2011年05月08日

第480号:おみやげ

昨日の帰り、本屋さんに寄り道したら倒産会社の本が半額に( ̄▽ ̄;)私的にはあんまり心ひかれるモノはなかったのですが(笑)詩人のまど・みちおさんが100歳になったのを記念した詩集があったのでそれを買いました。


あと岡本太郎氏の『母の手紙』を…彼はお母さまににているかな?そうそう、フィギュア(スケートではありませんぞ!!)の雑誌を読んでいたら(オタクだわぁ)《太郎100祭》の期間限定ガチャガチャが会場にあることを知りました!!太郎氏の作ったあの太陽の塔とかがキンケシみたいにカプセルに入っているんですよ~☆ああ、展覧会に行ってガチャガチャしたかったな(ToT)


話をまどさんの詩集にもどしまして(((^_^;)今日は「母の日」ですね。私は毎年何もしない親不孝な娘なんで…はぁ~なんですが(--;)「おみやげ」という詩がとてもステキだな、と思ったのでぜひ皆さまにも読んでいただきたく…m(__)m


今は女性の方が長生きですから、こういうささやかな幸せや思いやりがいつもどこかにあるのではと思います。




『おみやげ』


なんだか 足が軽いと思ったら
さっき電車の中で
知らないよその赤ちゃんが
笑いかけたのだった
私を見て
嬉しくてたまらないように


その笑い顔を
いつのまにか 胸にかかえていて
それで 夜道の足もとを
てらすようにしながら
わたしは急いでいるのだった


父がいなくなった家で
ひっそり 待っている母に
そのおみやげを
はやく見せてあげたくて




rohengram799 at 12:13コメント(13) | まど・みちお | アート・博物館・美術館 

コメント一欄

1. Posted by HyperChem   2011年05月08日 13:53
母「オスカー」さんもお祝いしてもらってますか?
電車の中で赤ちゃんに出会うと、ついかまいたくなって
しまいます。あんなに小さいのに大きな存在感。
大きな赤ちゃんになってしまいましたがσ(^_^;)、
赤ちゃんとは共鳴するものがあるようです。
2. Posted by ラブソン   2011年05月08日 16:29
5 オスカーさん、こんにちは
僕も親不孝者ですけど、母の日と父の日の前日までには、プレゼントを贈ってますねでも何故か、当日には照れ臭くて、贈れないんですよね

今日の僕のブログで、海援隊の母に捧げるバラードを取り上げたけど、武田鉄矢さんが愛情を込めて、作った曲だと思うんですよ。

男って、みんなマザコンなんですよ(笑)。只、それが程度の問題で言われているだけであって、母の日に限らず、常に母親の事を大事にしないとダメだなぁと思いますよ
3. Posted by 猫ムスメ   2011年05月08日 20:20
今日は母の日ですね。オスカーさんはお誕生日と母の日が近いから、一緒にされてしまうパターンですか??(笑)
私は一応花を送っておきました。

まどみちおさん、もう100才なのですね。うろおぼえなのですが、「嘘でしか言えないホントのことがある」というフレーズが印象深く残っています
4. Posted by 松尾陽   2011年05月08日 20:22
なんとなく読んでみたくなったという動機で本を読んでみると、意外と面白かったりしますね。
本はそういう出会いが面白いです。

岡本太郎氏はいろんな意味で後世まで残る方ですね。
太陽の塔はもとより、本も面白そうです。
読んだことはないのですが、手に取ってみたくなります。

母にとっては、いくつになっても子供は子供。
子供にとっても、いくつになっても母は母。
ただ年数が長いだけに忘れるんでしょうねー。
母の日は、それを思い出すために存在しているのでしょうか。
5. Posted by たいちゃ~ん   2011年05月08日 20:30
5 こんばんは!(^^)!

『おみやげ』いい詩ですね!
何気ない言葉も、意味深~~~い感じ
感動を得ます(#^.^#)
6. Posted by かわ   2011年05月08日 21:24
こんばんわ。^^

良い詩ですね。
昔に比べて人間関係や親子関係が希薄になっている昨今、こういう詩って暖かみを感じます。^^
7. Posted by まろゆーろ   2011年05月08日 22:44
ほのぼのですね。
自分自身が忘れかけている心の奥底にある優しさが見えます。
やはり、素敵な人には素敵な本(宝物)が準備されているのでしょうか。

息子さんたちから「母の日」、お祝いされたのではないでしょうか。
8. Posted by MEL   2011年05月08日 23:09
>倒産会社の本が半額

バーゲンブック結構見かけますよね
出版社もしんどいんだろうなと思いつつ
掘り出し物はないかしら…と探ってみる次第です
9. Posted by 聖舞   2011年05月09日 01:08
父がいなくなった家でひっそりと待つ母…。

心が痛みました

そうなんですよねぇ…。

私は夕方、母に電話しました。
10. Posted by てんし   2011年05月09日 02:29
おはようございます

『おみやげ』という詩、なかなか素晴らしいと思います。

私は『父のいなくなった家に』というところが、やけに気になってしまいました。亡くなってしまった父ならいいんですが、もしかしたら、作者の大切な母を捨てて逃げていったとんでもない父親だったらどうしようか?なんて勝手に考えてしまった私でした。

しかし『家を勝手に飛び出した父親』だったら、詩の内容にそぐわないから、『やっぱり死んでしまったお父さん』ということで納得しました。

過ぎ去りし昭和時代のやたら威勢のいい『飛び出せ!父ちゃん』じゃあ、様にならないですね!?
11. Posted by なう60   2011年05月09日 08:08
おはようございます。
「なんだか 足が軽いと思ったら/さっき電車の中で/知らないよその赤ちゃんが/笑いかけたのだった/私を見て/嬉しくてたまらないように」天真爛漫、嬉しいですね。

12. Posted by オスカー   2011年05月09日 10:41
§HyperChemさま
休日は赤ちゃんを連れた人々をたくさん見かけます。みんな元気で幸せに…と思うのは年とったから!?

§ラブソン様
おお!!見習わなくてはいけませんな~母を歌った歌はたくさんありますね

§猫ムスメ様
ナントカの日はウチにはあまり関心がないみたいです子どもが幼稚園の頃が一番イベントらしかったかも!

§松尾陽さま
岡本一家の絆を感じる本でしたよ~私の読書タイムにダンナは「おとうと」を見て泣いていました

§たいちゃ~ん様
おみやげという普段使いの言葉にたくさんの優しさが込められていて、赤ちゃんパワー絶大です!!

13. Posted by オスカー   2011年05月09日 10:58
§かわ様
まどさんの詩は時々毒もあり…そこがまた自分を反省するきっかけにもなり…、うん、素晴らしいです!!

§まろゆーろ様
下の子は熱心にお風呂掃除をしてくれましたが…「母」としては師匠のマメさを見習わないと…ダメみたいです

§MELさま
私の見たワゴンは絵本が多かったですね。半額でも500円前後するので結構迷います

§聖舞さま
この詩を読んだ時、すぐに聖舞さまのことを考えました。聖舞さまはお母さん想いのステキな娘さんです

§てんし様
。o@(・o・)@o。お下げ髪の女学生や勤めたばかりの女の子を連想します。お父さんはきっと家族を大事にしていた人だと思います♪

§なう60さま
赤ちゃんに笑ってもらうと、自分がスゴくいい人間になったような気持ちになります(笑)

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