2010年06月18日

第138号:佛壇に佛(ほとけ)のかずのさくらんぼ

「佛壇に佛(ほとけ)のかずのさくらんぼ」


広瀬直人さんの句ですが、初物とか頂き物とか、まず「ほとけさまにお供えしてから…」と母に言われた小さい頃を思い出しました。

「佛のかず」は、自分の両親、祖父母、その両親…と記憶にない、でもたしかにつながっている、あまたの数のご先祖さまに、ひとりひとつぶでもゆきわたりますように…という心がこめられた言葉でしょう。おそらく、黒檀のお仏壇ですよね。さくらんぼの朱が、艶やかにまぶしく輝く様子が目にうかびます。

そうそう、欧米のさくらんぼは、もっぱら果実採取用なんだそうです。さくらんぼ酒とかありますしね。だから、チェーホフの『桜の園』は『さくらんぼの園』というべきかと、私の持っている本には書いてありました(((^^;)


『桜の園』は題名と作者しか知らないのですが、吉田秋生さんの漫画は読みました!(白泉社文庫の『櫻の園』です) 映画化もされましたが、やはりイメージが違うんですよね。

『櫻の園』を演じる女子高生たちの内面は、一枚一枚自分の手でページをめくることで、伝わる氣がします。吉田秋生さんの絵が、また!いいんですよ~(^o^)/



この記事へのコメント

1. Posted by てんし   2010年06月18日 08:43
オスカーさんへ
おはようございます
私の家でも今まで毎朝炊き立てのご飯と一番茶を仏壇に毎日のようにお供えしていました。

しかし最近家内が職場が大月市の方になりました。それで朝お供えしている余裕がなくなり、お供え物をしなくなってしまいました。

これもオスカーさんのブログで改めて気づかされました。
一度家族みんなでお供え物したいと思います。
2. Posted by オスカー   2010年06月18日 15:03
§てんし様
ウチには仏壇はなくて、義父の写真と私の祖父の写真をテレビ横のカラーボックスに飾ってあるという、おおざっぱな状態です。
お線香もお水も必ず朝あげることもないですが(--;)いつも感謝の氣持ちを持つようにしています。
奥さまもお忙しいでしょうから、いつお供え物をしたりしてもほとけさまは喜ばれると思います。
でないと、私なんかとんでもないバチがあたりそうです(>_<)

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