2015年01月15日

福雲便りNo.13:女ヒョウがTWO(´ 3`)

『女正月』という言葉があります。読み方は「おんなしょうがつ」だったり「めしょうがつ」だったり……。1月15日のことで、この日で正月のすべての行事が終了。この日は、女性たちが暮れのおせち料理作りから年始客の接待など、何かと忙しかった正月の疲れをとるための休息日とされています。近畿地方から西寄りの地域では、鯛やぶりのあらを煮込んで残り物を始末することから「骨正月」と呼ぶ地域もあるそうです。

また女正月の前夜、1月14日を「女の年取り」といって、この日の夕飯は男が作るという地方も…さらに15日の昼から晩にかけては男子禁制!!の「女の酒盛り」と呼ばれる酒宴をひらくところもあるそうですよ(≧∇≦) まぁそれだけ女性陣に負担がかかる(かかった)ということですね。


ところで酔っぱらいを「トラ」とか言いますが、なぜ「トラ」なのか? タイガーマスクになるわけでもあるまいし……とベタなことを書いてみる(;^_^A

「虎=酔っ払い」は江戸時代から使われているようです。理由は、四つ這いになって手のつけられない様を虎に例えたというものや、酒は「ささ」とも読むことから、酒を笹にかけて水墨画でよく見られる構図のように「笹の横には虎がいる」で虎を酔っ払いとしたとか、寅の刻(午前4時)まで飲むから……などいくつかの説がありました。女の酒盛りは昼から夜と時間が短い(?)ので大トラにはならないかしら?

女性の場合はトラではなくヒョウになってほしいかも……古代ローマでは「豹の息は芳香を持ち、動物たちはこれに魅了され、豹に狩られてしまう、と信じられていた」という話をどこかで読んだ記憶があるので……ヒョウの顔がドアップのシャツを着た大阪のおばちゃんではなく、しなやかなボディーの『美しき野獣』にならお持ち帰りされて身ぐるみ剥がされてもいいっ!!という殿方もいるのではないかと(^◇^)

ちなみにタイトルですが…「お坊さんがふたり歩いてきた。て和尚がツーでお正月」というくだらないことを思い出したので、女正月(めしょうがつ)から女豹にしてみました←こっちも同レベルな気がしますが(^。^;)

今日は冷たい雨の1日になりましたね。どうぞ皆さま、風邪などひきませんようにお気をつけ下さいませ。





rohengram799 at 17:16コメント(6) |  

コメント一欄

1. Posted by HyperChem   2015年01月16日 00:05
日常が戻ると、お正月が夢のできごとのように
思えます。年末の慌ただしさ、そして、新年を
静かに迎えつつも、いろんなおつきあいのあった
昔は女性には大変だったと思います。
トラは飲兵衛みたいに言われますが、寅年生まれ
でも、全然飲めないですσ(^^ゞ。
タイトルは、ナルホド…でした。ウマイ!
こちらは雪になっています。センター試験前なのに
大変です…。
2. Posted by なう60   2015年01月16日 07:50
おはようございます。
酔っぱらいを「トラ」とか言いますが、なぜ「トラ」なのか勉強の朝でした。「しなやかなボディーの『美しき野獣』」女ヒョウ皆さん歓迎ですね。
3. Posted by オスカー   2015年01月16日 10:02
§HyperChemさま
センター試験=雪というのがありますね。大変…!『芝居見に妻出してやる女正月』(志摩芳次郎)という句を現代の殿方が詠んだらボコボコにされそう……「出してやる」なんて言われたら「出ていきますね(* ̄▽ ̄)ノ~~ ♪」って感じ(笑)
4. Posted by オスカー   2015年01月16日 10:06
§なう60様
高村遊子さんの『女正月一升あけて泣きにけり』という句を知って、う~ん、苦労してるなぁ…とノンキなワタクシは思いました。1年分の涙を流すのかな……「酒と涙と正月と女」ですね。
5. Posted by 猫ムスメ   2015年01月16日 12:20
昔の女性は家族も多いし男はなんにもしないし大変だったでしょうね~ 今みたいに便利な家電も無かったですし。米ひとつ炊くのに一苦労なのですから、おせちなんて無理無理(-.-;) 昭和初期に生まれなくて良かったわ~と思ってます(笑)


今は便利になり、おせちもスーパーで買う人が多いでしょう。でも風習だけが残り「今日は女正月じゃ!」と堂々酒盛りしてるママ軍団がいそうですね(^_^;)
6. Posted by オスカー   2015年01月16日 15:18
§猫ムスメ様
「山の神」(駅伝ではない)が集まる酒盛り~想像したたげで殿方たちは震え上がりそうです(笑)
本当に今は便利になりました。都合よく行事やしきたりを解釈して商魂たくましく…の企業も増加しますね。

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