2017年02月10日

初花雲便りNo.8:如月の旅・目黒雅叙園③

目黒雅叙園での夢のように楽しい時間、一晩眠ったら、少しずつ現実に戻っていってしまいます(´;ω;`)


息子を見送り、部屋に戻ってワタクシもゆっくりお風呂タイム! ああ~ジャグジーは素晴らしいです~! 後から本を持ってお風呂に入ればよかった!と思いました。次はないかもしれないけれど、もし機会があったら優雅な風呂読を楽しみたいですね~1日部屋に閉じこもりでいいです!

今、書店で【今日は本を読もう。プレゼントキャンペーン】というのをやっていて、10万円相当の『本にまつわるあなたの「夢」を叶えます』や『一冊の本を読むためだけの旅(1泊2日ペア宿泊券)』とかあるのです。まぁそれなりの金額の本を買い、応募券を何枚か手に入れないとダメなのですが、こういう企画って嬉しいですわ(*^^*)



さてさて、一生分の美味しいお肉を食べた気がする(笑)翌朝も、お風呂を楽しみ、なんと2800円もする(これも宿泊費込み)朝食チケットを持ち、ブレックファーストブッフェへ。


案内のおねーさんたちがいて、テーブル席に。席番があるのは(私たちはちょうど100番。団体向けの場所も確保されていました。朝からビール🍻)卵料理を注文してから作り、運んでくれるかららしい。スクランブルエッグ、目玉焼き、オムレツなど。グリーンスムージーは有無を言わさず(笑)サービスで皆さんに一杯ずつ運ばれてきます。美味しかったです😆😆😆 ビジネスホテルの朝食バイキングや鬼怒川温泉の朝食バイキングしか知らない私は朝食も豪華だ!とニンマリ。普段はおむすび一個が朝ご飯、みたいなダンナさんもいろいろ選んで食べていました。ただ「なめこの味噌汁といったのにアサリが来たと残念がっていましたが。


チェックアウトは12時までとかなりゆっくり出来たのですが、お天気が悪くなるとのことだったので、10時にはお部屋からバイバイしました。名残惜しい、というよりも未練がましく何回も忘れ物がないか、あちこち確認しましたわ💦 あんなに出掛けることにブツブツ言っていたダンナさんも「帰りたくない~もう1泊したい~!」ですから(;゜∇゜)


そしてチェックインした時にもらっていた百段階段のお雛様を見学に向かいます。チケットを買うつもりでいたので、割引券ではなく招待券だったのは嬉しかったです♪


目黒雅叙園といえば、すぐ思い浮かぶ「百段階段」ですが、 これは通称で、かつての目黒雅叙園3号館にあたるそうです。昭和10(1935)年に建てられた、雅叙園で現存する唯一の木造建築。

「食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。 階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
“昭和の竜宮城”と呼ばれた目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。 最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。 平成21(2009)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。」


今は『九州の雛紀行Ⅱ』が開催中です。
「九州は地域ごとに有力な諸大名が集ったといわれる地域。本展では、平戸藩主・松浦家に嫁いだ松平定信の娘である蓁姫の古今雛と道具たち、そして杵築藩医佐野家の雛人形など、武家や旧家に伝わる貴重な逸品が登場する。また、筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門邸に飾られる日本最多級800体の座敷雛、天領として栄えた日田の「雛御殿」の雛人形、山の神への祈りを込め山を舞台に雛人形を飾る「雛山」といった九州の歴史と文化の重みを感じられる名品の数々が揃う。」
「大正時代を代表する女性歌人・柳原白蓮と、その腹心の友であり、「赤毛のアン」をはじめとする多くの海外文学を不朽の名訳で日本に紹介した翻訳者・村岡花子にゆかりのある作品も。本展では、通常非公開である柳原白蓮が愛した有職雛と、村岡花子ゆかりの雛人形と雛道具が特別公開。」


写真で見るとかなり明るいですが、実際のお部屋はかなり暗いです。昔のあかりはあんな感じだったのではないでしょうか? 実家を思い出す雰囲気でした。あくまで照明が、ですよ((^^;)
たくさんのお人形さんたちにお道具類。子どもたちの健やかな成長を願う気持ちがバリバリ伝わってきました。お金持ちはそれこそもう❗な気合いの入り具合です。当時の着物の生地なんだなぁ、と長い歴史を感じました。お雛様の中に大臣らしきオジサン3人があぐら姿で鍋を囲んでいるのもあって、面白いなぁと。天井の絵も季節感があり、父がいたら喜んだろうなぁと思いました。図録とか絶対買ったはず!


薩摩切子の親王飾りがあり(デザインでおひなさまだね、ってわかる、小さな置物ですね)美術オンチを自覚しているダンナさんですが「コレはいいね、欲しい」と言っていました。ショップで購入可能でしたが、5万近くしたような・・・。「江戸切子と何が違うのかな?」とダンナさんにきいてわかるはずもなく・・・で調べました。「江戸切子が透明・無色な硝子(透きガラス)に細工を施したものなのに対し、薩摩切子はより細かい細工(籠目紋内に魚子紋等)や色被せと呼ばれる表面に着色ガラス層をつけた生地を用いたものが多く、またホイールを用いた加工の有無が挙げられる。」そうです。江戸っ子はスッキリ、薩摩はガッツリというか、やはり西洋の影響が大きく現れているのでしょうか? 見比べても違いがわからない気がしますが、沖縄もガラス工芸のお店が多かったように思います。


あと「階段にひな人形がバーッと飾ってあるのかと思った」と言っていましたが、実は私もそう思っていたおバカさんです(´д`|||) 百段階段へのエレベーターは牡丹に獅子らしき意匠でした。もちろん、さわりました・・・ダンナさんの他に誰もいなかったので(笑)



小学生の作文よりもひどい、旅日記に連日お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。写真がなくてスミマセン💦 検索した方がキレイな写真をたくさん見られると思います。レストランもランチはそんなに高くない・・・かもしれないし、桜の季節にはもっと華やかでしょう。滝があるんですよ~鯉もいますし、ちょっと非日常を味わうには良いところですね。二男には本当に感謝です。



リアルで今回のようなゴージャスな非日常は当分味わえないと思うので、また本の中に旅をしに出掛けたいと思います♪(o・ω・)ノ))








rohengram799 at 00:30コメント(18)トラックバック(0)おやぢ散歩・お出掛け  

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コメント一覧

1. Posted by なう60   2017年02月10日 09:01
おはようございます。
ご主人と仲良く「リアルで今回のようなゴージャスな非日常」様子、雰囲気そしてオスカ-さんの「至福}の心境が伝わってきます。まだまだ、これから訪れるゴ-ジャスの一歩
と受け止めてます。またのゴ-ジャスな記事、楽しみに待ってます。
2. Posted by のざわ   2017年02月10日 09:27
オスカーさん、おはようございます。素敵な旅のレポを拝読しました。親孝行息子さんとの豪華な宿泊のたびでしたね。私はいったことのない場所ですが、贅を極めた建物や食事の洗練され具合がとてもよく分かります。いろいろな困難やマイナスの出来事がこんな晴れやかな一日で飛んでしまいますね。
3. Posted by トリテン   2017年02月10日 14:20
息子さんの嬉しいプレゼントで、目もおなかも胸もいっぱいになりましたね。
遠い土地の観光もいいけど、こうして近場の豪華ホテルに一泊というのも最高でしょう。
写真がなくてもその豪華さやお料理が見えるようでした。(*^^)v

私も「百段階段」にお雛様が並べられているのかと思いました。
先日、杵築の雛めぐりに行きたいという話が出ていたのに、重要なお雛様たちは東京出張中なんですね~
展示会場の照明が暗かったのは、古い衣装の照明焼けを防ぐためかもしれませんね。
フラッシュ禁止のところもありますから。

こんな非日常の別世界があればこそ、命の洗濯ができるというものですね。(^-^)/

4. Posted by ミューちゃん   2017年02月10日 16:54
5 オスカーさん、こんにちは
ホテルのチェックアウトって大体、朝の10時ぐらいが多いと思いますが、ちょっと早いんじゃないかて思う時があるんですよね雛人形に関しては、僕は男兄弟で育ったから、あまり生で見た事がないんですよねあとブログに写真を添付しようとすると結構、面倒臭いし、出来上がりを見たら可笑しな配置になったりするから、僕も、猫ちゃんの写真以外は載せないですね
5. Posted by まろゆーろ   2017年02月10日 20:34
こんばんは。
お名残惜しい雅叙園でしたね。優しい息子さんのおかげで早春の素敵な思い出ができてとても良かったですね。オスカーさんの喜色満面の姿が目に浮かびます。
あの豪華絢爛さはオスカーさんの妄想ではなかったでしょ(笑)

日田のひな祭り。友人宅が日田市隈で毎年雛段を公開しています。古い雛飾りですがとても趣きがあってなかなかなものです。
我が家は男だらけ。華やぎがありませんなあ。
6. Posted by KIRARI   2017年02月10日 21:10
オスカーさん、とても素敵なお時間を
過ごされたんですね♪(しかも息子さん
からのプレゼントなんて本当にステキ!!)

どんな所なのかネット検索して、少し
見てみましたが、まるで夢のような
世界にビックリ!!!
オスカーさんのお話で、まるでこちらまで
ご一緒したような気持ちになってしまいました。
どうもありがとうございました~♪(*^。^*)
7. Posted by オスカー   2017年02月11日 12:07
なう60様
一週間前がウソのような現実のバタバタに追われています~でも仕事も今月で11年目になるので(多分💦)また自力でいい夢を実現出来るように頑張ります!
8. Posted by オスカー   2017年02月11日 12:10
のざわ様
あれもこれもと欲張って書こうとすると、かえってダラダラになってしまい、文章を書くのは矢張難しいと思いました。今年はデンマークと国交150年ということで、美術展が開催中らしいですね。こちらにも行ってみたいです。
9. Posted by オスカー   2017年02月11日 12:16
トリトン様
確かに写真撮影は禁止でした。会場前の吊るし雛は撮影可だったのに、写真を撮らなかったことを今思い出しました😅 各部屋に説明をしてくれるおばさまがいたのですが、もうちょっと雑学的な知識が欲しいなぁ、などと質問をした時に思ってしまいました。
10. Posted by オスカー   2017年02月11日 12:21
ミューちゃん様
スマホにしてから写真がうまく撮れないし、ブログにアップなど全く出来ません。あと食事はなかなか写真を撮りにくいですね~個室なら別ですが。 チェックアウトが12時はいいなと私も思いました。ゆっくりしたい人もいますもんね。お掃除の人は忙しいと思いますが。
11. Posted by オスカー   2017年02月11日 12:25
まろゆーろ様
ダンナさんとではなく、二男と1泊すべきだったでしょうか(笑) 長男にも旅行いかない?時に誘ったらしいのですが、キッパリ拒否されたみたいです。旅の楽しさは若いうちもいいですが、今もゆっくり楽しめるものがあっていい時代です。九州にも早く上陸したいです😆
12. Posted by オスカー   2017年02月11日 12:30
KIRARIさま
パンフレットを見た時に本当にここに泊まるの?ウソでしょ?と何回も読んでサイトも何回も金額を確認してしまいました! こういう暮らしが当たり前になっちゃいけないんだよね、たまにだからいいんだよね、と二男と話をしました。一杯の美味しい珈琲をカフェで楽しむゆとりを持とうね😄と(笑)
13. Posted by 見張り員   2017年02月11日 13:12
こんにちは
「帰りたくない」ってお気持ちよ~~~くわかりますねw。非日常だからこそあと一日…って思うの当然ですよ。私もきっとそう思いますから。

私も旅行気分を味あわせていただきました!写真はなくても自分の頭で創造するという楽しみを味わいました。
そうそう、朝食ってなんだかすっごい楽しみなんですよね。私ももう10年ほど前甥っ子の結婚式で福岡のホテルに泊まった際、朝食がとても楽しみでした。

またもう一度と言わず二度三度、こういう楽しい思いができますように!
そしたらまた記事にして教えてくださいませね^^。
ホントに楽しい記事をありがとうございました。

寒さいつまでなんでしょうか(;´Д`)、どうぞ御身大切になさて下さいませね。
14. Posted by kazu   2017年02月11日 14:22
5 目黒雅叙園!
百段階段素敵ですよね~。私は假屋崎先生のお花の展示がやってた時に友達からチケットをいただき2度ほど行きましたが、建物がすごいですよね。
お食事などは利用したことがないですがトイレに行くとにちらりとレストラン見ました。
なんだかどこもすてきで・・・ラウンジですら敷居が高くては入れない感じでした。
雅叙園にご宿泊と聞き、お子様がご結婚された!?とはやとちりしてドキドキしながら過去にさかのぼり読ませていただきました(笑)
なんとも素敵な息子さん!と小さく拍手しながら読ませていただきました。
写真よりも文章で想像できるからいいのですよ・・・ほんといつか宿泊とかお食事とかでいってみたいです~。
15. Posted by オスカー   2017年02月11日 15:13
見張り員さま
今日の空はパステルカラーでなんとなく春が近くに来ている?と思いましたが、春の女神に惑わされているのかも(笑) 自宅に戻り浦島太郎ってこんなん気分なのかなとおもいました。 昨日は『かにみそ』という泣けるホラーを読み、ちょっと非日常を味わいました。蟹の生態に詳しい人、蟹が大好物な人にはすすめられない一冊でした!
16. Posted by オスカー   2017年02月11日 15:18
kazuさま
お久しぶりです! 私も假屋崎省吾さんのイメージがあり、そこだけクローズアップして考えていたので、いざ建物を見てビックリ!でした。 コーラ一杯800円の世界ですからね💦 今度はのんびり下町散歩をしたいです。足腰を鍛えねば‼(笑)
17. Posted by 猫ムスメ   2017年02月12日 07:46
「夢のように楽しかった時間」そうお母様に言わしめる息子さんは親孝行極まりないと思います(T . T)

一冊の本を読むためだけの旅…って超ステキですよね。「30冊の本を持ち10日間山奥の温泉にこもりたい」…これがここ数年の私の一番の夢の中です^_^;
18. Posted by オスカー   2017年02月12日 10:22
猫ムスメ様
昔は湯治とか年寄りくさい、あり得ない!なんて思っていましたが、今はもう長期滞在希望です~かかとのひび割れが痛くて最近は良く眠れないので、足湯しながら読書とかもしたい~仕事中、妄想ばかり広がります😅

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