2012年02月24日
第701号:そういう時代でありましたよ…(T-T)
梅の開花が遅れていて、梅祭りの開催時期が延期されているとか…今日は晴れですが明日はまた雨の予報、植物も混乱しているのではないかと思いますね(´д`)
梅といって次に思い出すのは桜ですね。という半ば無理矢理なツナギですが『雷桜』を読み終わりました。私、ずっと「カミナリサクラ」というタイトルだと思っていましたが「ライオウ」なんですね。カバーのフリガナをみて「アレ!?」…よかった、人に言わなくて!!でもライオウなんて相撲取りの雷電(ライデン)みたいでロマンチックじゃないし。
映画になったのは知っていますが、コレは映像ではなく漫画にした方が良い作品ではないかと思いました。特に桜を美しく描ける方がいいです。個人的には木原敏江さんに描いて欲しい~ラスト近くのお別れの場面はきっと素晴らしく美しく描いて下さるはず!
映画は誰を主人公にしたのか知りませんが、この時代だからこその人々の生きざまですね。今は亡き中島梓さまがドジさまのイラスト集に『木原敏江論文』なるものを書いていたのですが、その中にこんな文章がありました。
足利義満もまた世阿弥に対し、あくまで「たまたま将軍であり権力をもつところの一人の人間である。世阿弥は、「余を恨むか」と義満に問われるが、何もこたえない。(略)その無言につづくコマ―「そういう時代でありましたよ」(略)その中にあったからこそ、ルイはルイであり、義満は義満として生き、世阿弥は世阿弥として生きるだけのこと、それしかなかったのである。
※ルイとは『アンジェリク』という作品に出てくるルイ14世のこと
『雷桜』には幼い頃さらわれた娘、その家族や奉公先の殿様や家臣たち、隣接する藩との確執などいろんな出来事と人物が出てきますが、誰を主人公にしても物語が成立する「うまさ」があるなと思いました。それは決して技巧的ないやらしい意味ではなくて、登場人物が一人一人それぞれ「そういう時代」に生きたという実感が全編にあったからだと思います。個人的には、榎戸さまラブです(笑)
あと、角川文庫の中古本を購入したのですが、くにゃくにゃと丁度良いしなり具合で(笑)本自体が手に馴染み読みやすかったです!こういうのも嬉しいんですよ(^-^)v
梅といって次に思い出すのは桜ですね。という半ば無理矢理なツナギですが『雷桜』を読み終わりました。私、ずっと「カミナリサクラ」というタイトルだと思っていましたが「ライオウ」なんですね。カバーのフリガナをみて「アレ!?」…よかった、人に言わなくて!!でもライオウなんて相撲取りの雷電(ライデン)みたいでロマンチックじゃないし。
映画になったのは知っていますが、コレは映像ではなく漫画にした方が良い作品ではないかと思いました。特に桜を美しく描ける方がいいです。個人的には木原敏江さんに描いて欲しい~ラスト近くのお別れの場面はきっと素晴らしく美しく描いて下さるはず!
映画は誰を主人公にしたのか知りませんが、この時代だからこその人々の生きざまですね。今は亡き中島梓さまがドジさまのイラスト集に『木原敏江論文』なるものを書いていたのですが、その中にこんな文章がありました。
足利義満もまた世阿弥に対し、あくまで「たまたま将軍であり権力をもつところの一人の人間である。世阿弥は、「余を恨むか」と義満に問われるが、何もこたえない。(略)その無言につづくコマ―「そういう時代でありましたよ」(略)その中にあったからこそ、ルイはルイであり、義満は義満として生き、世阿弥は世阿弥として生きるだけのこと、それしかなかったのである。
※ルイとは『アンジェリク』という作品に出てくるルイ14世のこと
『雷桜』には幼い頃さらわれた娘、その家族や奉公先の殿様や家臣たち、隣接する藩との確執などいろんな出来事と人物が出てきますが、誰を主人公にしても物語が成立する「うまさ」があるなと思いました。それは決して技巧的ないやらしい意味ではなくて、登場人物が一人一人それぞれ「そういう時代」に生きたという実感が全編にあったからだと思います。個人的には、榎戸さまラブです(笑)
あと、角川文庫の中古本を購入したのですが、くにゃくにゃと丁度良いしなり具合で(笑)本自体が手に馴染み読みやすかったです!こういうのも嬉しいんですよ(^-^)v
コメント一欄
1. Posted by まろゆーろ 2012年02月24日 11:01
義満と世阿弥と言えば……、アレのアレですもんね。
天下の将軍と稀代の美少年のアレなんて恐れるものは何もなくて結構よい世界だったりして。
今週末は大分でも梅祭りが開催されますが、咲いてない!!
梅の花のない梅祭り、ちょっと寂しいかもしれないですね。
でもウグイスは啼き始めているんですよ。
天下の将軍と稀代の美少年のアレなんて恐れるものは何もなくて結構よい世界だったりして。
今週末は大分でも梅祭りが開催されますが、咲いてない!!
梅の花のない梅祭り、ちょっと寂しいかもしれないですね。
でもウグイスは啼き始めているんですよ。
2. Posted by 猫ムスメ 2012年02月24日 11:06
この間「うそかえ神事」で湯島天神に行きましたが、蕾膨らむどころか固~く閉じて雪まで積もってましたからね(^_^;) 去年までは暖冬で早かったのに、樹もビックリでしょう。
私は桜といえば「桜の下で逢いましょう」ですね。確か漫画と映画にもなっているはず
折原みとには小中学校でハマりました。あの幻想的で切ないラブストーリー、たまりません
私は桜といえば「桜の下で逢いましょう」ですね。確か漫画と映画にもなっているはず

折原みとには小中学校でハマりました。あの幻想的で切ないラブストーリー、たまりません

3. Posted by オスカー 2012年02月24日 14:46
§まろゆーろ様
『世阿弥』も読みましたが、壮絶な生涯だなぁという印象でした。室町時代は書きにくいと誰かが言っていましたが、その分想像は拡がるのかもしれないですね!
§猫ムスメ様
折原みとさんは多分私読んだことがないです!!乙女じゃないからかも~おやぢだし
桜の漢字も「櫻」の方が好きですね
『世阿弥』も読みましたが、壮絶な生涯だなぁという印象でした。室町時代は書きにくいと誰かが言っていましたが、その分想像は拡がるのかもしれないですね!
§猫ムスメ様
折原みとさんは多分私読んだことがないです!!乙女じゃないからかも~おやぢだし


4. Posted by Minorpoet 2012年02月24日 19:23
オスカーさん こんばんは♪
『雷桜』(ライオウ)ですか!思わず「ラオウ」に見えてしまい(笑)
少女漫画と言っていいのか、女性漫画と言っていいのか、「独特の世界観」がありますね!特に時代物は男性の「劇画」を越えたものがあると思います♪
木原敏江さんの作品も見た(立ち読み)覚えがあります☆ 特に室町時代の「美しさ」というは漫画の方がいいかも知れませんねぇ~
『雷桜』(ライオウ)ですか!思わず「ラオウ」に見えてしまい(笑)
少女漫画と言っていいのか、女性漫画と言っていいのか、「独特の世界観」がありますね!特に時代物は男性の「劇画」を越えたものがあると思います♪
木原敏江さんの作品も見た(立ち読み)覚えがあります☆ 特に室町時代の「美しさ」というは漫画の方がいいかも知れませんねぇ~
5. Posted by オスカー 2012年02月24日 20:34
§ Minorpoetさま
『雷桜』私もラオウさまをすぐ連想しました!!江戸時代の話ですが、会話に「…ずら」とかでてくると親近感が(笑)『いのちなりけり』もですが、時代物はいいですね!!
『雷桜』私もラオウさまをすぐ連想しました!!江戸時代の話ですが、会話に「…ずら」とかでてくると親近感が(笑)『いのちなりけり』もですが、時代物はいいですね!!
6. Posted by たいちゃ~ん 2012年02月24日 21:30

今年の梅の開花・・・どうなっているのでしょうか?
こちらの今朝の新聞にも、梅の名所のイベントを遅らせる~~~
なんてことが出ていました( ^^) _U~~
「雷桜」日本版『ロミオとジュリエット』と題した時代劇とか?
身分に違う恋愛・・・映画も漫画もヒットしたようですね(*^_^*)
7. Posted by オスカー 2012年02月24日 22:52
§たいちゃ~ん様
え~『ロミジュリ』じゃないだろ!!ってツッコミますね。安っぽい恋愛物語に仕上がっていそう…映画は見なくてよかった
え~『ロミジュリ』じゃないだろ!!ってツッコミますね。安っぽい恋愛物語に仕上がっていそう…映画は見なくてよかった
