今日は《こどもの日》ですね。スーパーのレジ横に「こどもの日カード」が売られていましたが、かぶとや鯉のぼりのカードで「コレは端午の節句カードでこどもの日カードじゃないだろ?」とひとりつぶやくオバサンなワタクシであります。


今朝のY新聞で小泉今日子ちゃんが谷川俊太郎さんの詩集の書評を書いていましたが《わかんない》という作品を教えてもらいました!!


わかんなくても
みかんがあるさ
ひとつおたべよ
めがさめる


わかんなくても
やかんがあるさ
ばんちゃいっぱい
ひとやすみ


わかんなくても
じかんがあるさ
いそがばまわれ
またあした


(自選 谷川俊太郎詩集より)



なんとなく「こどもの言い分」みたいだけれど、こどもじゃなくなった心にも響くぞぉ~♪気楽に行こうよ おれたちは あせってみたって同じこと~という歌が聞こえてきそうで、仕事の休憩時間に読むとホッとします。「ありがとう、いい(こころの)薬です」と言いたくなる言葉の力!!



さてさて…《角川文庫創刊35周年》ということで、本屋に置いてあった小冊子をもらってきたワタクシ(もちろんダダよ!)有川浩さんらのインタビューに「うんうん」とうなづき(読んでから見るか、見てから読むか…『図書館戦争』は見てから読みますわ!!)高野和明さんらのエッセイにも「うんうん、同感!!」なんてエラソ~に思ったりして(((^_^;)何人もの作家さんを知ることが出来て、読み物としてもお得で楽しい!中でも一番よかったのが辻村深月さんの『女子と文庫』というエッセイです。


OL時代、同期の飲み会で「好みのタイプ」の話になり男子のひとりが「本を読むのが似合う人」と言ったそうな~可愛いとか家庭的ではなくて。そして何年かして彼は結婚。彼の好みの女の子なのか、どうしても気になり(笑)二次会で初対面の新婦さんに「本は好きですか」ときいてみたそうです。彼女は「はい。読みかけのものがあったんですけど、鞄が小さかったので、文庫しか入らなくて……」


ふわふわのドレスの脇にある小さなバッグの中には書店のブックカバーのかかった文庫がいらっしゃる(゜□゜)自分の結婚式だけれど「式場で少し待ち時間があるかも」と思ったら「つい」いれてきてしまったそうな!いや~ん、なんてステキな花嫁さん!!いいなぁ~ウチの息子たちにもこんなお嫁さんを見つけてきて欲しいわぁ(^.^)


本好きな独身女子の皆さま!!この彼のように素晴らしい殿方とめぐり会ってシアワセになって下さいね。殿方はぜひ!楽しさ、優しさ、せつなさ…たくさんの気持ちを知っている本好き女子の皆さまをぜひ射止めて下さい!その日が早くきますように~おばちゃん、祈っております(*^^*)