2010年10月28日

第314号:言葉も美白!?

昨日の新聞に「素人」の語源が載っていました。多くの辞書には「白人」(しろひと)から転じたものと書かれているそうです。「白」は何も書かれていない、何色にも染まっていないところから、経験が浅く、未熟な人のたとえに使われたようです。


「素人」と書かれるようになったのは江戸時代くらいからとか。長崎の出島で貿易がさかんになったから「白い人」はマズイ…みたいな感じ!?よくわからないけど(--;)


「白」の反対は「黒」ということで、熟練した人は「黒人」で玄人(くろうと)になったとか。「白」を使った字には、「面白い」もありますよね。こちらの「白」は当て字で、もともとは「著し」(しろし)と書いたと言います。この「著し」の意味は、「明るくて、くっきりしている」…なんか蛍光灯のコマーシャルみたい(笑)だから「面白い」というのは「目の前が明るくなるような感じ」らしいのです。
そこから、古語では「美しいもの」「趣(おもむき)のあるもの」を形容する言葉になったみたいですね。


今の「おかしい」「滑稽な」という意味がでてきたのは、近世に入ってからだという話ですよ。「面黒い」という言葉もあるそうですが、私は聞いたことアリマセン!!


あと、ことわざで「色の白いは七難隠す」ってあるじゃないですか~!これって、色白ならば多少目鼻立ちがムム!?でも大丈夫よん!!な意味で使いますよね?この七難は仏教的な意味の難で(宗派で違いがあるようです)それが転じて「欠点」になったらしいです。



《面黒いについて》
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/3578/2004/omokuroi.htm




この記事へのコメント

1. Posted by てんし   2010年10月28日 07:17
おはようございます

今朝の富士吉田市の気温は4℃しかありませんでした。

大体4℃だと初雪や初霜・初氷になってもおかしくないのに、今日はまだ冬の使者は訪れていません。

さて『白』と『黒』のブログの話題ですが、いろいろ奥が深くて本当に『面白い』ですね!?

例えば鳥の世界でも『黒』と言えば悪名高い『カラス』がいるので『黒』を使う鳥の名前はあまりありません。

しかし『白』だと『メジロ』・『ホオジロ』・『白鳥』等の綺麗な鳥がいますが、カラスみたいに悪いことしません。だけどしたたかに生きるならカラスほど強い鳥はいません。

やっぱり『黒』はこれ以上何も変わらない色なので最強なのかもしれませんね!?
それで『クロウト』になったのでしょう!
2. Posted by たいちゃ~ん   2010年10月28日 09:20
5 おはようございます~~~
寒いです(--〆) 早くもこんな季節(@_@;)

言葉の語源って、ここまで教えていただけると、
よく理解できます~~~そして面白いです。
3. Posted by kouchan   2010年10月28日 09:47
白を黒といったりする人もいる中で(誰とはいいません)、素人にはそんな由来があるんですね♪

真っ白なひとも真っ黒になる恐ろしき世の中orz
4. Posted by オスカー   2010年10月28日 14:02
§てんし様
カラスがなぜ黒いのか、昔話でありましたよね?
色の辞典とか見ると「黒」という色は厳密にはないとか…だから「カラスの濡れ羽色」があるのかも?

§たいちゃ~ん様
台風は上陸するのでしょうか~? 白と言えば、『鬼』という文字も「白い人」ではないかという説がありますね。異国の人は身体も大きく目の色も顔立ちも違うから大和の人はそう思ったのかも…。

§kmuchanさま
「色白なのに腹黒く真っ赤な嘘をつく」(笑)こんな言葉遊びが出来るのは日本語ならではですかね~?
こういう人に出逢いませんように(爆)

5. Posted by かほこ   2010年10月28日 15:10
ほっほぉ~う。
素人、玄人の語源は白と黒だったとは。
勉強になります。
「面黒い」って言葉、私も聞いた事ないなぁ。
松崎しげるさんの事じゃないですよね?(笑)

6. Posted by オスカー   2010年10月28日 20:26
§かほこ様
松崎しげる!!懐かしい名前ですね~今どうしているのか? 私は寒いのに電車が遅れていて、鼻水ズルズルです! 今日はもう1つ書きたかったけどムリかも…
かほこ様も風邪に気をつけて!!

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ