第677号:恋しい人か変しい人か愛しい人か第679号:イメージソングは『LOVE IS ALL ~愛を聴かせて』でお願いします(*^^*)

2012年01月25日

第678号:遥かなる妄想のなかで…φ(..)

寒い…さむいぞ!!昨日のホール(店内)はちょっとアツいくらいだったのに、今日は冷えました…どうも出勤するマネージャーの体感温度でホールの温度が上下しているような…(-_-;)


仕事も終わる頃にお腹が落ち着きましたが、食事はダメでした…あったかいうどんとか食べたかったです。


さて妄想おとめ小説もどき、第二回をお届けいたします(((^^;) 本当はマコトくんと奥さんがメインの話のチョイ役のふたりだったのですが…どうぞ最終回までお付き合い下さい♪←ダラダラ続く場合はまだ不調なんだと思って下さいまし(´д`)



『愛しい人へ…』第2回


知り合ってから一年半ほどたった、もうすぐ11月というある日、昼休みにいつもの場所にユキはいなかった。トドロキはこのところ仕事が忙しく、ユキと顔をあわせて話をしていない。
(急な仕事でも押し付けられたかな?)と思ったが、社用で立ち寄った洋菓子店にユキと仲のよい女の子がいて「少し前から風邪気味だったんだけど、今日は早退したの」と教えてくれた。


日が暮れ始めた頃、彼はユキのアパートの玄関にいた。上着を羽織っているとはいえ、初めて見る彼女のパジャマ姿にトドロキは少しとまどい、視線をそらせた。しかし彼の戸惑いをユキは知らない。彼女は出来るだけ明るく振る舞うことを自分に課している。今日は大切な得意先の接待があると前々から聞いていたからだ。


「遅れるといけないからもう行って…今日でしょう?キシモト工業さんの。だから…ね?」
「ちゃんと寝てろよ。今日はちょっと抜けられないからもう来ないけど」
その言葉にユキは小さく笑った。彼が会社帰りに来たことはないし、休日もめったにこない。トドロキの家に上がらせてもらった回数の方が多いかもしれない。ユキのアパートに来て夕食を食べても必ず夜9時までに帰る彼の口癖は「女の子のひとり暮らしは危ないから、ユキちゃんも気をつけろよ」だったから。
「さっき薬を飲んだの。もうすぐ眠くなると思うから、おとなしく寝てる」
「鍵をかけてからだぞ。明日はもっと早い時間に来るから」
その口調は完全に保護者だったので、彼女も“はい”と返事をした。
トドロキの手がユキの頭をポンポンと叩いた。
「いってらっしゃい。……気をつけて…頑張ってね」
本当はもっと違う言葉を伝えたいのに…。
静かに手が離れる。扉が閉まり、靴音も次第に遠ざかっていく。ユキは軽く揺らした手を握りしめ、その場を離れた。


(わかっているでしょう?仕事だって…私はただの風邪で、いつもよりちょっと熱があるだけじゃない……)


何度か来た彼の指定席に座り、右腕をテーブルに投げ出す。その上に痛む頭をのせると、かすかな煙草の香りが彼女を包んだ。


ここに住み始めたばかりの頃は、風や雨、車の音、部屋の前から聞こえる話し声、ドアを叩く音、鍵の開閉音に靴音―すべてが怖かった。どの音も自分に向かってくるようで、落ち着かなかった。それでも…あの街に留まりたくはなかった。


壊れた恋の残像を見届ける勇気はない。あの人は今も私の街で暮らしているのだ。自分ではない女性と幸福な家庭を築いて…。何かと気づかってくれた叔母は年が開けると息子夫婦と暮らすため県外に引っ越していった。友だちができ、仕事を覚え、働くのが楽しくなり…怯えるだけだったさまざまな音を生活の一部として受け入れられるようになった。だが……。


(卒業して何年になると思うの…今までだってひとりで暮らしてきてひとりでなんでもやってきたじゃない…)


魔法は消えた。唇を噛んでも涙はこぼれる。鏡にうつる自分を励ましても笑顔はつくれない。壁にかけたコートを抱きしめても心は寒い。昨日まで平気だったことが、なぜ今日は耐えられないのだろう。



続くよんφ(..)




rohengram799 at 23:00│Comments(6) 愛しい人へ… 

この記事へのコメント

1. Posted by てんし   2012年01月26日 06:16
おはようございます

お身体の具合が少しよくなられたご様子、少し安心しました。

昨日からオスカーさんの小説を読ませていただいております。

先日芥川賞と直木賞の発表がありました。その中でも田中さんという人はユニークでアイロニーもあって、ああいう人の小説も読んでみる価値はあるかもしれないと思いました。

それでも読書量の豊富なオスカーさんの小説も中々面白いです。

出来たら是非芥川賞にでも出品してみてください。
2. Posted by なう60   2012年01月26日 07:53
おはようございます。
「出勤するマネージャーの体感温度でホールの温度が上下しているような」困ったことです。
「オスカーさんの小説を楽しく読んでいます。」
「昨日まで平気だったことが、なぜ今日は耐えられないのだろう」人って不思議ですね。続きを楽しみにしています。
3. Posted by まろゆーろ   2012年01月26日 21:08
少し良くなったご様子ですが、くれぐれも大事にして下さい。
無理が祟ってしまったのではと案じています。
休めるときはゆっくりと休んで体力回復に努めて下さい。

寒い日が続いていますね。九州も昼夜をたがわずに冷蔵庫の中みたいな感じです。
4. Posted by kazu   2012年01月26日 22:40
5
こんばんは!

体調早く復活しますように・・・。
5. Posted by Minorpoet   2012年01月26日 23:37
5 オスカーさん こんばんは♪

体調いかがでしょうか?まだまだ寒さが続きそうですので油断せずお気を付け下さい♪

「あれ?トドロキさんとユキさんの話?」でもこれも 「不倫」 ですかぁ~なーんてね☆
6. Posted by オスカー   2012年01月27日 19:26
§てんし様
文学賞もたくさんありますよね。私は藍川京先生が審査員を務める「団鬼六賞」作品くらいのアダルトドなセクシー路線に憧れています(笑)

§なう60様
ほんのちょっとの経験が妄想力を駆使するとこうなる!!の見本ですね(((^_^;)

§まろゆーろ様
春よこい、早くこい♪の毎日です。「恋」がやってきても嬉しいかも

§kazuさま
しゃべるのが億劫なので、ひたすらもくもくとモップかけしております

§Minorpoetさま
夢見る夢子さんなワタクシには「不倫は文化」になりません(^_^)/~~

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