2015年04月24日

桜雲便りNo.24:『花嫁』は……!

♪花嫁は夜汽車に乗って嫁いでゆくの~ そんな歌をうたいたくなる読後感が全くない、青山七恵さんの『花嫁』を読み終わりました。青山さんの作品は2、3作読んでいて積ん読本もあるのですが、コレが一番おもしろいかも。


20歳の大学生・若松麻紀は、眠れない時や寂しい時、兄さんのベッドに潜り込むという重度のブラコン。しかし若松家の長男である和俊が、婚約者を連れて来たことで、兄を愛する麻紀はパニックに!これが一話目で「うわぁ、なんて妹だよ(ー_ー;)」二話では兄目線になり、婚約者と出逢ったキッカケがわかります。そして彼女は父の妹の子どもで夏休みによく遊びに来ていた富子だった……富子の両親は離婚して姉妹は父親に引き取られていて、ずっと会っていなかったしスリムになっていた彼女に驚きと少々戸惑いの両親。腕利きの和菓子職人・父は、テレビに取り上げられたこともあり知名度も売り上げもアップして「大福御殿」と言われる自宅も建てて、家族でフランスに行ったり(もとは洋菓子を習っていた)素敵なお父さん!と思っていたら、年に一度だけ、家族に内緒で出かけて行く場所があり……逢い引きの相手は、店のお手伝いをしている弓子さんだったことがわかる三話目。そして夫を支えて繁盛する店を切り盛りし、子供二人を育て上げた母が花嫁に向けて書き出した一通の手紙が読める四話で、若松夫婦の思いもよらぬ過去、子供らの出生の秘密(これはなんとなく早い段階で予想できた)を読者も知ることになるのです。う~ん、愛って家族ってなんだろ?と考えてしまう作品でした。そしてまた「大福」が登場!! 塩豆大福を買ってしまいましたわ(笑)



ゴールデンウィークに結婚式というカップルも多いでしょうか? ウチの二男くんも6月ですか、初めて披露宴に招待されたようで「スーツを新調しないと」と言っていました。ついでに本人の予定をきいてみたのですが、相手がいないと……そうか(´;ω;`)


ダンナが「もし外国の人を嫁さんにしたいって言ったらどうする?」と突然私にきいてきたのですが、そういうケースも考えられますよね。日本語がある程度話せる人だといいな~とか漠然としたことは思いますが……。


息子もなんかまわりからいろんな情報とか愚痴を聞いているらしく「披露宴に招待する人をどこまでにするかとか考えるのがめんどくさいから、海外挙式とかしてもいい?」なんて言ってましたわ。確かに引き出物や衣裳より大変かも……相手の招待者数とのバランスとかもありますしね(~_~;)



そうそう、同じマンモス団地にすんでいて(棟は別)名字も同じふたりが結婚した話をきいたことがあります。新居もその団地だったような……結婚して姓も変わらず実家も近いというのは女性にはいいのかしらん?なんて思いました(^◇^)



若返って痩せて美しい姿になれるなら、自分の着たかったドレスをとっかえひっかえしてたくさん写真を撮りたいなぁ……と思いました(^。^;) 皆さま、ゴージャスでステキな週末になりますように(*´∀`)♪




rohengram799 at 08:45│Comments(10)空のお城図書館 

この記事へのコメント

1. Posted by 猫ムスメ   2015年04月24日 13:49
うわ~、なんかザワザワする小説ですね(゜∇゜)
特に妹が嫌だ。小姑一匹なんとやらといいますが、こんな妹がいる人の所には嫁ぎたくないです~
お父さんは…まぁ“月一回”じゃなく“年一回”ならいいんじゃない? と思ってしまいます(^_^;) その1日があるお陰で家族に優しく出来るから黙認してやろうよ…と思いますが、まぁ家族にしたらまた別なんでしょうね

オスカーさんの息子さんはきっと良いお嫁さんを連れてきてくれますよ! 私も親戚のおばさん的な気持ちで吉報を楽しみにしています(笑)
2. Posted by トリテン   2015年04月24日 14:42
「花嫁は夜汽車に乗って」は、ヒットした歌ですが、歌詞をよく読んだら、なんかもの悲しいですね。
祝福されない結婚で、「命かけた恋」が結ばれても、夜汽車で夜逃げみたい (^^ゞ

息子さんも、そろそろお友達が結婚する人が出始めたんですね。
オスカーさんもそのうち、花嫁の義母に (*^_^*)
長い長い手紙じゃなく、本をどっさり渡しそう(笑)
3. Posted by ミューちゃん   2015年04月24日 16:34
5 オスカーさん、こんにちは
僕の兄貴の嫁さんが外国人ですが、はっきり言って厳しいですよアジア圏内の人だったら、まだ良いと思うけど、それ以外の国の人だったら多分、日本に馴染むのに時間が掛かるでしょうねまぁ、大きな隔たりは、やっぱり”文化の違い”でしょうねそれが原因で夫婦喧嘩をする事が多々ありますからね
4. Posted by オスカー   2015年04月24日 17:36
§猫ムスメ様
妹のインパクトが強すぎて(家を出て二人で暮らそう!とか迫るし)他のことはよくある話だよね、で終わってしまいそうです~仮面夫婦ではなく愛情はあったんだね、多分…みたいな感じで。
ヒョロヒョロくんはうまく相手を見つけそうですが、オタ息子は……(-o-;)
5. Posted by オスカー   2015年04月24日 17:41
§トリテン様
昭和が色濃い歌詞ですよね~『瀬戸の花嫁』との違いを考えながら仕事してました!
母から生前に子どもたちにとすでにお祝いを預かっています~私には大金なので、本代に使い込む前に結婚してほしいです(笑)
6. Posted by オスカー   2015年04月24日 17:44
§ミューちゃん様
国際結婚を扱ったコミックエッセイも何冊か読みましたが、本当に大変ですよね。個人の趣味・習慣だとしても国の風習だと勘違いしてしまいそうですし……日本人同士だって県民性の違いがでますからね
7. Posted by のり   2015年04月25日 03:49
オスカーさん
私の息子は、一応、国際結婚になります(笑)
アメリカに住んで居ると私たちのように日本人同士で
結婚する方が珍しいくらいです(笑)
こちらでは、国際結婚は当たり前なので、国際結婚とは
言わないと思います、だから日本の婚姻届けの様に
結婚相手のことを外国人とは書きません?(苦笑)
こちらでは、婚姻届けのことをマレッジ・ライセンスと
言います、別に運転免許のように試験は受けません、
調理師免許のように技術も要りませんが、ライセンスと
言います?(笑)
こちらは、一般的にお嫁さんの側が結婚式費用を
出すようです、お婿さん側は、何もしません、結納金も
納めませんし(笑)ただし、お婿さんは、二人の新居を
確保しなければいけません、私の様に借金をして
結婚式、披露宴を行い、お嫁さんのアパートに
転がり込むのは、例外です、日本人式なのか?
こちら式なのか?はっきりしない結婚式でした(苦笑)
のり
8. Posted by なう60   2015年04月25日 07:35
おはようございます。
「海外挙式」の時代ですね。そして会費制の披露宴が通常の時代になりました。とはいえ、結婚式を挙げる人もあり、個性の時代、多様性の時代
です。仲人時代に育った私としては、「仲人」が懐かしくです。
9. Posted by オスカー   2015年04月25日 08:11
§のり様
ライセンスとは!! いい得ていますね(笑) ダンナさまになる人が家を探す、用意する…映画なんかで「ここが僕たちの家だよ♪」とか言うなぁ…と思いました。納得です。日本では新居も挙式も花嫁さんが…な気がします( ̄▽ ̄;)
10. Posted by オスカー   2015年04月25日 08:17
§なう60様
今は「仲人さん」という言葉を聞くことも少なくなりましたね。変わりにウェディングコーディネーターとか横文字が……ハデなゴンドラで登場!!とか披露宴も様々でしたね。芸能人もジミ婚になってちょっとつまらないかも(^^;)

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