2014年06月21日

慶雲便りNo.17:無花果ぶらり

『倖せはぶらりそんな初夏の午後』(寺嶋龍)


今日は『夏至』ですね~以前、夏至にはタコやらうどんを食べるという話を書いたことがありますが(スミマセン、半夏生でした!)愛知の方では無花果田楽を食べるとか。検索したら、結構たくさんの方が作ったり食べていたりしてちょっとビックリしました。その中の1つがコチラです。

http://www.ja-aichi.or.jp/engei/recipe/03_/000229.html


また奈良県では、半夏生の時に食べる『半夏生餅』がありました。タコとかうどん、無花果も関東ではあまり聞かないのですが(私が知らないだけ?)何かワケがあるのかしらん…この時期に採れる旬のものが少ないとか('_'?)

http://www.pref.nara.jp/24593.htm



さてさて、無花果ですが、浅く三裂するものは江戸時代に日本に移入された品種で、深く五裂して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来したもので、伝来当時は「蓬莱柿(ほうらいし)」「南蛮柿(なんばんがき)」「唐柿(とうがき)」などと呼ばれたそうです。柿は昔からあるので、似た果物だけど“異国っぽい”でこんなネーミングになったんでしょうか? しかしだんだん「柿」の字が「姉」に見えてきて困るんですが……そしてハクサイ(単に文字からのイメージ)・カボチャ・カキの着ぐるみ三姉妹の戦隊物を想像するワタクシ……いったい誰と何のために戦うというのか( ´△`)



妄想ふわりな夏至の午後、ついでにもうひとつ。「柿花火」という季語があります。冬空に葉が散った後なお実がたくさん残り、霜で赤らんだその姿がまるで真夏に打ち上げられた花火のように見える様を言うのだそうです。艶やかな着物姿の熟女がひとりで木の上から殿方を手招きし誘惑するのは、木守柿ならぬ木守姉だから、まぁヨシとして(;・ω・)旅人が薄明かるい月夜に道に迷い、花火のように見える赤い実をたくさんつけた木をたよりに進んでいったら、ぶら下がっていたのは柿ではなくたくさんの姉さまだったら……コワイ! でも柿の実でなくても食べまくる強者だったら(;゜∀゜)………それはそれでまた……来年もたくさん実がなるだろうから、めでたし!めでたし!!になるのだろーか(ー_ー;)



皆さまはおやぢの戯言にかまわず、健全な土曜日をお過ごし下さいね(゜o゜)\(-_-)










rohengram799 at 15:15コメント(6) |  

コメント一欄

1. Posted by ミューちゃん   2014年06月21日 17:13
5 オスカーさん、こんにちは
三重では毎年、夏至の日は、夫婦岩で無病息災を祈って男女とも”みそぎ”をするそうですね。今年は300人も集まって”みそぎ”をしたそうですよ…
2. Posted by なう60   2014年06月22日 08:39
おはようございます。
「葉は三裂または五裂掌状で互生する。日本では、浅く三裂するものは江戸時代に日本に移入された品種で、深く五裂して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来したもの」散歩時、確認してみます。
ちなみに、葉が3枚は、タイワンフウ5枚は、アメリカフウです。
3. Posted by 見張り員   2014年06月22日 10:53
こんにちは!
無花果と言えば、沢村貞子さんのエッセイに『家の便所のそばに無花果の樹があってその実が大変おいしかったのに父も兄弟も<そんなくせえところになった実が食えるか>と食べなかった』というくだりがあったのを思い出しました。

今年の夏至。何事も起きず過ぎて行きました――
4. Posted by オスカー   2014年06月23日 13:24
§ミューちゃん様
禊をしなくてもよい人間の方が少ないかも…ですね キャンドルナイトも各地であったみたいですが、小さいお子さんのいる家庭だとちょっとコワイですわ
5. Posted by オスカー   2014年06月23日 13:26
§なう60様
>タイワンフウとアメリカフウ
紅葉するとまたキレイな葉っぱですね~どこかで見かけているのかもしれないですね。
6. Posted by オスカー   2014年06月23日 13:30
§見張り員さま
コンビニで「夏の恵方巻」のチラシを見ました。夏至より先のイベントにみんな気持ちがいっているみたいですね。イチジクの入ったヨーグルトを毎日食べて元気にむし暑さを乗りきりたいです!

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