明日はバレンタインデーですね。なんか義理チョコを超えた(?)義務チョコなんてのもあるみたいですが……義理でも義務でも受け取ったらお返しを考えなくてはいけない殿方がいるかと思うと……お気の毒です。



さてさて、日本人って西洋のイベントとかにすぐ食いつきますが、一方で意味なく謙遜したりしますよね。今日のタイトルは漢字で「山妻」「豚児」と書きます。カンのよい方はおわかりですね、山妻は「山の神」などと同じく、妻を第三者に向けて紹介するときの謙称、へりくだった言い方です。なぜ妻と「山」とが結びつけられてきたのか? 


いろんな説があるようですが「山の神は不美人の女神」という説があるらしい……伝承では彼女の好物はオコゼということになっていることが多いらしく、これはオコゼが自分より不細工なので優越感に浸れて喜ぶからだと………おいおい、そこまで言うか?って感じですわ。そして、この話をわかっていてあえて使うダンナとかいたら……怒るよりもあきれてしまいそうです。


また私は聞いたことがないので、もう使う人もいないと思う「豚児」。これは「愚息」と同じ意味ですが、自分の息子をへりくだっていくらなんでも豚はないだろうって話です。「豚児犬子(とんじけんし)」という言葉もあり、豚の子や犬の子ということで、愚かな子どものたとえ。自分の息子を謙遜していう時などに使う。また、他人の子どもを卑しめていうこともある。出典は『三国志』のようですが、読んだことがないので(~_~;)



親バカすぎるのはほほえましさもありますが、あんまりひどい謙遜は人間性を疑ってしまいますね。



皆さま、どうぞ楽しい週末をお過ごし下さいませ。




*前の記事のお返事は明日になります。ごめんなさい。