2016年05月24日
香雲便りNo.26:なんでありま(で)すの?
「当たり前田のクラッカー」と同じ使い方(?)で「なんですか?」のかわりに「なんで有馬の人形筆」というのがあるらしい……「有馬の人形筆」ってナニ(´・ω・`)?
《日本最古の歴史書「古事記」には、奈良時代、三十六代孝徳天皇がお妃に御子がないのを嘆かれ、有馬温泉に逗留されたところ間もなく、めでたくご懐妊され、お生まれになったのが有間皇子であると記されています。
人形筆は、この故事にちなみ、室町時代に神戸の伊助という筆職人が創作したのが始まりとされ、古くから有馬の名物として、子宝授与の縁起物として作られてきました。》
赤ちゃんの髪の毛で筆を作るというのは聞いたことがありましたが、それ以前のお話(?)だったのか……!
http://www.arimahude.com/
二葉亭四迷の『余が言文一致の由來』とかいう本に、こんな記述があるようです。
「べらぼうめ、南瓜畑に落こちた凧ぢやあるめえし、乙うひつからんだことを云ひなさんな」とか、「井戸の釣瓶ぢやあるめえし、上げたり下げたりして貰ふめえぜえ」とか、「紙幟(のぼり)の鍾馗といふもめツけへした中揚底で折がわりい」とか、乃至は「腹は北山しぐれ」の、「何で有馬の人形筆」のといつた類で、いかにも下品であるが、併しポエチカルだ。
ポエチカル……poetical[po'εt kl]:非常に空想的な,詩の,詩的な,詩人の……という意味らしい。結構、西洋かぶれ(古い!)な人だったのかしら? 「いかにも下品」と言われると……こんな風に威勢よく切り返せるのは頭のよい証拠みたいに思えるけどなぁ。地口とか楽しいのに……関心がありましたらひつじ雲便り443:言葉遊びをお読み下さいませ。
おやじギャグではありませんが、新聞の「こどもの詩」にこんなカワイイ作品がありました。確かにそうだね~大事に長く使ってね(´∇`)
『新しい年度』
田中陽奈子ちゃん(保育園に通う4才)
あたらしい ねんどになるの?
ならないよ いままでとおなじ
粘土をつかうんだよ
《日本最古の歴史書「古事記」には、奈良時代、三十六代孝徳天皇がお妃に御子がないのを嘆かれ、有馬温泉に逗留されたところ間もなく、めでたくご懐妊され、お生まれになったのが有間皇子であると記されています。
人形筆は、この故事にちなみ、室町時代に神戸の伊助という筆職人が創作したのが始まりとされ、古くから有馬の名物として、子宝授与の縁起物として作られてきました。》
赤ちゃんの髪の毛で筆を作るというのは聞いたことがありましたが、それ以前のお話(?)だったのか……!
http://www.arimahude.com/
二葉亭四迷の『余が言文一致の由來』とかいう本に、こんな記述があるようです。
「べらぼうめ、南瓜畑に落こちた凧ぢやあるめえし、乙うひつからんだことを云ひなさんな」とか、「井戸の釣瓶ぢやあるめえし、上げたり下げたりして貰ふめえぜえ」とか、「紙幟(のぼり)の鍾馗といふもめツけへした中揚底で折がわりい」とか、乃至は「腹は北山しぐれ」の、「何で有馬の人形筆」のといつた類で、いかにも下品であるが、併しポエチカルだ。
ポエチカル……poetical[po'εt kl]:非常に空想的な,詩の,詩的な,詩人の……という意味らしい。結構、西洋かぶれ(古い!)な人だったのかしら? 「いかにも下品」と言われると……こんな風に威勢よく切り返せるのは頭のよい証拠みたいに思えるけどなぁ。地口とか楽しいのに……関心がありましたらひつじ雲便り443:言葉遊びをお読み下さいませ。
おやじギャグではありませんが、新聞の「こどもの詩」にこんなカワイイ作品がありました。確かにそうだね~大事に長く使ってね(´∇`)
『新しい年度』
田中陽奈子ちゃん(保育園に通う4才)
あたらしい ねんどになるの?
ならないよ いままでとおなじ
粘土をつかうんだよ
コメント一欄
1. Posted by 猫ムスメ 2016年05月25日 07:21
有馬にはお客様が沢山いますが、「人形筆」は初耳でした(^^; 今もそれなりに知られてるんですかね~。
満員電車の中、「あたらしいねんど」に激しく癒された朝です(笑)
満員電車の中、「あたらしいねんど」に激しく癒された朝です(笑)
2. Posted by オスカー 2016年05月25日 08:16
§猫ムスメ様
お疲れさまです!
有馬は温泉onlyのイメージだったので筆は意外でした。筆といえば硯ですが『星硯り』という句集があるようで、なんて素晴らしいタイトル!と思いました。
「あたらしいねんど」毎年コネコネしてどんな作品を作るのでしょうね~その姿を思い浮かべ、笑顔になります♪
お疲れさまです!
有馬は温泉onlyのイメージだったので筆は意外でした。筆といえば硯ですが『星硯り』という句集があるようで、なんて素晴らしいタイトル!と思いました。
「あたらしいねんど」毎年コネコネしてどんな作品を作るのでしょうね~その姿を思い浮かべ、笑顔になります♪