹿茸雲便りNo.26:みんな、顔晴れ (*゚▽゚)ノ

先日、ダンナさんがセブンイレブンでおみやげを買ってきてくれました。新商品があると買いたくなるのはどうしてなのか(笑) 「恋です!」の文字が……そう言えばなんかそんなタイトルのドラマがあったなと。

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/netatopi.jp/article/1360/462/amp.index.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

食べた感想は……正直、沢尻エリカさま状態……キャラメルポップコーンだけ単独で食べてしまったのがいけなかったのか? 下のゼリーとかも以前食べた似たような商品との違いがわからず……若いコだからじゃないからか?(-_-;)

ドラマはこちら。

『恋です! ヤンキー君と白杖ガール』
https://www.ntv.co.jp/yangaru/

「恋です!」だけしか見えてなかったけれど、全部タイトルを見てこの漫画か!と気がつきました。アニメに向いているかも、と思いながらたまに読んでいました。

https://www.pixiv.net/user/32485395/series/37701


ブログを始めた頃に電子杖のことを知りましたが(*)他にもいろいろあるのですね。

https://note.com/megane_kun/n/n1b2d664abc0f



点字ブロックの上に自転車が停められているとか、駅ホームでの転落事故とか、自分たちが気をつけていれば防げることがあるので、まわりにちゃんと目を配りたいなとあらためて思いました。


Keep your face to the sunshine and you cannot see the shadow.
(顔をいつも太陽のほうにむけていて。影なんて見ていることはないわ)

ヘレン・ケラーのこの言葉のように、今週も皆さま、ご安全に ヾ(●´∀`●)



(*)http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50410782.html



rohengram799 at 10:10コメント(4) | わたしにできること | 医療・臓器移植・介護・福祉関係 

2021年10月24日

鹿茸雲便りNo.25:ナミダの…

フランス語で「étoile de mer (エトワルドゥメール)」は 海星(ヒトデ)のことだそうな……ニュースで「観光地に人出が戻りました」的な話題が流れると、ひろーい砂浜にヒトデがワラワラ……な映像を連想してしまう日曜日の朝です! ← なぜか元気いっぱい(笑)


海つながりで……昨晩から『海月館水葬夜話』を読んでいます。ハイ、タイトルと表紙買いです(^ー^)

http://orangebunko.shueisha.co.jp/book/408680333x


涙は人間が海から進化した生物であることのなごりだ! みたいな話を聞いたことがありますが(メルヘンだなぁ)「涙焼け」というのがあるんですね。スキー焼けなら知っているけど、なんだ、それは(´・ω・`)?

犬や猫など普通、流れ出るほどの涙を流すことはないけれど、何らかの原因により涙が溢れている状態が続いてしまい、涙で濡れた目の下の毛が赤茶色に変色してしまう……コレを「涙焼け」というそうです。なんかかわいそう ( ´△`)


そうそう! ナミダクロハギという魚がいました。涙というより白いペンキをダーッ!と流してしまったような………コレを見たから「海月館…」が目についたんだっけ(;^_^A

https://www.croissant-island.com/sakana/namidakurohagi.html


タイトルから殿さまキングスの「涙の操」を連想した方はいるかしらん? (実家にレコードがあったわ) それとも安西マリアの「涙の太陽」?(好きだった)チェッカーズの「涙のリクエスト」? サザンの「涙のキッス」? なんにしても昭和ですな(笑)



rohengram799 at 10:40コメント(4) |  

2021年10月23日

鹿茸雲便りNo.24:護謨 と 恵比須

『すべての神さまの十月 (二)』を読み終わりました。毎晩寝る前に一話読んでホッコリした気分で夢の世界へ……がベストではないかというような短編集でした。私はどんどん読んでしまいましたが、一気読みするとメルヘン過ぎてかえって疲れてしまうかも。


神無月にはすべての神さまが出雲に出かけてしまうのではなく、留守番をする神さまがちゃんといらっしゃる! 代表的な神さまは「恵比須さま」(えび。 他には「金毘羅神」「竈神」(かまどしん)「道祖神」など。 こうした留守神さまを祭るために「恵比須講」(えびすこう)を行うところもありますね。10月20日か11月20日。このニュースを聞いて、田舎では「およべっさん」と言っていたのを懐かしく思い出しました。なんかお祭りみたいなことをやっている、くらいの感覚でしたけど。今は商店街なんて名ばかりですっかり寂れてしまいました。

こちらにあるようなおよべっさんの額も、商売をしていたので贈ってもらったのかいくつかウチにありました。そう言えば必ずペアだったな。最初の能面がコワい ((( ;゚Д゚)))

https://ngakuseizou.com/photo/album/741016


*****


今日は「霜降」。そうこう、と読むか、しもふり と読むか(笑) 少し前までは半袖だったのに、今はガッツリ着込んでおります。そして鼻水ズルズル(ノ´Д`)ノ

抱き入れし護謨の冷たし霜降に

長谷川かな女の俳句にあった見慣れない「護謨」。「ゴム」と読むそうです。語源とか由来はわかりませんでした。ゴムを抱き入れる、って輪ゴムじゃないだろうし……なんでしょうね?

追記
http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50847720.html



rohengram799 at 08:40コメント(2) |  

2021年10月22日

鹿茸雲便りNo.23:Broyer du noir

今日は12月初旬の気温とか……昨夕はまたビミョーに揺れたりして、今月は本当にいろいろな面でなんだか落ち着かないですわ。

*****

漆桶(しっつい)という仏教由来の言葉を知りました。漆(うるし)を入れた桶は真っ黒で何も見分けがつかない。このように仏法について何もわからない僧のこと。また、その原因である煩悩や妄執をさすそうです。それが「失墜」に繋がるのか、と思うような読み方ですなぁ。漆黒だと美しいのに。特に考えたことがなかったのですが「漆黒」の反義語は「純白」なんですね。当たり前と言えばそうなんだろうけれど。純白より漆黒に魅力を感じるのは腹黒だから?

「和色大辞典」 http://www.colordic.org/w/


漆で思い出したのが小学生の時、国語の教科書に載っていた『木龍うるし』……「暗記してくるように」と宿題が出されたんだけど、多分覚えていなかったと思う(-_-;) もとは宮崎の昔話みたいですね。

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=31

いいおじいさんと悪いおじいさん、怠け者の兄と働き者の弟、意地悪な姉に健気な妹……ではなく、兄弟揃ってお互いラクして暮らそう!というパターン! なんでも独り占めはよくない。「分けあえば余る」ってみつをも言っているぞ!(笑)

*****

フランス語で「黒」ってノアール(ノワール)だったなぁ、で昔読んだ漫画も思い出しました。


鈴木雅子さんの『魔法のノアール』
https://www.sukima.me/book/title/BT0000504117/

鎌田幸美さんの『黒バラ』シリーズ
http://frostmoon.sakura.ne.jp/diary/archives/4022


*****

タイトルの“broyer du noir(=黒をすり潰す)”についてはコチラを。

https://lecoledefrancais.net/un-homme-qui-broie-du-noir/


最初「漆桶」をタイトルにしていたのですが、横文字にしたくなったので ← おやぢは異国への憧れがあるので(実際行く気はない)ハイカラな横文字が大好きなのです♪(´ε`*)



*「鹿茸雲便りNo.20:はんがくごぜん」 に 村上水軍の鶴姫を追記しました。よろしければお読み下さいませ <(_ _*)>



rohengram799 at 15:30コメント(4) | 絵本・昔話・童話・法話  
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