2015年03月07日
咲雲便りNo.7:つむじダブル
《小路幸也が兄の視点、宮下奈都が妹の視点で描く、家族の「ひみつ」の物語》……こんなコピーに見事につられて(笑)『つむじダブル』を買って読みました。
『つむじダブル』
https://search.app/amDdbA1ytZyRxAUN9
小学生のまどかは、おじいちゃんの道場で柔道に励む、明るく元気な女の子。表紙イラストがあの方を連想してしまいました(((^_^;) 兄・由一は、バンドでプロを目指す高校生…のくせに年上と付き合っているし(^_^)-c<^_^;) 年の離れた仲のよい兄妹にはつむじがふたつ~お母さんは「つむじダブルは幸運の証」と子どもたちに話しています。ある日、まどかがひとりで留守番をしていると、ひとりの女性から電話がかかってきた。お母さんは知らないひとだと言うのだけど、なんとなく様子がおかしくて……ヒミツはなんなのか?はわりと早い段階で想像はつきますし、ラストはちょっと盛り込み過ぎな感じもしないではない……のですが(;^_^A 彼らの苗字・小宮は、ふたりの苗字から一字ずつ取ったもの。 毎月交互に書くことにしたようです。
ふたりの作家さんが書く一冊の物語というと『冷静と情熱のあいだ』辻仁成と江國香織の恋愛小説があったと思いますが、読んだことはないです。江國さんは『流しのしたの骨』が好きですが、辻さんはナルシーすぎて一冊読んだらいいや〜でしたわ。このふたりって私の中ではフワフワしてつかみどころがないというか、フリルやリボンの世界の人って感じがして、いまいち現実感がないというか……シャガールの絵画のイメージなのです←わかりにくいですね(;´д`)
話を戻しまして、この『つむじダブル』は、ある日「つむじがふたつあるので、ヘアスタイルが決まらない」と小路幸也さんがツイートしたところ、「私もつむじがふたつあるんです!」と宮下奈都さんが返しましたことが誕生のきっかけのようです。 その後「つむじダブルですね!」と宮下さんがつぶやいたところ、その語感を気に入った小路さんが「つむじダブルというタイトルで一緒に小説を書きませんか」と持ちかけたそう。
小さいころからお兄ちゃんが欲しかったという宮下さんが「かっこいいお兄ちゃんを書いてください!」とリクエストしたらしい~たしかに兄ちゃんはカッコよくて妹思いだけれど、そこが現実感が薄いかなぁ……兄や妹に幻想を抱いてはいけない( ̄▽ ̄;)
宮下さんは子どもから女の子に変わっていく様子を繊細に描いていて、うまいなぁ~と思いました。友だち同士で「バイバイ( ´∀`)/~~」を言い合う場面とか、別れたくなくて何回も言っちゃうけどキリがないから3回で終わりとか〜あった、あった、こういうの~!と懐かしかったです。
私は電話を切るタイミングを「いっせーのせっ! ガチャン!」と決めていたことがあります(笑)
『つむじまがりへそまがり』という絵本?があるみたいですが、どんな内容なのかしらん? つむじまがりはなんとなく屁理窟を言いまくり、へそまがりは素直じゃない天邪鬼って感じかな?
今日は7日で大安で土曜日~結婚式も多いでしょうか? 2倍、2倍のしあわせが皆さまに訪れますように(^◇^)
追加(2025/01/20)
つむじまがり へそまがり -新選創作童話10(角田光男/井口文秀・挿絵) / 苔花堂書店 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」 / 日本の古本屋 https://search.app/YSmX29f3ce8viimh8
『つむじダブル』
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小学生のまどかは、おじいちゃんの道場で柔道に励む、明るく元気な女の子。表紙イラストがあの方を連想してしまいました(((^_^;) 兄・由一は、バンドでプロを目指す高校生…のくせに年上と付き合っているし(^_^)-c<^_^;) 年の離れた仲のよい兄妹にはつむじがふたつ~お母さんは「つむじダブルは幸運の証」と子どもたちに話しています。ある日、まどかがひとりで留守番をしていると、ひとりの女性から電話がかかってきた。お母さんは知らないひとだと言うのだけど、なんとなく様子がおかしくて……ヒミツはなんなのか?はわりと早い段階で想像はつきますし、ラストはちょっと盛り込み過ぎな感じもしないではない……のですが(;^_^A 彼らの苗字・小宮は、ふたりの苗字から一字ずつ取ったもの。 毎月交互に書くことにしたようです。
ふたりの作家さんが書く一冊の物語というと『冷静と情熱のあいだ』辻仁成と江國香織の恋愛小説があったと思いますが、読んだことはないです。江國さんは『流しのしたの骨』が好きですが、辻さんはナルシーすぎて一冊読んだらいいや〜でしたわ。このふたりって私の中ではフワフワしてつかみどころがないというか、フリルやリボンの世界の人って感じがして、いまいち現実感がないというか……シャガールの絵画のイメージなのです←わかりにくいですね(;´д`)
話を戻しまして、この『つむじダブル』は、ある日「つむじがふたつあるので、ヘアスタイルが決まらない」と小路幸也さんがツイートしたところ、「私もつむじがふたつあるんです!」と宮下奈都さんが返しましたことが誕生のきっかけのようです。 その後「つむじダブルですね!」と宮下さんがつぶやいたところ、その語感を気に入った小路さんが「つむじダブルというタイトルで一緒に小説を書きませんか」と持ちかけたそう。
小さいころからお兄ちゃんが欲しかったという宮下さんが「かっこいいお兄ちゃんを書いてください!」とリクエストしたらしい~たしかに兄ちゃんはカッコよくて妹思いだけれど、そこが現実感が薄いかなぁ……兄や妹に幻想を抱いてはいけない( ̄▽ ̄;)
宮下さんは子どもから女の子に変わっていく様子を繊細に描いていて、うまいなぁ~と思いました。友だち同士で「バイバイ( ´∀`)/~~」を言い合う場面とか、別れたくなくて何回も言っちゃうけどキリがないから3回で終わりとか〜あった、あった、こういうの~!と懐かしかったです。
私は電話を切るタイミングを「いっせーのせっ! ガチャン!」と決めていたことがあります(笑)
『つむじまがりへそまがり』という絵本?があるみたいですが、どんな内容なのかしらん? つむじまがりはなんとなく屁理窟を言いまくり、へそまがりは素直じゃない天邪鬼って感じかな?
今日は7日で大安で土曜日~結婚式も多いでしょうか? 2倍、2倍のしあわせが皆さまに訪れますように(^◇^)
追加(2025/01/20)
つむじまがり へそまがり -新選創作童話10(角田光男/井口文秀・挿絵) / 苔花堂書店 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」 / 日本の古本屋 https://search.app/YSmX29f3ce8viimh8
コメント一欄
1. Posted by 猫ムスメ 2015年03月07日 20:41
そうそう、「冷静と情熱のあいだ」! 記憶が曖昧で失礼致しました(^_^;) やけにコジャレた小説でしたよね(読んでないけど)。映画化もされたのを覚えてます。
オスカーさんも辻仁成に対し私と同じ感情を抱いていると知り安心しました。それと江國香織の「流しのした…」! 実は私も江國作品であれが一番好きなんです! と言うか大学時代の彼(文学青年)に勧められ初めて読んだ江國作品があれだったという…(^。^;) ちょっとイタい思い出もあるけど良い作品だと思います(ちなみにその彼には就職した瞬間フラれました
)
江國さんてちょっと危うげな印象がありますよね。結婚されたと聞き「こういう人って結婚生活ダイジョウブなんだろうか」と余計な心配をしましたが離婚したという話は聞きません(笑) 以前エッセイに旦那様のことも書かれていたので上手く行ってるんでしょうね。きっと可愛らしい奥さんなんだろうなと思います
オスカーさんも辻仁成に対し私と同じ感情を抱いていると知り安心しました。それと江國香織の「流しのした…」! 実は私も江國作品であれが一番好きなんです! と言うか大学時代の彼(文学青年)に勧められ初めて読んだ江國作品があれだったという…(^。^;) ちょっとイタい思い出もあるけど良い作品だと思います(ちなみにその彼には就職した瞬間フラれました

江國さんてちょっと危うげな印象がありますよね。結婚されたと聞き「こういう人って結婚生活ダイジョウブなんだろうか」と余計な心配をしましたが離婚したという話は聞きません(笑) 以前エッセイに旦那様のことも書かれていたので上手く行ってるんでしょうね。きっと可愛らしい奥さんなんだろうなと思います

2. Posted by なう60 2015年03月08日 09:45
おはようございます。
2月に我が家に来た孫の帰宅時、妹孫は、車に乗るなり「ワア~」と泣いて姉孫曰く「帰りたくないの?」姉孫は、成長しましたが。高松の孫の所から帰宅時、姉孫は、見送りが辛いのか見送ってくれません。「いっせーのせっ! ガチャン!」」別れはそれが一番ですね。
2月に我が家に来た孫の帰宅時、妹孫は、車に乗るなり「ワア~」と泣いて姉孫曰く「帰りたくないの?」姉孫は、成長しましたが。高松の孫の所から帰宅時、姉孫は、見送りが辛いのか見送ってくれません。「いっせーのせっ! ガチャン!」」別れはそれが一番ですね。
3. Posted by オスカー 2015年03月08日 10:11
§猫ムスメ様
江國さんてフリフリの白いエプロンでお料理しているイメージです(笑) 辻さんはカッコだけシェフで腕は全く…なイメージ……あくまでイメージですが、息子さんはどんな大人になるのかちょっと気になります!
江國さんてフリフリの白いエプロンでお料理しているイメージです(笑) 辻さんはカッコだけシェフで腕は全く…なイメージ……あくまでイメージですが、息子さんはどんな大人になるのかちょっと気になります!
4. Posted by オスカー 2015年03月08日 10:14
§なう60様
「またね~!」の時にあまりにもアッサリもさみしいのですよね。昨日、下の子がちょっと帰ってきましたが私は仕事で入れ違い、お互いに「気をつけてね」で手を振りました(^◇^)
「またね~!」の時にあまりにもアッサリもさみしいのですよね。昨日、下の子がちょっと帰ってきましたが私は仕事で入れ違い、お互いに「気をつけてね」で手を振りました(^◇^)
5. Posted by のり 2015年03月09日 00:18
オスカーさん
私も「つむじダブル」を注文しました。
宮下奈都さんの「神さまたちの遊ぶ庭」を読んで、著者にひかれて、
「窓の向こうのガーシュウイン」と面白そうなエッセイの
「はじめからその話しをすればよかった」と注文しました。
宮下さんのツイッターでは、本がなかなか売れない!と
言っていましたが、こんなに面白い本を読む人が少ないのでしょうか?
私ひとりがフアンになっても駄目なのでしょうか?不安ですよね(苦笑)
のり
私も「つむじダブル」を注文しました。
宮下奈都さんの「神さまたちの遊ぶ庭」を読んで、著者にひかれて、
「窓の向こうのガーシュウイン」と面白そうなエッセイの
「はじめからその話しをすればよかった」と注文しました。
宮下さんのツイッターでは、本がなかなか売れない!と
言っていましたが、こんなに面白い本を読む人が少ないのでしょうか?
私ひとりがフアンになっても駄目なのでしょうか?不安ですよね(苦笑)
のり
6. Posted by オスカー 2015年03月09日 08:27
§のり様
宮下さんの作品は『よろこびの歌』とか好きです。女学生(笑)がたくさん出てくるので~というのは冗談ですが、少女の微妙な心の動きを描くのがうまい方だと思います。
本の楽しさをたくさんの人に知って実感してほしいですね~またブログで感想を読むのを楽しみにしています(´∇`)
宮下さんの作品は『よろこびの歌』とか好きです。女学生(笑)がたくさん出てくるので~というのは冗談ですが、少女の微妙な心の動きを描くのがうまい方だと思います。
本の楽しさをたくさんの人に知って実感してほしいですね~またブログで感想を読むのを楽しみにしています(´∇`)