2014年12月20日

笑雲便りNo.21:美しすぎて…(; ̄ー ̄A

昨日は仕事でどっと疲れてしまい、早寝をしてしまい、更新をおやすみしてしまいました……とりあえずナントカは風邪をひかないで元気にしています。ニュースで爆弾低気圧による大雪被害を見聞きすると、ひとり暮らしや高齢者だけのお家はどんなに心細く不安かと思います。晴れても雪崩など心配ですし……被害が拡大しませんように。

さてさて、ワタクシは今日も本屋にお出掛け。スゴくあの本屋の売り上げに貢献していると思います! 前はペットコーナーにあった爬虫類の専門誌がなくなり、アクアリウム関係の美しい癒し系雑誌が並んでいました……やっぱり不評だったのかしら……私は立ち読みしてたけど(-o-;) かわりにというわけではありませんが『美しすぎるカブトムシ図鑑』をチラ見してきました。「KBT(カブトムシ)48がグラビア総登場!」(≧∇≦)この監修、写真撮影をされたのは「海パンカメラマン」で有名な野澤亘伸さんです。

迫力あるグラビアで紹介される48種はダイナステス編・カルコソーマ編・東南アジア編・南米編・日本編・アフリカ編・メガソマ編という分類上の属と地域ごとに紹介。迫力ある大型種や代表的な種だけでなく、ビロバヒロズノカブトなどマニアックな種まで紹介……幼虫が出てきたらイヤだったのですが、私が見た限り成虫のみで、真っ正面から見たカブトムシの瞳は真ん丸で黒くてつぶら……カマキリやトンボと目があったらすぐそらしちゃうけど、カブトくんとだったらいつまでも見つめあえるかもしれない(´∇`) なんとなくラブリーな「シャムゴホンヅノカブトムシ(成虫)」を(キライでなければ)ご覧下さい。

http://www1.kamakuranet.ne.jp/tsuki/photo-s_gohon.htm


昨日はドリアン助川さんの『多摩川物語』を読みました。「叫ぶ詩人の会」の人だという認識しかなかったのですが(この会もなんなのか知らない)表紙買いですな!


四宮義俊(しのみやよしとし)さんという方の装画で、土手のアザミとふたりの人物が風にふかれている様子がとてもノスタルジックなんです。四宮さんは台風前日に多摩川に行き、スケッチされたようです。

本の内容ですが、タイトル通り多摩川の岸辺の街に住む人たちを描いた8つの連作短編集です。農家に嫁ぎ、辛いことがあっても多摩川の遊歩道から夕陽を眺め「仕方ないよ」「許そうよ」とつぶやく雅代さんと猫の物語「黒猫のミーコ」もう最初からこれは反則でしょ~泣かされました(´;ω;`) 私が一番好きなのは、5番目の美術部員の雅之くんとホームレスのおじさんの物語「台風のあとで」……雅之くんの気持ちがせつなくてかなしくて、そして大人になっていっちゃうんだね……って。ミーコとこの話だけでも読んでほしい! やっぱりこういう話はポプラ文庫作品が一番いいなぁ。

この登場人物ひとりひとりを多摩川が見まもっている感じがするのは「○○さん」「△△くん」と登場人物を書いていて、やさしさを感じらるからかしらん……知らないところで誰かとつながっている、またがんばってみようかな、川の流れに沿って歩いてみようかな、と思うオススメの一冊です。


『多摩川に さらす手作り さらさらに 何そこの児の ここだ愛しき』

多摩川を詠んだ有名な恋歌ですね。「さら」す手織りの布ではないが、「さらさらに」どうしてあの娘が愛おしくてたまらないのだろう……布さらしの作業を行う女性を通勤途中(?)にでも毎日見つめているのかしら……それともオレの嫁さんは器量よしの働き者だ~もう大好きでたまらん!な気持ちですかね?(o^ O^)シ彡☆


♪美しすぎて君が恐い~ (笑) 野口五郎の「君が美しすぎて」を思い出した(実はこの最初しか知らない)♪土曜の昼下がり~(「雨」by三善英史)でした。 皆さまもお身体に気をつけてあたたかい出来事に出会えますように(´ー`)ノ




rohengram799 at 14:58コメント(10) | 空のお城図書館  

コメント一欄

1. Posted by ミューちゃん   2014年12月20日 16:39
5 オスカーさん、こんにちは
「叫ぶ詩人の会」はれっきとしたバンドですねテレビでドリアンさんが歌ってるところを観た事があるのですが筋肉少女帯みたいな曲を歌ってましたね(笑)

ジャポニカ学習帳の表紙が昆虫から花に変わったらしいですね。保護者からのクレームで、そうなったらしいけど…。こんな調子だと夏休みの宿題の定番の昆虫採集も無くなるのかな?
2. Posted by オスカー   2014年12月20日 22:10
§ミューちゃん様
ドリアン助川さんのはバンドでしたか(@_@)!
ジャポニカの話は私も聞きましたが、昔から「虫目愛ずる姫」の話もあるのになんだかなぁ…ですね。カブトムシの写真、構図も凝っていて大人の観賞用に一冊!って感じでした。
3. Posted by トリテン   2014年12月20日 22:21
多摩川といえば「岸辺のアルバム」を思い出します。
この時共演した国広富之と風吹ジュンが、この度の「パパとママの生きる理由」で、主人公の両親役を演じていました。
この俳優は誰だったかと名前が思い出せなくて、最後に配役名が出てやっと「国広富之」だった~、(~_~;)
頭の働きも鈍ってきて、人の名前が思い出せません。
オスカーさんは、本の登場人物の名前をそれぞれ覚えていますか?
読書量も多いので大変ですね

カブトムシの名前まで・・(笑)
カブトムシって、写真で見ると「栗」みたい(*^_^*)
4. Posted by 猫ムスメ   2014年12月21日 03:57
カブトムシ・クワガタには人一倍、思い入れがあります。山育ちなので夏休みはカブトムシ・クワガタと共に在りました。朝早く親とそこら辺の山に入り樹を蹴るとボトボト落ちて来て、素手で拾っては籠に入れ持ち帰った日々…(今は相当減ったらしい
たまに家の網戸にもたかっていたりしたので希少性は全く感じず「これが東京のデパートでは一匹1000円で売っている」と聞かされ「マジかよw」と思ったものです(-.-;)

ちなみにジャポニカ学習帳の表紙も当時はカブトムシ・クワガタでした。見たこともないような外国の大きなカブトムシが載っていて「かっけぇ~!」と胸ときめかせましたね(笑)。ジャポニカは表紙も学びの場でした
今は親・教師からの「気持ちが悪い」というクレームを受け昆虫の表紙は廃止になった…と聞き「なんて馬鹿なことを」と衝撃を受けました
5. Posted by なう60   2014年12月21日 08:11
おはようございます。
「タイ産 シャムゴホンヅノカブトムシ」高貴な気品があり王者の品格もありこんなカブトムシ、自然の中で見てみたいものです。朝から視野が広がりました。
6. Posted by オスカー   2014年12月21日 08:42
§トリテン様
本の登場人物の名前…マンガほど記憶していない、というよりほとんど覚えていない!ということに気づきました(--;)←だから記事にしておくのかも……本屋で気になったものはその場でケータイにメモ((φ( ̄ー ̄ )家に帰って検索します!
7. Posted by オスカー   2014年12月21日 08:45
§猫ムスメ様
私はどちらかというとクワガタ派でしたが、雑誌を見てカブトムシの方に揺らいできました(笑)
子どもたちを自然から遠ざけておいて、緑を増やせとかのびのび育てたいとか、おかしいですよね!!
8. Posted by オスカー   2014年12月21日 08:50
§なう60様
「わたしの知らない世界」(笑)が本屋さんにはいっぱいで……1日いたいですね。ウサギの雑誌も増えていて、こういうペットが人気なのか、と思ったりしています。
9. Posted by 見張り員   2014年12月21日 16:51
こんにちは
風邪なのかはたまたストレスのなせる技なのか?ずっと頭痛と熱っぽさにさいなまれておりますw。

多摩川と言うと、私の叔父一家がむかし大田区の多摩川がすぐそばに見える所に住んでいました。河川敷があってそこに幼かったいとこを連れて遊んだ思い出があります。

本屋さんっていいですよね!本の背表紙を眺めていると何か心豊かで幸せに感じます^^。
10. Posted by オスカー   2014年12月21日 17:03
§見張り員さま
今の時期は絵本をクリスマスプレゼントにする人が多いですね。同じ作品でも絵(画)により印象が違うので、大人向けにもなりますし。
1年の様々な疲れが出る時期です。どうぞご自愛下さいませ。

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